訪問介護事業の4割以上が赤字経営です。ある調査では昨年倒産、休廃業、解散した訪問介護事業所は427件に上ります。
それなのに、訪問介護が報酬引き下げられたのはなぜでしょうか?
その理由は、性質の違う2つの事業を、同じ「訪問介護」とみなしたからです。

地域の利用者の一軒一軒を回っている事業所の収益は低く4割の事業所が赤字経営。
一方、一つの建物の中に完結している「サービス付き集合住宅や、集合住宅と関連付けた訪問介護事業所」は、一つの建物の中で介護が完結するので、移動距離が少なく効率よく収益を上げています。
その性質の違う2つの事業を、同じ「訪問介護」としみなしたために、一軒一軒を回る訪問介護事業は赤字なのに関わらず、訪問介護事業全体では、収益が上がっているとみなされ、報酬を引き下げられてしまいました。

効率の良い介護を展開する大規模事業所ではなく、地域に密着した地域ならではの訪問介護所が、地域介護の最後の砦と言われ、地域のお年寄りを守っているのが実情です。
厚労省は、実情を訴える声に対し処遇改善加算をしたと強調しますが、処遇改善加算はそもそもヘルパーの給与にしか充てられないため、事業所の経営の安定にはつながらないのです。

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Eテレ、ハートネットTV  特集
いま、介護を考える (1)
岐路に立つ在宅介護

初回放送日:2024年6月17日 NHKプラスでの見直しはhttps://www.nhk.jp/p/heart-net/ts/J89PNQQ4QW/episode/te/RQM18L7WPP/
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75歳以上の人口が2000万人を超えた、超高齢社会・日本。介護ニーズが拡大する一方、在宅介護が危機に瀕している。今年4月の介護報酬改定で、在宅介護の要である「訪問介護」の基本報酬が引き下げられたのだ。もともと人材不足や経営難にあえいでいた事業所には衝撃が走り、利用者からも不安の声が上がっている。「住み慣れた地域で自分らしく暮らす」という介護保険の理念はどこに行くのか。現場の声から考える。

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WAN共催 ケア社会をつくる会主催 アクションの動画 

【2022年 史上最悪の介護保険改定を許さない!! 連続アクション1〜4回+院内集会】
アクションの過去5回の動画はすべてごらんいただけます。
第 1 回 10/5~総論、利用者の原則 2 割負担とケアマネジメント有料化を中心に~
YouTube 配信 https://www.youtube.com/watch?v=s-7b8TvEPV0
第 2 回 10/19〜「要介護 1、2 の総合事業移行、福祉用具の買い取り」を中心に〜
YouTube 配信 https://youtu.be/MCf1HdjjtzY
第 3 回 11/3〜介護施設の職員配置基準を ICT で引き下げることはできない〜
Youtube 配信 https://youtu.be/dXL7N86l1_Q
第 4 回 11/10 訪問医療・看護の現場から〜介護がなければ在宅医療はできない!〜
YouTube 配信 https://youtu.be/E1Jj7tU0UUo
11 月 18 日院内集会&記者会見
YouTube 配信 https://www.youtube.com/watch?v=rFzkye0VJ60

【2023年 このままでは保険”詐欺“になる~介護保険は崖っぷち !! 】 
2023年11月21日(火)16:30~(オンライン中継)
YouTube 配信 https://www.youtube.com/watch?v=cWWnxk-OYNc&t=7789s

【2024年3月8日オンライン集会 崖っぷちから突き落とされる介護保険 ~これではもたない、在宅も施設も💢~】
2024年3月8日(オンライン中継)
YouTube 配信 https://www.youtube.com/watch?v=DDeBYv8a-aU&t=1s