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高齢期の選択はいのちの選択
高齢期の選択は、いのちの選択につながります。高齢期や退院後、一人暮らしは本当に無理なのか? この本の著者は、長年自立と共生のコミュニティつくりに関わってきた女性3人です。そしてこの本の企画は、母親の介護をしている編集者が、母親の退院後、医者に「一人暮らしの自宅に戻るのは無理」と宣言され、短時間でグループホームを決めざるをえなかった体験後、この疑問を3人の著者へぶつけることから始まりました。また現在50代の編集者は、奨学金の返済に42歳までかかったと言います。「気が付けば、親の介護や自分の高齢期が迫って来た」といいます。
この本では、誰でもが、自分が望む「自分らしい暮らし」を目指すために、今からできる準備を多くの具体例と共にアドバイスしています。「考え方」、「知識」の幅が、選択の幅を広げます。繰り返しますが、高齢期の選択はいのちの選択です。また、自立と共生の住まいづくりの原点と40年にわたる共生の住まいづくりの歴史も紹介させていただきました。
自分らしい高齢期を目指したい方に、おすすめの1冊です。
書名:私が選ぶ高齢期のすまい活
著者:近山恵子・櫛引順子・佐々木敏子
ページ数:220頁
刊行日:2025年1月23日
出版社:株式会社 彩流社
定価:2,420円(税込み)
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