2012.09.25 Tue
○サポートハウスじょむでは、女性のためのさまざまな参加型ワークを提供しています。
今年はNWECフォーラムに初参加。そこで行なったワークショップ「知って感じて私が変わるコミュニケーション〜ハラスメントの構造を理解する」について報告します。(【1】)
○また、じょむでは、女性のためのカウンセリングも行なっております。
「ハラスメント被害を受けてサポートを必要としている女性にカウンセリングを届けたい」という思いから、9月1日から30日まで実施している「ハラスメントに負けない!支え合い 100人キャンペーン」についてもお知らせします。(【2】)
【1】NWECフォーラム 「知って感じて私が変わるコミュニケーション〜ハラスメントの構造を理解する」(参加型ワークショップ)
日時:2012年8月25(土)15:30〜17:30
場所:国立女性教育会館
ファシリテーター:高山直子(サポートハウスじょむ カウンセラー)
当日は、全国の女性センターやNPOなど団体職員の方々など、定員ちょうどの20人が参加し、「ハラスメントの防止」が職場や地域での課題であることを実感しました。
はじめに、「ハラスメント判断チェック」で人それぞれ判断や感じ方が違うことを確認し、「ハラスメント」の本来の意味やさまざまなハラスメントについて説明があり、ハラスメントに関する基礎的な知識を補充しました。
次に、ハラスメントを理解するため、加害者チームと被害者チームに分かれてロールプレイを行い、被害者・加害者、それぞれの立場に立ったときの心理やハラスメントの構造を実体験しました。
最後に、「ハラスメントとコミュニケーションの違い」について小グループワークを行い「ハラスメントになりそうなリスクを下げるためのコミュニケーションのポイント」について共有しました。
<参加者の感想(公開をご了承いただいた方のみ)>
○気付かず自分が加害者になってしまう事があるのだな!と感じさせられました。ことばひとつの重さを大切に感じました。職場だけではなく、あらゆる場所でも気を付けたいと思います。ありがとうございました。
○ハラスメントのロールプレイを通して、言葉だけでなく、実体験模擬ができ、とても参考になりました。今までの自分の言葉・態度・接し方等で誰かにハラスメントをしたことがあったのではないかと考えさせられる場面もありました。相手の立場に立った言動を心がけようと思います。
○所属する組織の中でどう啓発につなげていけるかを模索したく、参加させて頂きました。加害者・被害者のロールプレイ、どう被害者に上司としてかかわっていくか自分の言葉で考えてみることが実際体感できて良かったです。
【2】ハラスメントに負けない!支え合い100人キャンペーン
〜ハラスメント被害や性暴力・性差別被害にあい、サポートを必要としている女性に、カウンセリング提供のご協力を!〜
近年、女性の非正規雇用や有期雇用の急増、成果主義が主流となって評価がつきまとう職場でのストレスが人間関係に影響し、ハラスメントに発展しているケースも少なくありません。
ハラスメント被害者の多くは休職や退職せざるをえず、うつや不安症、不眠症などの症状を訴える方が増えています。
サポートハウスじょむでは、そのような経済的にも不安を抱えている女性たちがカウンセリングを受けやすくするために、最大100人に、初回のカウンセリングを無料で提供するプロジェクト(※1)を実施したいと考えています。(※1:維持会員に申し込まれた方の新規カウンセリング料1回分に充当させていただきます。)
そのために、Give One(ギブワン※2)の協力を得て「ハラスメントに負けない!支え合い 100人キャンペーン」を実施しています。
(※2:Give One(ギブワン)とは、クレジットカード、ネット銀行、ペイジーで寄付ができるオンライン寄付サイトで、信頼できる団体やプロジェクトを独自に審査しています。
○期間:2012年9月1日から9月30日
○目標:一人3000円からのご寄付を100人分
<寄付の方法>
○GiveOne(ギブワン)のWEBサイトから、クレジットカード、ジャパンネット銀行、ペイジーでオンライン決済ができます。
(こちらから)
○郵便振替・銀行振込でもご寄付いただけます
郵便振替:00110-0-586019 名義:サポートハウスじょむ
銀行振込:ゆうちょ銀行(9900)019店 当座 0586019 名義:サポートハウスジョム
ハラスメントや性暴力・性差別被害を受けた女性が社会復帰を果たすため、支え合いにぜひご協力をお願いします。
(報告:特定非営利活動法人サポートハウスじょむ 事務局)
カテゴリー:サポートハウスじょむ