2015.10.11 Sun
第12回!女性史研究会交流のつどいのテーマは、「次世代に受け渡す女性史を~岩手(遠野・大槌・宮古)から~」です。
二日目(10/11・日)は大槌へ、バスで移動。プログラムは次のとおりです。
◇記念講演 小原麗子 『自分の生を編む』 ―おなご、そして戦争―
近現代史研究者:大門正克さん(横浜国立大学)
◇東日本大震災大槌の被災について:佐々木健さん
◇シンポジウム:3度の津波と戦中、戦後を語る
午前のプログラムはミニコミ図書館に「通信おなご」「別冊おなご」を収蔵してくださった小原さんの講演は残念ながら変更となり、近現代史研究家の大門正克さんによる「小原麗子『自分の生を編む』―「おなご」、そして「戦争」―」と題した記念講演でした。小原さんの客観的歴史的な位置づけについてを伺い、大変興味深かったです。その中で小原さんの活動である「おなご」については、WANで資料を見ることができる旨、ご紹介頂きました。
お昼休みの時間を利用し大槌町災害状況ガイドとして3.11の震災以降復興に携わった職員によるプレゼンが行われました。復興はまだまだこれからなんだなぁと思いました。
午後はシンポジウムは、3度の津波と戦中に艦砲射撃を体験した80~90代の女性3人のインタビューでした。それぞれ個人として人生を懸命に生きてこられた経験談は、とても含蓄に富み女性史のつどいにふさわしい内容を聞くことができました。最後は登壇者のおひとりの指導のもと、津波てんでんこを意味する「すたこら音頭」の手踊りを会場全員で踊り歌いました。
何しろトイレ休憩も取れないほど分刻みのスケジュールで、内容盛りだくさんでしたが、帰りのバスからは真っ赤な田園の夕焼けを眺めながら2日目を終えました。ユニークでとても考えさせられる企画を立てられた主催者に深く感謝します。
そして、明日はいよいよミニコミ図書館の参加する分科会があります。史料保存のメリットをお伝えしつつ、是非参加団体を増やしたいと思っています。その報告については、次回をお楽しみに。
D-WAN
金子、境、林、満田
D-WANメンバー奮闘記(その1・3)は下記サイトへ!
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