<理由その3>
「私の心をつかんで離さない国だった」
2015年8月にプライドパレードを見に、初めてオランダ・アムステルダムに行きました。
夏のオランダはカラッとさわやかな気候で、東京の5月のように過ごしやすいと思いました。
街は自転車とトラムが行きかっていました。私は自転車で街を巡るツアーに参加しました。1グループ8人くらいで、ガイドの男性が走る自転車についていきます。街の中心地からぐんぐんはなれて静かな運河沿いを通り過ぎ、また街へ戻ってきて大勢の観光客が行列している姿を遠くから眺めます。
最後は地元の人おススメのビアホールでビールを飲んで解散です。ツアーガイドの人にプライドパレードがよく見えるスポットを聞いたり、オランダ人の生活の様子を聞いたりして日本との違いに驚いたりワクワクしたりしました。
プライドパレード当日は、開始時間の2時間前から運河の周りに人々がやってきます。私もせっかくだからいい場所を取ろうと橋の最前列を陣取ってパレードの開始を待ちました。カラフルな色をまとった人たちがどんどん増えていく光景を見ているだけで楽しかったです。
パレードは想像以上にパワフルで華やかでクレイジーでした。開始とともに打ちあがった花吹雪で運河沿いの人たちもフロートの人たちも一体となりお祭りが始まりました。
アムステルダムでの滞在はほんの4日間でしたが、プライドパレードだけでなく、公園のフリーマーケットを見たり近代美術館のような図書館で過ごしたり、一人であちこち行きましたが孤独感をまったく感じませんでした。
移住の日はまだ決定していませんが、現地にいったら詳しく調べてみたいことがあります。
1. 子供の幸福度が世界ランキングで常にトップクラスなのはなぜか?
どうやら現地校は宿題がない、他者と比べられない、子供の人権が大切にされている、そこそこでOK,親も幸せなど日本とは真逆の文化があるようです。
そんな中、教育移住で日本から行った子供たちは実際オランダの学校生活や日常生活をどう感じているのか聞いてみたいです。そして親たちもどう感じているのでしょうか。
移住者から見たオランダ学校教育のメリット・デメリットなど当事者のお話を聞いてみたいです。
2. セクシャルマイノリティにフレンドリーな社会の内情は?
世界で最初に同性婚を開始した国でもあり、今ではゲイカップルの方が家を借りやすいそうです。ただしセクマイへの差別がないわけではないそうです。同性婚が成立して20年になる国でさえ、いまだにゲイ差別はあるようです。
現地のセクシャルマイノリティに実際にオランダに住むこと、同性婚をして子供を持ちながら生活することなどお話をお聞きしたいと思っています。
3. 安楽死法が施行されていることの人々の受け止め方。
安楽死については知識がほとんどないですが、死について考えるのは大事だと思います。
私も必ずいつか死ぬので、どう死ぬのか、いつ死ぬかを自分で選べるとはどういうことなのか、まずは現地でわかることから学んでみたいです。
4. マリファナが合法化されている社会の実態。
アムステルダムを観光したときに、あちこちでみた「Coffee shop」は大麻が吸えるカフェです。そこから副流煙が漂っているので、そのカフェに行かなくても街を歩いているだけでマリファナを受動喫煙しちゃうのがアムステルダムです。
そのせいか、アムステルダム滞在初日の夜にホテルのベッドに横になると突然20年以上前に起こった爆笑エピソードを思い出し、大声で笑ったのを覚えています。
マリファナパワーでしょうか。
現地の観光ガイドさんに聞いた話によると「マリファナは吸わない、だって珍しくないしいつでも吸えるから」といっていました。日本では犯罪のマリファナはオランダでどういう存在なのか気になります。
他にも気になることがあれば、どんどんリポートしていきます。
<オランダの参考本>
-紺野登著 『幸せな小国オランダの智慧 災害にも負けないイノベーション社会 』
-角橋 佐智子、角橋 徹也著 『オランダにみるほんとうの豊かさ-熟年オランダ留学日記』
-シャボット,ジャネット・アカネ著 『安楽死を選ぶ-オランダ・「よき死」の探検家たち』
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Sami
1973年生まれ。Feminist、非典型所属者。
群馬→東京→アメリカ・ノースカロライナ州→東京(いまここ)→オランダ移住予定
大事なもの:Freedom of Choice
座右の銘:実践あるのみ
猫と幸せに生きています。
自分の居心地のいい場所は自分で作ります。どうぞご一緒に
Sami Channel開設中:動画でも報告予定
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