ネコの出国(輸出)手続きは本当に大変でした。
まずは、ネコのマイクロチップ装着と狂犬病の予防接種が必要でした。
マイクロチップ装着は一瞬で終わるので、ネコの負担が少ないですが、狂犬病の予防接種は2回打つ必要がありました。
一度目の予防接種が終わると、動物病院の先生に「3-4週間後に2度目の接種に来てください。」と言われたので、
一回目の接種後29日くらいたってから2回目の予防接種を受けにいきました。
するとその数日後、動物病院から電話があり、
「狂犬病の2度目の予防接種は一度目の接種日から30日以降でないと抗体ができてない」といわれました。
私は内心、
「ではなぜそのことをハッキリいってくれなかったの?3-4週間後ときいたから、その辺りでいいのかと思ったよ!!」と思いましたが、
もう過去には戻れないので、黙ってその先を聞きました。
動物病院の方いわく「この場合、ネコがオランダにいってから半年は日本に帰国できない」とのことだったので、
オランダに行って半年後にネコが帰国する予定はなかったため「それなら大丈夫です。」と回答しました。
これからネコや犬を海外に連れて行く方は、
狂犬病の予防接種は、かならず1回目の接種後30日たってから、二度目の接種を受けてくださいね!
予防接種を進めている間に、
成田空港にある動物検疫所にもコンタクトしながらネコの輸出に関する手続きを進めていました。
このオンラインの入力システムがスムースに進まず、情報を入力してもエラーが出たりして、
地味に時間を要しました。
システム入力が完了し提出が終わっても、数日後に動物検疫所からメールがあり〇〇を修正してください、
などリクエストが何度かきました。
そのほかにEUフォームという、EUに動物を持ち込む際の書類もありました。
これはすべて英語で作成する必要があり、完成したらこれも動物検疫所へ事前に送付が必要でした。
ネコの種類や予防接種ワクチンの英語名など、普段なれない用語がたくさん出てきて
焦りと緊張の連続でした。
このEUフォームも動物検疫所の職員さんが確認してくれますので、
修正があれば、言われた通りにやれば大丈夫です。
こうして出国の3か月前から、ネコの輸出書類や動物病院から出してもらった健康診断書など準備し、
出国の前日には成田空港にある動物検疫所にネコを連れていきました。
ここではEUフォームの最終チェックとネコの健康診断がありました。
どちらも簡単なものでした。
すべて終わってやっと動物検疫所から正式な動物輸出書類が出されました。
これをオランダの入国審査官に出せばいいとのことで大切に持っていきました。
ネコの搭乗手続き、フライト中の様子などはブログに細かく書きましたので、
ご興味があれば読んでください。
https://ameblo.jp/jibungadaiji/entry-12708640236.html
12時間のフライトを終え、やっとオランダの入国審査まできました。
ネコの輸入書類をしっかり手にもって前に進むと、入国審査官に簡単な質問をされました。
そして「帰りの航空券見せて」と言われたので、Eチケットを携帯電話で見せました。
すると「わかった。いっていいよ」とすんなり入れてくれました。
私はホッとして、ゲートを出ようと思ったのですが、でもちょっと待てよと。
あの苦労して用意した動物輸入の書類は一瞬もチェックされませんでした。
結論からいって、ネコを日本から出国させるのには、あの分厚い出国許可が必要で、結構大変でした。
ただ、オランダにネコを入国させるのは、びっくりするほど簡単でした。
入国審査官に私の「ネコ」が見えていたのか心配になるほど
まったく、ネコの入国には触れられなかったのです。
拍子抜けするほど簡単なネコの入国でしたが、
オランダは動物にも寛容な国ですので、
この国で動物たちがどう過ごしているのかも、今後リポートしていきます。
今回も読んでいただき、ありがとうございました。

ネコが搭乗前に不安そうにしている様子。

飛行機の中ではキョロキョロしていました。

今回ステイしているAirbnbの部屋。アムステルダムの郊外。ホストファミリー宅の敷地内にある小さな一軒家。

ホストのJeroenさん。
パンを焼こうと思いオーブンの使い方を聞いたら、
なんでパンを焼くの?焼かなくてもこのまま食べられるよといって、
オランダ人が朝食でよく食べるチョコ粒をかけたパンの作り方を教えてくれました。
パンやバター、チョコやピーナツバターなども用意しておいてくれました。
とても親切な人。確かにスーパーホストでした。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Sami
1973年生まれ。Feminist、非典型所属者。
群馬→東京→アメリカ・ノースカロライナ州→東京→オランダ移住→家探し中(いまここ)
大事なもの:Freedom of Choice
座右の銘:実践あるのみ
猫と幸せに生きています。
自分の居心地のいい場所は自分で作ります。どうぞご一緒に。
ブログ: https://ameblo.jp/jibungadaiji 日常のことを更新中。
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