家族、ケア、フェミニズム
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<書評>上野千鶴子著・チョウスンミ訳『ケアの社会学』<韓国語版> ◆池恩叔(ソウル大 比較文化研究所学術教授)
2025.01.07 Tue
よいケアはどのように可能なのか 日本を代表する社会学者であり女性学者の上野千鶴子の『ケアの社会学:当事者主権の福祉社会へ』(2011、趙スンミ・李へジン・孔ヨンジュ訳)が日本で刊行された年、私は東京で、父母を介護中の非婚者たちに関する現地調査をしていた。本を読んでいるとまれに著者に対する心の境界が解除され脳が連結されたような経験をする…
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【女の深読み「てるてるRC」通信】 酒井順子・著『家族終了』 ◆下野道代
2024.12.12 Thu
<てるてる Reading Circleとは?> 2012 年に女性学(「女性の女性のための女性による学問」)の第一人者である故井上輝子先生が和光大学を定年退職後「木曜研究会 」をスタート。2014年度に「GF読書会」と名称変更し、WANサイトの女性学講座コーナーに半期ごとの活動報告を掲載。2021年に井上先生が逝去された後は「てるてる…
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ベティ・フリーダン・著/荻野美穂・訳『女らしさの神話』上・下 ◆荻野美穂
2024.09.30 Mon
フリーダンの『女らしさの神話』新訳を出版しました ベティ・フリーダンのこの著作は、20世紀後半、アメリカでの第2波フェミニズムの発火点となったと言われる世界的に有名な本です。 日本では出版後間もない1965年に、『新しい女性の創造』(三浦冨美子訳、大和書房)のタイトルで邦訳が出され、その後増補版や改訂版も出ましたが、それらはすべて原…
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信田さよ子・著『家族と厄災』 ◆生きのびるブックス 篠田里香
2023.10.21 Sat
信田さよ子さんに、「非常事態と家族」というテーマで本を書いてほしいと思い立ったのは、2020年の春でした。未知のウィルスにおびえ誰もが右往左往していた頃、湯舟につかっていて唐突にひらめいたテーマでした。 まずは弊社ウェブでの連載をお願いすることになったのですが、これほど「非常事態」が長く続くとは予想もしていませんでした。コロナ禍の変遷…
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2020シンポシリーズ③『明日は生きてないかもしれない‥‥‥という自由』(田中美津著) ◆評者 石川優実
2020.04.23 Thu
<女の本屋より>2020年5月16日、立教大学主催・WAN共催のシンポジウム「フェミニズムが変えたこと、変えなかったこと、そしてこれから変えること」が開催されるはずでしたが、新型コロナの感染拡大によって、延期となってしまいました。(延期のお知らせはこちらから。) すでにお申し込みも350名ほどいただいており、大変残念ですが、ここ「女の…
タグ:非婚・結婚・離婚 / 本 / 家族 / 家族、ケア、フェミニズム / 多様な家族
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2020シンポシリーズ②『家族終了』(酒井順子)――〝普通″じゃなくても大丈夫、新しい家族のあり方に希望が持てる本 ◆評者・渡邉愛里
2020.04.17 Fri
<女の本屋より>2020年5月16日、立教大学主催・WAN共催のシンポジウム「フェミニズムが変えたこと、変えなかったこと、そしてこれから変えること」が開催されるはずでしたが、新型コロナの感染拡大によって、延期となってしまいました。(延期のお知らせはこちらから。) すでにお申し込みも350名ほどいただいており、大変残念ですが、ここ「女の…
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