お助け情報

お助けWANは、女性のこころと健康、仕事、法律の相談室です。このコーナーの担当者・回答者はいずれも、女性の心と健康、仕事など、暮らしに寄り添ってきた専門家です。どうぞ、安心してご相談ください。一人の悩みは、同じ悩みを抱える女性たちへとつながります。

キャリア

相談2 女性の抱える問題について語り合える場を作りたいのですが

2011.08.31 Wed

大学卒業後、専門を生かした分野で公務員として10年務めました。結婚後はいろいろな事情があり専業主婦となりました。 家庭優先の意識で語学などの勉強を続け、鍼灸師の資格取得後はアルバイトとして勤めました。 両親の介護、子どもの病気、夫の転勤などの事情の中、仕事は出来る範囲で続けて参りました。前橋に引っ越して2年半になりますが、認知症で亡くなった母や友人、自分自身の生き方を思うとき、女性の問題について声を出さなければいけないという問題意識が強くなりました。女性の抱える問題について女性自身が語り合える環境を作りたいと思い企画を立てました。
しかしながら地域での活動を始めるにはまだ知り合いも少なく、行政機関や友人に企画の内容や思いを話してみますが一緒に活動をしようというところまでには至りません。ネット上での活動も考えますが、WANのような素晴らしい場が提供される今、やはりお互いが触れ合う中から生まれる力を信じて活動したいという思いが消せません。何のしばりもなく個人の立場から地域の中で自由に語り合い、その次の活動にまで広げてゆくには更にどのように活動するべきかアドバイスをいただけましたら有り難いです。

回答

相談2 回答

「女性の抱える問題について女性自身が語り合える環境を作りたい」 素晴らしいですね!
でも、その具体的な方法についてはまだ試行錯誤の状態でしょうか。でも、あなたの場合、鍼灸師というお仕事をひとつの「核」として、色々な方とつながれる可能性をお持ちのように思います。まずは「身体の声を聞く」「身体をいたわる」などのテーマで女性が集まりやすい「場」を企画されてはいかがでしょうか?場所の確保は地域の女性センターや公民館などを利用されると、費用的にも負担が少ないですし、社会教育主事さんや行政の担当者ともコネクションが作れます。
最初は小さな規模で始めて、少しずつ協力してくれる人が増えていけばいずれは立派な活動グループに育つことでしょう。そのためにはやはりネットでの広報も必要です。ご自身でホームページを作成されるか、お知り合いや友人などでITスキルをお持ちの方に協力していただくか、いずれも方法でもいいと思いますが、情報発信と活動の信頼性の獲得という2つの意味からもホームページを開設されることをお勧めします。そのうえでWANにもイベントなどの情報を提供して頂ければ、多くの方に伝えることも可能になります。また、ネット以外でもあなたの活動や考えを伝えるためのツール(例えばA4版三つ折りのパンフレットなど)も用意するといいですね。
とにかく小さな一歩でもいいのです。あなたは「人とつながる」ということにおいては、とても有利な立ち位置におられることを知ってください。「国家資格を持つ専門家」という立場を有効に活用して情報の発信や交流を続けていけば、きっと出会いたい人とつながれると思います。

回答者プロフィール

福沢恵子

現在は担当しておられません。