〈報告会〉日韓フォーラム International Forum
「日韓女性映画産業従事者の声を聞く:日本と韓国の映画製作労働環境と動向」
Voices of Women Film Workers:Labor Environment and Film Production of Japan and South Korea
(2023年12月に京都大学で開催された国際フォーラムの振り返りの会です)
時間: 2024/02/22 (木) 19:00 - 21:30 JST
申し込み:https://awj6.peatix.com/
主催者:一般社団法人日本芸能従事者協会
主催者URL:https://artsworkers.jp/
〈背景〉
2023年12月に京都大学社会学研究室は、日韓の女性映画産業従事者や映画産業の専門家を京都に招聘し、それぞれの労働環境やジェンダー問題の実態と問題の日韓比較をすることで、問題解決のヒントを探るフォーラムを開催しました。
〈内容〉
フォーラムから2ヶ月経った今、京都で親交を深めた登壇者がオンラインで参集し、再度報告しながら意見交換をいたします。言語は日本語を予定しています。
〈報告者〉(報告順)
金秀玹(京都大学)
ミツヨ・ワダ・マルシアーノ(京都大学大学院文学研究科教授。国際文化越境専攻ディレクター)
福間美由紀 (映画プロデューサー)
萬代有香 (撮影監督)
イ・ソンヨン/마시로 유카 촬영 (撮影監督/ 이선영 촬영감독)-調整中-
近藤香南子 (スタッフマネージャー)
森崎めぐみ(俳優・一般社団法人日本芸能従事者協会代表理事)
ジョン・ジュリ/정주리 (映画監督/감독)
キム・ヨン/김영 (釜山大学社会学教授/ 교수):ご欠席のため資料代読
染 仁寶(岩手大学准教授)
〈コメント〉
坪井ひろ子(EU/UNESCO文化的表現の多様性の保護及び促進に関する条約エキスパートファシリティ・メンバー)
上野千鶴子(認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長)
シンポジウム掲載記事
朝日新聞 t e l l i n g , Gender#21
「女性だからか?実力の問題なのか? 女性の働きづらさを映画界から考えた」
文・写真:伊藤恵里奈 2023/12/27
登壇者プロフィール
◯金秀玹/Suhyon Kim
京都大学文学研究科に社会学を専攻し、2024年3月博士号を取得予定。2004年から韓国で釜山国際映画祭、ソウル国際女性映画祭、ソウル国際シニア映画祭、全州国際映画祭でコーディネーターとして活動し、韓国映画振興委員会での研究員として務める。韓中共同製作映画『第三の愛』のアソシエートプロデューサー歴任。東アジアにおける国際映画共同製作、映画産業における女性の労働、文化政策と産業に焦点を当てる研究活動。研究論文は『Korea Journal』と『Journal of Asian Sociology』に掲載。
◯ミツヨ・ワダ・マルシアーノ/Mitsuyo Wada-Marciano
京都大学大学院文学研究科教授。国際文化越境専攻ディレクター。
専門:日本映画とメディア文化、東アジア映画、ドキュメンタリー映画、クィア理論、映像アーカイブ研究など。出版:『NO NUKES:〈ポスト3・11〉映画の力・アートの力』(名古屋大学出版会, 2021)、Japanese Filmmakers in Wake of Fukushima: Perspectives on Nuclear Disasters (Amsterdam University Press, 2023)など。
◯福間美由紀/Miyuki Fukuma
プロデューサー。2005年映像制作会社に所属、是枝裕和・ 西川美和監督作品を中心に映画事業を担当。出産を経て、2014 年企画制作会社「分福」の立ち上げから参加。 プロデューサーとして、是枝裕和監督『真実』(フランス・日本) 、『ベイビー・ブローカー』(韓国)、石川慶・ 早川千絵監督らが参加したオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』(日本・香港) など国際共同製作作品を多く手掛ける。近年、 国内外で映像業界の人材育成事業に参画。
◯萬代有香/Yuka Mashiro
撮影監督
東京出身。成蹊大学文学部卒業後、毎日映画社 制作部演出課に配属。3年間、「皇室アルバム」「相模原市広報番組」などを制作。退職後、ニューヨークに渡り、撮影部を始める。学生映画、インディペンデント映画で撮影、撮影助手として4年間携わる。帰国後、フリーランスの撮影助手として、日本映画、TVドラマ、CM,MVなど様々な撮影に携わる。近年は、劇映画、TVドラマのBカメラに携わるとともに、自主短編映画、MVなどの撮影監督を行なっている。
◯近藤香南子/Kanako Kondo
スタッフマネージャー
映画の現場で助監督として働いたのち、出産を機に離職、子育てを経て現在は撮影スタッフのマネージャーとして映画業界に携わる。映像フリーランスの働き方改善についてnoteコラム等で発信中。
◯森崎めぐみ/Megumi Morisaki
俳優。一般社団法人日本芸能従事者協会代表理事。全国芸能従事者労災保険センター理事長。共立女子大学非常勤講師。
映画「人間交差点」主演デビュー。黒沢清、是枝裕和などの監督作品に出演。TV「暴れん坊将軍」「相棒」舞台「必殺仕事人」など多数出演。代表作映画「CHARON」主演。主な著書に日本法令「フリーランスの働き方と法 実態と課題解決の方向性」(鎌田耕一・長谷川聡編)論文収録。2022年公益財団法人パブリックリソース財団「女性リーダー」受賞。文化庁「文化芸術分野の適正な契約関係構築に向けた検討会議」委員
〇坪井ひろ子/Hiroko Tsuboi-Friedman
EU/UNESCO文化的表現の多様性の保護及び促進に関する条約エキスパートファシリティ・メンバー
トランスディシプリナリーなバックグラウンドとアプローチで同条約および芸術家の地位に関する勧告の促進・実施やコンサルティング等に国内外で従事。Culture All Nippon(CAN)共同呼び掛け人。The International Federation of Coalitions for Cultural Diversity(IFCCD)、Civil Society Forum 等、様々な組織やネットワークで活動
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https://artsworkers.jp/podcast/ https://podcasters.spotify.com/pod/show/artsworkers03
こちらのポッドャスト/芸術・芸能業界の安全衛生 啓発番組
“耳で聴く安全衛生”ArtsWorkersTalkLabo♪
ポッドキャスト配信もあります。
#10Guest:上野千鶴子(認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長)上野千鶴子さんと考える「どうなる?2024年の芸能界」芸術・芸能分野の過労死白書から