2024年10月31日、 シンポジウム「地域からジェンダー平等を2024 ~ 都道府県版ジェンダー・ギャップ指数をてこに」が開催されました(主催:共同通信社)。
今年は未来を左右する「教育」の格差解消を話し合いました。
(2022年、23年開催のシンポジウムはhttps://www.youtube.com/@gendergapから視聴できます)
日本には、四年制大学進学率や、学校の管理職登用にジェンダー格差があるのに加え、地域格差も歴然と存在します。
地方で生まれ育つ女性は、性別と地域の「二重の格差」の影響を受けている、ということです。
シンポジウムには、ジェンダーや教育研究の第一人者、地方出身の現役東大生、理系を志す女子中高生の支援団体代表、東京で学びキャリアを積んでUターンした女性など、多彩な登壇者をお招きし、とても充実した議論になりました。
このほどYouTubeでアーカイブ動画の公開を始めました。
ぜひご覧ください。
学びたいと願う子どもが、性別や、生まれた場所にかかわらず、望む教育を受けられる社会を、私たちはどうすれば実現できるのか。
個人的には、シンポの中で大崎麻子さんがおっしゃった、「ジェンダー平等とは、男女が等しく権利と機会を得て、責任を分かち合い、意思決定に参画できる状態」であり、その基盤は、女性が自分の人生を自己決定しながら生きる力だとの言葉に深く共感しました。
教育のジェンダー平等を実現しなければ、女性のリーダーは育たないし、「誰もが対等な社会」を目指す男性たちも育たない。
そんな思いを強くした一日でした。
皆さんと思いを共有できたら幸いです。
【パネリスト】
大崎 麻子 氏/Gender Action Platform理事
河野 銀子 氏/九州大学男女共同参画推進室 教授
石倉 秀明 氏/山田進太郎D&I財団常務理事COO
細川 志織 氏/デリカウイング 管理本部経営企画部教育担当室長
川﨑 莉音 氏/#YourChoiceProject代表、現役東大生
【ビデオメッセージ】
三浦 まり 氏/上智大学法学部教授、「地域からジェンダー平等研究会」主査
【モデレーター】
山脇 絵里子/共同通信社 編集局次長

https://digital.kyodonews.jp/gender2024より
■都道府県版ジェンダーギャップ指数とは…
地域ごとの男女平等度合いを可視化するため、共同通信と加盟する各メディアが毎年国際女性デーに報じているデータです。(算出主体は「地域からジェンダー平等研究会」)
日本地図から各都道府県の男女平等度合いが一覧できる特設サイト(2024グッドデザイン賞を受賞しました!)はこちら↓。
https://digital.kyodonews.jp/gender2024
指数をより詳しく知りたい方は、岩波ブックレット「データから読む 都道府県別ジェンダー・ギャップ あなたのまちの男女平等度は?」(共同通信社会部ジェンダー取材班 編)をご覧ください。
https://www.iwanami.co.jp/book/b64801
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