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思いこみをぶっこわせっていうけど

2013.06.11 Tue

ジェンダー演劇プロジェクト「にじいろちらしずし」*の裏話その2

 

いったいどんな演劇になるのやら。

学生たちは「世間の固定観念をブチ壊す」ような演劇にしたいのだとか。スタッフも交えてディスカッションをもったところ世間の固定観念を壊したいといっている当の学生たちのほうもジェンダー規範にとらわれていることが露呈しました。自分が固く信じる性自認にあわせるべく既存の女性像・男性像に自分を近づけたがっている学生がいたり、「ふつうがなにかわからなくなってきた」という学生もいたりして、そう感じるようになる前にはあるべき女性像・男性像があったり、「ふつう」が何かが漠然とあったらしいことがうかがえます。

そこで角田先生から、まず自分たちの固定観念をブチ壊す必要があるだろうと、そこをほりさげるよう提案がありました。

さらに「にじいろちらしずし」の演劇を見に来てくれるお客さんはジェンダーに対する知識もある程度あって意識のそれなりに高い人か、演劇に興味・関心の人であるはずであるとの角田先生のもっともな指摘をうけ、少なくとも観客に何かを諭すような演劇にはしないという方向性も再確認されました。

演出チームがメールなどネットのコミュニケーションでストーリーやネタを集めつつ、ふだんのお稽古では演技指導スタッフが舞台に立つ体づくりをメインにすすめています。学生たちばかりでなくプロジェクトに参加するスタッフ全員が体に対する思いこみやコミュニケーションに関する思い込みに気がつかされるような体験をしています。

「にじいろちらしずし」ブログでは演劇づくりのプロセスがていねいにレポートされています。あわせてご覧ください。

 

*ジェンダー演劇プロジェクト「にじいろちらしずし」は愛知淑徳大学ジェンダー・女性学研究所が本年度大学より助成をうけている研究プロジェクトです。

カテゴリー:イベント

タグ:演劇 / 愛知 / にじいろちらしずし