著者・編集者からの紹介
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キャロル・ギリガン著 川本隆史/山辺恵理子/米典子訳 『人間の声で──ジェンダー二元論を超えるケアの倫理』 ◆風行社編集部 伊勢戸まゆみ
2025.12.04 Thu
風のごとく広がる〈声〉 去る11月10日、国立京都国際会館において京都賞2025の授賞式が行われた。今年の思想・芸術部門の受賞者キャロル・ギリガンの来日に間に合わせるべく刊行されたのが、本書『人間の声で──ジェンダー二元論を超えるケアの倫理』である。主著『もうひとつの声で』の発表から四十余年、それは日本で「ケアの倫理」という言葉が人口…
タグ:本
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富岡多惠子『富岡多惠子名作選』 ◆編集グループSURE 瀧口夕美
2025.11.29 Sat
富岡多惠子、創作の軌跡を1冊に凝縮 作家・富岡多惠子さん(1935-2023)が 87 歳で亡くなって、2 年半が経ちました。半世紀余りにわたって、詩、小説、評論など、女性作家の先頭を切りながら大きな足跡を残しつづけた作家です。しかしながら、昨今の出版不況の影響もあり、富岡さんの主要な作品群さえ、書店では入手困難な状態が続いています。…
タグ:文学
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イライザ・リード著『ジェンダー平等世界一 アイスランドの並外れた女性たち』 メディア協同組合アンフィルター監訳、三浦まり解説 ◆湊屋暁子(時事通信社記者)
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佐藤文香・千田有紀監編訳『フェミニズムから読みなおす インターセクショナリティ基本論文集』 ◆佐藤文香(一橋大学大学院・教授)
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池田 緑・著『ジェンダーの考え方――権力とポジショナリティから考える入門書』 ◆池田 緑(大妻女子大学社会情報学部・准教授)
2025.11.06 Thu
ジェンダー理解を妨げる“急所”をめぐって 本書はジェンダーの入門書という位置づけであるが、同時にジェンダーを通じて権力関係のありようを考えるきっかけを提供する目的で書かれたものでもある。 多くのジェ ンダー論の入門書や教科書的な書籍では、冒頭で「ジェンダーとは」「セックスとは」「セクシュアリティとは」といった概念定義や解説から始まるだ…
タグ:本
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池田 緑・著『ポジショナリティ入門――個人間に現れる集団の権力を読み解く』 ◆池田 緑(大妻女子大学社会情報学部・准教授)
2025.11.06 Thu
「中立な個人という神話」の先へ 個人的には善良と思われる男性でも、女性差別が話題となった途端に話が通じなくなったという経験をもつ女性は少なくないのではないだろうか。それは、信頼に足るかもしれないと感じていた男性個人が、差別者の相貌をみせる瞬間である。あるいは、女性解放や権利拡大を求める活動に参加している男性が、頑なに自らの差別者性を否…
タグ:本
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文・安田アニータ 絵・清水裕子 訳・おおつか のりこ『世界ではじめてエベレストの頂点に立った女性登山家 田部井淳子の物語』 ◆訳者 おおつか のりこ
2025.10.22 Wed
家族への信頼と感謝をもって 世界中の山々へ 50年前の1975年、田部井淳子さんは女性で初めてエベレストの山頂に立ちました。エベレスト登はんはいまでも危険と隣りあわせですが、高機能な用具もなくノウハウも少ない時代、途中でどれだけの困難にみまわれたことでしょう。しかも、女性として初めての登頂です。体格と筋力の差にとどまらない、女性として…
タグ:本
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ロレッタ・ロス&リッキー・ソリンジャー著、申琪榮&高橋麻美監訳、林美子・新山惟乃・大室恵美・花岡奈央・ミーシャ・ケード訳『リプロダクティブ・ジャスティス: 交差性から読み解く性と生殖・再生産の歴史』
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