本
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五郎丸 聖子・著『朝鮮戦争と日本人 武蔵野と朝鮮人』 ◆五郎丸聖子
2021.11.19 Fri
日本人にとって朝鮮戦争とはどのようなものだったのか。本書では、船員と新聞記者の体験や語り、記録を通じてそのことを考えます。その調査と考察の途中で私はたまたま自分の暮らす地域・武蔵野の在日朝鮮人の方々と「出会い」、残された痕跡と遭遇しましたが、そのことによって生じた私自身の思考のプロセスも合わせて記しました。 日本では朝鮮戦争についての…
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上野ゼミ卒業生チーム・著『情報生産者になってみた――上野千鶴子に極意を学ぶ』 「情報生産者たち」が描く上野ゼミの世界◆坂爪真吾
2021.11.18 Thu
本書は、上野千鶴子が1993年4月から2011年3月までの間、東京大学で主宰していた東京大学文学部上野千鶴子ゼミ、通称「上野ゼミ」(そして、立命館大学大学院における「上野ゼミ」)について、かつてそのメンバーであった者たちの手によって、上野ゼミとはどのようなものであったのかについて書かれた本である。 ゼミにおいて学生たち―正確に言うと、上…
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チェ・スンボム (著), 金 みんじょん (翻訳) 『私は男でフェミニストです』 マッチョな世界が息苦しいあなたへ◆東知史(世界思想社)
2021.11.16 Tue
著者のチェ・スンボムさんは、小さいころ、男の子ながら「女子らしい」遊びが好きだったそうです。しかし、「つづける勇気をもてなかった」と吐露しています。プロローグでは、韓国男子として生きることの現実を次のように書いています。 「私は積極的に『男になる』努力をした。グラウンドに出てサッカーをしたり、友人らとAVを見たり、何度かケンカをしたり…
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山﨑博司他著『答えのない道徳の問題を考える どう解く?』 ◆ 花立 健
2021.11.16 Tue
「 「30人のクラスだと、男の子と女の子はだいたい半分ずつ。だけど、会社の社長を30人あつめると、女の人はたった2人なんだって。男性と女性の数は半分なのに、どうして女性のリーダーって 少ないんだろう?」 ジェンダーをはじめ、働くこと、学校のこと、SNSのことなど、今子どもと話し合いたい13のテーマを選び、問いと様々な答えを掲載し、子ども…
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宮下慧子+須藤八千代編著『母と子の未来へ』 母子生活支援施設を知ってますか ◆ 須藤八千代
2021.11.08 Mon
母子生活支援施設を知ってますか?今もテレビでは母子寮と放送されていると執筆者の一人武藤敦士は憤りをあらわにしています。全国に221施設。その一つ横浜市にあるカサ・デ・サンタマリアの開設25年を記念して本書を上梓しました。母子生活支援施設は数も減り利用者も減少しています。 一方でシングルマザーの貧困や子育ての困難が社会問題となっています。…
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坂爪真吾著『パンツを脱いじゃう子どもたち』 障害のある子どもの性を、どのように社会的に支援していくか ◆ 坂爪真吾
2021.11.02 Tue
障害のある子どもや発達に特性のある子どもたちの通う放課後等デイサービスの現場で問題になっているのが、子どもたちの性に関する問題である。 「いきなり脱ぎ始めて自慰行為に及び始めた」(小学3年生・男子 自閉スペクトラム症) 「女子児童がいる前で突然、自分が身につけているズボンを下ろして性器を見せる行為を行っています」(小学1年生・女子 自…
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松田小牧著 『防大女子 究極の男性組織に飛び込んだ女性たち』 ◆ 松田小牧
2021.10.25 Mon
国防の要である自衛隊。ただし約22万7000人以上いる自衛官のうち、女性自衛官の割合は7.4%に過ぎず、とりわけ幹部自衛官となるとその数はぐっと少なくなります。 国内唯一の士官候補生養成機関である防衛大学校(以下、防大)をこれまでに卒業した女性は約800人。また、卒業後も多くの女性たちが自衛隊を離れます。 本著では、自らも防大生であ…
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鄭喜鎭,鄭喜鎭著『#MeTooの政治学』 フェミニズムの実現のために―韓国の#MeTooの軌跡 ◆ 金李イスル
2021.10.21 Thu
『82年生まれ、キム・ジヨン』が日本に紹介されて3年が経とうとしていますが、韓国フェミニズムの勢いはとどまるところを知らず、日本でも様々な本が翻訳出版されています。そんな中でも本書は、韓国フェミニズムの最前線を内側から分析した一冊であり、何が韓国フェミニズムの根幹をなしているのか知ることができる一冊でもあります。 本書の中でもたびた…
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