本
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新シリーズ「面白かった本 2021」に投稿を募集します! ――WAN「女の本屋」から
2022.01.05 Wed
コロナに明け、コロナに暮れた2021年。みなさんはどんな本を読んでこられましたか。 「女の本屋」では、新シリーズ「面白かった本・2021」を企画しました。 この1年に刊行された新刊で、誰かに勧めたくなる本、心に残る1冊を以下の要領でご投稿ください。 これまでの投稿は、この記事の一番下のタグ「面白かった本 2021」をクリックすると読…
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ダフナ・ジョエル&ルバ・ヴィハンスキ『ジェンダーと脳――性別を超える脳の多様性』 子どもたちがジェンダーに縛られない未来を ◆塩野綾子
2022.01.04 Tue
男性と女性の脳は、平均的に見れば性差がある、という。 「女脳・男脳」という言葉はいかにもうさんくさいけれど、どうも「性差はないとは言えない」というのが科学的に正しい見解とされているようだ。結局、性別による脳の違いはあるのか、ないのか? イスラエルの神経科学者である著者のジョエルは、遺伝か環境かにかかわらず、人の脳は数々の「女性的な特…
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冨士谷あつ子・新川達郎編著『フランスに学ぶジェンダー平等の推進と日本のこれから』 「女性のいない民主主義」からの脱却を! ◆ 冨士谷あつ子
2022.01.03 Mon
遅れに遅れた日本の政治分野における男女共同参画。これを改変するため日ごろ男女共同参画を実践している日本ジェンダー学会会員を中心とするジェンダー平等推進機構が、日仏交流から男女均等参画で提言する本。…
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いつか著『ガラスの天井のひらきかた』 フェミズム新時代をどう生きるか? ◆ 柘いつか
2021.12.29 Wed
『別れたほうがイイ男 手放してはいけないイイ男』 『成功する男はみな、非情である。』のベストセラー作家が 自由に生きられないすべての女性に直伝! 男女雇用機会均等法が成立してはや30年以上。 女性活躍推進法が成立してちょうど2年。 あなたが一生懸命頑張れば頑張るほど、なぜか水を差す残念な人達。 友人、恋人、夫、家族、親戚、仕事関係。 …
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河野銀子・小川眞里子編著『女性研究者支援政策の国際比較』 女性研究者の増加を願って ◆ 小川眞里子
2021.12.29 Wed
河野銀子・小川眞里子編著 横山美和・大坪久子・大濱慶子・財部香枝著 『女性研究者支援政策の国際比較――日本の現状と課題』明石書店 2021年11月 WANの紹介コーナーでは、本書のようなテーマはあまり論じられることのない地味なものかもしれません。でも私たち6人は、科学技術分野における女性研究者の数が増加し、せめて国際水準に達して欲しいと…
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清田隆之著『自慢話でも武勇伝でもない』 自分の「アキレス腱」を語った一般男性10人の記録 ◆ 牧野早菜生
2021.12.23 Thu
政治経済、国家の行く末、野球とM-1グランプリの話はいくらでもできるのに、自分の気持ちを素直に言葉にするのは苦手。 そんな、どこにでもいる「一般男性」が、見たくなかった自分と向き合った、切実な「自分語り」の記録です。 本当に「男の考えていることはよくわからない」のか? 劣等感、権力欲、マウンティング、ホモソーシャル、処女信仰、ED、D…
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河原千春編著『『志縁のおんな』 「志縁(しえん)」という思想 ◆ 大道万里子
2021.12.23 Thu
■まわりまわってたどり着いた縁 「もろさわようこ」――この名前に反応する方はどのくらいいるのだろう。 ある年代の人にとっては、胸がキュンとする名前である。かく言う私もその一人。 学生時代、もろさわさんの『信濃のおんな』『おんなの戦後史』などを読み、地に足のついた女性史に惹かれた。20代の私にもろさわさんの言葉が入り込み、感じ入った。…
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林 博史著『帝国主義国の軍隊と性』 基地と性暴力の起源にせまる! ◆ 永田 伸
2021.12.23 Thu
長年、慰安婦問題と基地問題に取り組んできた著者による新境地。 英国の公文書資料を用いて、19世紀英国がインドなど植民地において行っていた、軍隊における売買春の管理の実態に迫ることで、帝国主義国家が行っていた政策の変遷を解明しようというもの。 英国は売春婦に強制的に検疫を課すことで、性病を抑制しようとするものの、ジョセフィン・バトラーら女…
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