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お助けWANは、女性のこころと健康、仕事、法律の相談室です。このコーナーの担当者・回答者はいずれも、女性の心と健康、仕事など、暮らしに寄り添ってきた専門家です。どうぞ、安心してご相談ください。一人の悩みは、同じ悩みを抱える女性たちへとつながります。

キャリア

相談7「闘病期間が就職活動のハンデになるのではないかと心配です」

2012.06.24 Sun

28歳の現在無職の独身女性です。大学の4年生の時に死にかける大病をし、1留してから卒業しました。
体力的な完全復帰にとても時間が必要だったので、新卒&第二新卒のチャンスは逃しました。専門大学だったので学んだデザインと工芸技術を活かし、小物作りをリハビリとして闘病期間を過ごしてきました。この小物制作活動が周囲の協力やご縁もありお小遣い稼ぎ程度に売れるようになったのですが、自立できるほどに稼げないので就職したいと考えていた矢先、今度は別の病気がわかり治療へ通っているのが現在です。
治ったら働きたいのですが、就職活動を始める際、闘病期間というキャリアの空白をどう説明すればいいのでしょうか。闘病期間が長い分、受ける会社に「言わないで済む」とは思えないのですが、
28歳でアルバイト以外に就労経験がないことは、採用する側にも不安が大きいとすぐに予想はできます。何かアドバイスをいただけましたら幸いです。

回答

No.7 回答

「28歳でアルバイト以外の就労経験がない」というのは確かにハンデかもしれませんね。でも、あなたの場合、専門性があるのが何よりも救いです。
デザインや工芸関連のスキルをお持ちということは美術系の勉強をされていたのでしょうか? それなら就職活動の際には「卒業後は作家としての創作活動を考えていたので敢えて就職活動はしなかった。創作活動と平行してアルバイトをしていたが、やはりフルタイムでの就労を考えたいと思い、遅ればせながら就職活動をしている」というようなストーリーを作っても差し支えないと思います。
闘病についてはあまり克明に伝えてもかえって「健康に問題があるのでは?」という印象を与えてしまうかもしれないので、もしあなたがどうしても触れないでおくことに気がとがめるのであれば、「作家活動をしていた途中で体調を崩して一時期療養をしていた」とさらり述べる程度にしておけば宜しいのではないでしょうか。企業側は「勤務に問題ない健康状態であるか」を気にするわけであって、過去の病歴にすごく関心を持っているわけではありません。それよりは、あなたの専門性やスキルを市場のニーズに対応できるだけのものに高めておくことが大事だと思います。
また、ある程度年齢を重ねてからの就職活動は単に「求人に応募する」というよりも、人的なコネクションが威力を発揮する可能性が高くなります。これまでの知り合いや母校の先生など、どんな形でもかまいませんので、あなたのことをよく知っている人達のサポートもぜひ得るようにしてください。そのためにも、あなたの持っている小物作りのスキルを有効に活用するといいですね。就職活動の布石として知り合いに作品をプレゼントするのもきっと効果的だと思います。

回答者プロフィール

福沢恵子

現在は担当しておられません。

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