お助けWANは、女性のこころと健康、仕事、法律の相談室です。このコーナーの担当者・回答者はいずれも、女性の心と健康、仕事など、暮らしに寄り添ってきた専門家です。どうぞ、安心してご相談ください。一人の悩みは、同じ悩みを抱える女性たちへとつながります。

健康

相談18:息子の妻(30代)のことで相談させていただきます。

2017.07.17 Mon

息子の妻(30代)のことで相談させていただきます。
彼女は頭痛持ちのようで、時々、寝込んでいるようです。先日、彼女に電話したところ、梅雨時とか、気圧の関係で頭が痛くなるとも言っておりました。彼女は売薬を飲んでしばらく休むとなおるとのことですが、私は寝込むほどの頭痛の経験がなく、とても心配です。遠方に住んでいるので、どのくらいの頻度で寝込むほどの頭痛が起こっているかわかりませんが、私としては、専門医に診てもらって、検査をしてもらった方がいいと思うのですが、特に脳の検査など必要はないのでしょうか?
聞けば、彼女のお母さんは片頭痛があるとのこと。彼女の頭痛も片頭痛なのでしょうか?
そもそも、片頭痛と頭痛持ちの違いというのは何なのでしょうか?
                                 (60代 主婦)

回答

回答18:内田宏美さん(医学部看護学科教授)

寝込むほどの頭痛ということで、日常生活にも支障があり、ご本人は大変お辛いことでしょう。「頭痛持ち」ということは、以前から繰り返されている頭痛のようですから、伺う限りでは、命にかかわるような種類の頭痛の可能性は低いと思われます。片頭痛か筋収縮性頭痛などの慢性の頭痛ではないでしょうか。
 片頭痛は、頭部の血管が拡張して、頭の片側または両側がズキンズキンと脈打つように痛む拍動性の頭痛で、月に数度くらいの頻度で発作的に起こり、数時間から数日持続することがあります。痛みが起こる前に、目の前で光がチカチカしたり、視野が欠けたりすることがあり、また、頭痛とともに吐き気や嘔吐を伴うこともあるようです。これに対して筋収縮性頭痛は、非拍動性で、後頭部から頭全体に及ぶ痛みが、特に疲労が蓄積する夕方に強くなるような特徴があり、後頸部の痛みや肩こりを伴うこともあります。
慢性頭痛は、ストレスや過労が症状を増悪させると言われています。したがって、十分な睡眠をとり、気分転換するなど、普段からストレスを貯めないような生活を心がけて予防を図ることが大切です。頭痛が起きた時も同様です。頭痛発作時は、頓服の鎮痛剤で対処することになりますが、漫然と使用して使用量が増加していくと危険ですので、医師の指示量を守ることが肝要です。
いずれにしても、一度、神経内科か脳神経外科のクリニックを受診して専門家にご相談されることをお勧めします。慢性頭痛なら、頭痛の種類によって適切な薬物療法を開始することができますし、もし、重大な病気が疑われるような場合には、専門の病院を紹介してくれますので。

回答者プロフィール

内田 宏美

1976年京都大学医学部附属看護学校卒業。手術室、循環器内科、放射線科、消化器外科など、大学病院で臨床経験を積んだ後、医療技術短期大学部専任教員となる。2000年の京大病院エタノール事故の後、初代の総括リスクマネージャーとして医療安全システムの整備に携わる。その後、鳥取大学保健学科を経て、2005年より現職。専門は看護管理、医療安全、医療倫理など。

タグ:くらし・生活 / 身体・健康 / リプロ・ヘルス

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