キャリア
相談23:タウンワークの内容と面接で言われた内容が違ったが・・・
2017.08.28 Mon
大学1年生です。初めてアルバイトの面接に行きました。タウンワークの内容と面接で言われた内容が違うことがありました。この場合、どのように対処したらいいですか?
最近、ブラックバイトとかブラック企業という言葉をよく聞きますが、ブラックバイトの定義というのはありますか?バイトや就活の時、そのようなところに入らないようにするためにはどんなことに注意をすればよいでしょうか?(10代、女性)
回答
回答23:重原 惇子さん(キャリアカウンセラー)
ご質問は、タウンワークに掲載されていた募集内容と実際の面接で企業の担当者から言われたことに食い違いがあったということですね。賃金、就業時間、交通費など具体的な数字が違っていたのであれば、先方に申し出ましょう。面接の場で直接聞いても全く問題はありません。あとで気づいた場合も、できるだけ早く電話などで確認してください。確認しないまま採用になった場合、説明済みとして先方のいう条件での雇用になる恐れがあります。また、担当者から話を聞き、ここでは働けないと思ったら断りましょう。面接を受けても、あなたが断る権利は保証されているのですから。
ブラックバイトは、学生の場合「学業に支障をきたすような働き方を強要されるバイト」といえるでしょう。具体的には、授業や試験などを考慮せずシフトを組む、休ませない、遅刻などに罰金を課す、商品の買い取りを強要する、損害賠償を要求するなどの例があります。常に求人募集をしている会社、面接が適当で雇用条件などがあいまいな会社には、特に注意してください。
退職を希望するときは、契約期間が定まっている場合には、「やむを得ない事情」(学生なので「学業に支障があるので」)があれば、退職できます。また、契約期間を決めていない場合には、2週間前に申し出れば辞められます。
何より大切なのは、あなた自身が労働に関する法的知識を身につけることです。以下は厚生労働省のウェブサイトにある「これってあり?~まんが知って役立つ労働法Q&A~」のアドレスです。いろいろと役に立つ情報があるので、働く前にぜひ一度のぞいてみてください。http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/mangaroudouhou/
大学時代のアルバイトは、さまざまな経験を積むまたとない機会です。しっかり見極めて仕事を選び、充実した学生生活を送ってくださいね。
回答者プロフィール
重原惇子
2級キャリア・コンサルティング技能士。キャリア・カウンセラー。女性、若年者を主な対象者として、現在は“若者サポートステーション”で、働きたくてもなかなか動きだせない若者たちの悩み、苦しみに向き合っています。年間のべ1000回のカウンセリングを通して感じたのは、個人の努力の限界と日本の雇用体制の矛盾。でも、まずは、目前の相談者が来た時より元気になって帰っていけるようなカウンセリングを心がける毎日です。
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