お助け情報

お助けWANは、女性のこころと健康、仕事、法律の相談室です。このコーナーの担当者・回答者はいずれも、女性の心と健康、仕事など、暮らしに寄り添ってきた専門家です。どうぞ、安心してご相談ください。一人の悩みは、同じ悩みを抱える女性たちへとつながります。

こころ

相談49「子ども2人を連れて離婚した妹のことで相談です」

2014.12.15 Mon

子ども2人を連れて離婚した妹のことで相談です。
悩んでいた夫との関係が解消されて、パートの仕事を増やし、
近くの実家の援助も受けながら落ち着いた生活ができるかと思っていたのですが、
今度は子どもと関わることが負担になったと母親に訴えてくるとのこと。
幼稚園に通う下の娘を、元夫の実家に預けたいと考えているようです。
結婚中から実家には経済的にも頼っており、
現在も両親が幼稚園の送り迎えなどしていて、あちらの親との関わりはあまりなく、
両親がそんなに大変なら孫はこちらで面倒見るといえば、
「あれもこれもできるのか」と恫喝するような態度になります。
もともとメンタルの弱い妹で、
反抗期の長女との関係や家計を背負う重圧で一杯一杯なのもわかるのですが、
悩んで鬱々したり攻撃的になったり、やつれて自分で自分に疲れているようでもあります。
親も経済的にはゆとりはあるものの、体力的にどこまでも支えられるか不安なようです。
私は遠方におり、話を聞くくらいしかできません。
家族で抱え込んでいるよりは、カウンセリングか精神科にいった方がよいのでしょうか。
(匿名 年齢、居住地なし)

回答

回答49

一般的に申して、相談内容に相談者のアレコレの主観的憶測が結構あって(特にご自分のことでない場合)、
なかなか一筋縄でいかない状況が浮かび上がることがよくあります。
あなたの場合、それを書いてみますね。
まず悩んでいた夫との関係が切れて、落ち着いた生活ができる、とあなたが思ったのですか。
それとも妹さんがそうおっしゃっておられたのですか。
もし妹さんがおっしゃっていたなら、現実はそうじゃなかったのですね。
ある部分、未知の現実とは、そこに存在してみなければ分からないことが多いから辛いですよね。
これを、他者として慣れるしかないわね、ととらえるか、
あなた(妹)が選んだでしょう、と言うかはそれこそ、あなた次第です。
あなたが彼女の環境を変えられるわけがないからです。
次に実家との関係は、そんなによくないのですか。
援助に対して恫喝するとは誰の言葉?親?あるいはあなたが見た現実ですか。
これもよくわかりません。
ゆっくり話し合ってみることはできないの?
攻撃的になろうと、落ち込もうと、他者ができることはたくさんありません。
でも、話を聞いてあげていることは大事だし、彼女にとっても救いになっていると思いますよ。
黙って聞いてあげることは、本当にたいへんです。
でもそれが目下はいい効果を生んだり、それしかできないこともあります。
ぜひ聞いてあげてください。
精神科にいくとかカウンセリングするとか、おっしゃるかなあ。

回答者プロフィール

河野貴代美

アメリカの大学院で心理臨床を学び、日米の精神病院やファミリーサービスセンターでカウンセラーとして勤務。1970年後半にアメリカからフェミニストセラピーという言葉とその実践を持ち込んだ日本で最初のフェミニストカウンセラー。1980年2月 東京に「フェミニストセラピー”なかま”」として初めての民間開業に踏み切り、その後、日本各地でフェミニストカウンセリングルームの開設を援助し、また女性センターの相談員の教育・研修等、フェミニストカウンセリングのパイオニアとして常に第一線で活躍。アフガンのカブール大学教育心理学部でトラウマの授業、メディアのために国際会議の取材等、国際的な活躍をしてきた。著書に『自立の女性学』『フェミニストカウンセリング①②』訳書に『女性と狂気』『バイセクシュアルという生き方』等多数。