こころ
相談53「木彫り教室の、よく喋る女性にイライラします」
2015.09.06 Sun
少人数の教室で木彫を習っています。その中によく喋る女性(60代)が一人いて、その人の声によくイライラします。特に大きな声というわけではないのですが、その場の状況に関係なく一人勝手に話されるので、それが耳障りなのかもしれません。声の質もあるかもしれません。仕事場にもお喋りな人はいますが、こんなにイライラしたことはありません。
また、この人は、私や他の人が先生に質問をしている時でも急に割り込んで質問することがよくあります。悪気なく気づかずにされているので、大概は終わるのをこちらが待っているのですが、先日は、ご自分が遅れてきて、そこで私が質問をしているのにいきなり自分が家でやってきたことを先生に見せ始めたのにはうんざりしました。
たまに「ちょっと待って下さいね、今、私がお尋ねしてますので」と言う時もあります。そうするとすぐに気づいて「ごめんね」と言って譲ってもらえるのですが、だからといって次から気をつけられるかというとそうではありません。一人で喋っている声や他の人とべらべらお話している声にもイライラします。それでも私は黙々とお稽古していますが、せっかくお稽古に行ってるのにイライラしたくありません。イライラを鎮めるよい方法はありませんでしょうか。(花子 60才)
回答
回答53
花子さま
ふ~ん、なるほど。
こういう方を「空気が読めない(KY)」とか言うんでしょうね。というより主観的感覚で動くというか、要は「ジコチュー」でしょうか。この傾向を持つ方は、身近にけっこういるし、あなたのイライラはよくわかります。回答者である私自身も、あなたのような状況を好ましく思わないからです。電話などで、まだ話し中なのに言葉を重ねられたら不快だし、絶えず自分、自分という人も、ご一緒していささかしんどいですね。
で、私自身はどうしているかと言えば、大事な話なら、終わるまで待って、とか、今私が話しているのですが、と相手を遮りますが、たいして重要じゃなければ、譲ります。でね、思うのは、一方で、私自身とてもマイペースでやりたいのだなあ、という反省です。それが壊れるとちょっとムッとする・・・。
世の中には始終譲っている人とか、いますよね。それがいいわけではないけれど、なかなかマイペースにはいかないし、相手を私が変えられないし、トカ。
今回は回答者というより「私」丸出しでした。失礼。
回答者プロフィール
河野貴代美
アメリカの大学院で心理臨床を学び、日米の精神病院やファミリーサービスセンターでカウンセラーとして勤務。1970年後半にアメリカからフェミニストセラピーという言葉とその実践を持ち込んだ日本で最初のフェミニストカウンセラー。1980年2月 東京に「フェミニストセラピー”なかま”」として初めての民間開業に踏み切り、その後、日本各地でフェミニストカウンセリングルームの開設を援助し、また女性センターの相談員の教育・研修等、フェミニストカウンセリングのパイオニアとして常に第一線で活躍。アフガンのカブール大学教育心理学部でトラウマの授業、メディアのために国際会議の取材等、国際的な活躍をしてきた。著書に『自立の女性学』『フェミニストカウンセリング①②』訳書に『女性と狂気』『バイセクシュアルという生き方』等多数。
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