柳原恵さんの『<化外>のフェミニズム――岩手・麗舎読書会の<おなご>たち』が、第13回女性史学賞を受賞しました。
「女性史学賞」は、2006年、女性史研究者の脇田晴子さんにより、女性史研究の発展を願って創設されました。2017年からは奈良女子大学がこれを継承しています。

 柳原さんはミニコミ図書館チームのメンバーで、チリ在住。WANマーケットに「南米チリのご当地お土産ガイド』を、そしてエッセイコーナーに「南米チリ・サンティアゴ見聞記」をそれぞれ連載中です。

 今年(2018年)夏には、この本をテーマに上野研究室・ミニコミ図書館共催で書評セッションも開かれ、これまで「後進地」とみなされがちだった岩手の地に、フェミニズムを自らの人生を通して生きた『おなご』たちがいたことを、みずみずしい筆致で明らかにした本書に、おおきな感動が集まりました。

 若い女性史研究者のデビュー作が受賞したことを、心から喜びたいと思います。

・柳原恵さんによる「自著紹介」
・加納美紀代さんによる「書評・孫世代がひらくリブの新次元」 
書評セッション参加者の声レポート
・wanマーケット「南米チリのご当地お土産ガイド」
・WANエッセイ「南米チリ・サンティアゴ見聞記」
・奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センターはこちらから

“化外”のフェミニズム―岩手・麗ら舎読書会の“おなご”たち

著者:柳原 恵

ドメス出版( 2018-04-01 )