著者・編集者からの紹介
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アイリス・ゴットリーブ『イラストで学ぶジェンダーのはなし』(野中モモ訳) ◆千葉 英樹
2021.04.22 Thu
本書はクィア作家でアーティスト、そしてノンバイナリー(自分を男女どちらの性別にも分類されないとする考え)を自認する著者が、歴史、科学、社会学や実体験を交えながら、ジェンダーにかかわる様々なトピックについてやさしく解説しています。 ジェンダーをめぐる基本用語集とその解説、歴史的な出来事や事件、デヴィッド・ボウイやセリーナ・ウィリアムズとい…
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木村絵里子・轡田竜蔵・牧野智和 編著『場所から問う若者文化ーポストアーバン化時代の若者論』 多様な「場」へ接近することで、若者文化のいまに迫る◆阪口幸祐(晃洋書房編集部)
2021.04.20 Tue
都市そのものの変容、インターネットやSNSの広まりというウェブ社会の発展とともに、若者文化もまた変化している。さらに、新型コロナウイルス感染症の流行は、街から人影を消し、こうした変化を加速させた。 急速にデジタル化・オンライン化が進むなかで、若者は、「リアルな場所」に何を求めているのか。従来の「都市の若者」から「若者」を語るという図式を…
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佐藤拓代編著『見えない妊娠クライシス』(松岡典子・赤尾さく美・姜 恩和・床谷文雄=著) 妊娠をも自己責任とする日本社会 女性の孤立と赤ちゃんの0日死亡をなくす ◆三輪ほう子
2021.04.15 Thu
「予期せぬ妊娠 保護すべきでは」――2021年2月22日、朝日新聞「声」欄に、こんな見出しがありました。 1月28日、高校生がトイレで出産し、赤ちゃんを殺害し逮捕されたとことが報じられました。その事件について「声」では、「私は、『なぜ?』という思いに駆られた。」と綴っています。 「必要なのは、逮捕ではなく保護されることではなかったのか。…
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坂爪真吾著『性風俗サバイバル 夜の世界の緊急事態』 コロナ禍の「夜の街」で働く35万人の女性たちに、何が起きたのか? ◆ 坂爪真吾
2021.04.07 Wed
二〇二〇年、夜の世界はかつてない危機に直面した。 新型コロナの感染拡大により性風俗店への客足が途絶え、働く女性たちは瞬く間に収入と居場所を失った。 v窮状を誰にも話せず、公的支援からも排除されたまま、孤立と貧困に苦しむ彼女たちを助けるために、これまで声を上げなかった人たちが声を上げ、動いた。 コロナ禍の世界で生き延びるため、夜の世界…
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ダニエル・J・レヴィティン著『サクセスフル・エイジング 老いない人生の作り方』(俵 晶子訳) 脳科学と性格分析の知見で健康寿命を20年延ばす!◆ 朝熊 浩
2021.04.07 Wed
「ある性格があなたの寿命を左右する」と言われたら信じますか? 脳神経科学者で認知心理学者の著者は、性格診断の世界標準である5因子「ビッグファイブ」のうち、寿命と相関関係が最も大きいのは「誠実性」だと言います。「誠実性」が高い人は、責任感があり、注意深く、実務能力が高いのですが、高齢者は若者に比べて誠実性が高い傾向があるので、歳を重ねること…
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加藤就一著『『ごめんなさい、ずっと嘘をついてきました。――――福島第一原発 ほか原発一同』 主人公は原発。容赦なく語られる恐怖の実態 ◆ 田島安江
2021.04.07 Wed
あなたは、原発について、どれくらい知っているでしょうか。 『ごめんなさい、ずっと嘘をついてきました。――――福島第一原発 ほか原発一同』は、原発についてのドキュメンタリー番組を作り続けてきた日本テレビディレクター、加藤就一さんの初めての著書です。日本各地の原子力発電所は言うに及ばず、チェルノブイリ、アメリカのスリーマイル島、原発をやめ…
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森川暁子編著『読売新聞「シングルスタイル」編集長は、独身・ひとり暮らしのページをつくっています。』 自分に「いいね!」を ◆森川暁子
2021.04.03 Sat
独身と、ひとり暮らしのお話が詰まった本です。もとになったのは、読売新聞で6年続く「シングルスタイル」という、ひとりのページです。55歳独身女性編集長(この本の編著者)が切り盛りしていて、すべてが当事者目線。だれも上から見ないぬるさが特徴です。 本は、シングルが気になるこよみやライフイベントをたどっていきます。年末年始の過ごし方、ひとり…
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今一生著『子ども虐待は、なくせる』 30年以上も失敗し続けている、子ども虐待防止策 ◆ 今一生
2021.04.02 Fri
日本の子ども虐待防止策は、30年以上も失敗し続けてきた。 『子ども虐待は、なくせる 当事者の声で変えていこう』(日本評論社)は、失敗の現実を浮き彫りにし、新しい虐待防止策を虐待サバイバーと共に作ろうと呼びかける本だ。 失敗のエビデンスは、厚労省の公表している以下の統計で十分だろう。 ●虐待相談の件数は1990年以来、30年間で約20…
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義江明子著『女帝の古代王権史』 皇位継承議論の前提をきちんと知りたい人のために◆山本拓
2021.04.01 Thu
打ち合わせ場所で初めてお会いした著者の義江明子先生が、自ら古代パートを担当され、昨年大好評を博し、社会現象にまでなった国立歴史民俗博物館の「性差の日本史」展について、「たくさんの女性たちや、男性たちまでもが見に来てくれて、時代は変わったと思った」と感慨深そうにおっしゃっていたことが今も印象に残っています。 皇位の継承については、いま…
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