著者・編集者からの紹介
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鈴木由利子著『選択される命ー子どもの誕生をめぐる民俗』 命の可視化と胎児観の変遷 ◆鈴木由利子
2021.03.24 Wed
自宅でお産をした時代を対象に民俗調査を行って20余年、既婚女性たちの切実な悩みは「産まれすぎる」ことでした。 子どもの誕生は、それを待ち望む者に大きな喜びをもたらしますが、その一方で、度重なる妊娠は女性や家族にとって日常の悩みでもあったのです。 中絶認可や確実な避妊が浸透したのは戦後のことで、それ以前の女性たちは、結婚後閉経に至るまで…
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井谷惠子・井谷聡子監訳『オリンピックという名の虚構:政治・教育・ジェンダーの視点から』 レンスキーによるオリンピック批判研究の初めての邦訳 ◆井谷惠子
2021.03.23 Tue
本書は、ヘレン・ジェファーソン・レンスキー(Helen Jefferson Lenskyj)によるThe Olympic Games: A Critical Approach(2020)を邦訳したものです。レンスキーは、1980年代からスポーツとジェンダー研究,スポーツとセクシュアリティ研究のパイオニアとして活躍し、トロントが候補都市とな…
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相馬直子/山下順子著『ひとりでやらない 育児・介護のダブルケア』 研究者の情熱が社会を動かしていく ――「育児・介護のダブルケア」研究の8年 ◆木村やえ
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ヴィルジニー・デパント著『キングコング・セオリー』(相川千尋訳) 仏でベストセラーのフェミニズム・エッセイ◆相川千尋
2021.03.22 Mon
2006年に出版され、#MeToo運動をきっかけに再注目された現代フランスを代表するフェミニズム・エッセイ『キングコング・セオリー』を翻訳しました。著者はフランスの女性作家ヴィルジニー・デパント。 本はこんなふうに始まります。 「私はブスの側から書いている。ブスのために、ババアのために、男みたいな女のために、不感症の女、欲求不満の女、…
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信田さよ子著『家族と国家は共謀する』 家族は、以心伝心ではなく、同床異夢 ♦︎ 岸山 征寛
2021.03.16 Tue
今回、この記事を書くにあたり、本書の企画相談をいつしたのだろうか?とメールをさかのぼっていったところ、2015年10月14日のメールにたどり着きました。企画相談から5年強かかり、信田さんの新書作品としては7年ぶりの新作となりましたが、コロナという禍を人が、社会が経験した2021年という時期に刊行できたのは良かったかもしれない、と改めて感…
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監修=八柳サエ 『別冊太陽『松井冬子──芸術は覚醒を要求する』』 きわめてフェミニズム的な作品集 ◆担当編集者 菅原 悠
2021.03.03 Wed
2011~12年に横浜美術館で開かれた展覧会も記憶に新しい、日本画家・松井冬子の待望の作品集が出来上がりました。 松井冬子について、「ちょっと怖い絵を描く人」というイメージが頭に浮かぶ人も多いかもしれません。しかし、作家がなぜそのモチーフを選んだのか、どのようにテーマを掘り下げているのかを知ると、その奥に、松井冬子ならではの深い思索…
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善方威著『 全試験対応! わかる・書ける・受かる 超思考力』 上野先生のリクエストにもお応えした「つもり」・・・の新著です。 ✦ 善方威
2021.02.23 Tue
前著「超読解力」は上野先生から「共感しました。菅首相に読ませたい本ですね。」とのご感想をいただきました。 新著は「善方さんには、次に『よい文章』の書き方、を書いてもらいたいものです。」という上野先生のリクエストに少しお応えできたかな・・・と思います。 以下新著の出版社による宣伝文です。よろしくお願いいたします。 開塾以来27年間結果を…
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<会員プレゼント付き>高橋ライチ他著『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』 社会を取り扱う主体として♦︎高橋ライチ
2021.02.18 Thu
『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』 「お酒の飲み方って、習わないまま20歳でいきなり解禁になるよね」 そんな1人のつぶやきから、本の構想が始まりました。 10代のうちは禁止、制限、管理されていたのに、20歳になったら成人だからといきなり放り出され、失敗があれば自己責任を問われるなんて、あまりにも不当ではないか?自分たちの…
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佐藤学・上野千鶴子・内田樹 編『学問の自由が危ない』 日本学術会議問題についての決定版 ♦︎安藤聡
2021.02.18 Thu
この1月に、日本学術会議問題についての論考集『学問の自由が危ない──日本学術会議問題の深層』(佐藤学・上野千鶴子・内田樹 編)を刊行しました。この問題の背景にあるものはなにか、学問の自由とはなにか、なぜそれが重要なのかを、主に学術界の識者の方々にご寄稿いただいたものです。 以下に目次をご紹介します。 ============= 1 学…
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冨澤公子著『長生きがしあわせな島〈奄美〉』 長生きがしあわせな島〈奄美〉の紹介 ♦︎ 冨澤公子
2021.02.18 Thu
ご紹介する本は、第2の人生(第1の人生は公務員)として、社会老年学分野の研究の道を選んだ著者が、「長寿で子宝の島」と呼ばれる奄美群島を調査対象として、13年間、超高齢者(85歳以上)の方やその家族の方々へのインタビュー調査、超高齢者の日常と祭りなどの関わりについてのフィールド調査、また、集落の区長を対象に、集落の紐帯や祭り、年中行事など…
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