こころ
相談46「電車でぶつかった男ににらまれ、すごく気持ち悪い思いをしました」
2014.07.06 Sun
昨日、電車で男が降りる時に私にぶつかって来たときに大きな声を出したんだけれども、
男は気に食わなかったらしく、電車の私をホームの1番前でにらみながら見ていました。
すごく気持ち悪かったので心が落ち着きません。
また、会ったときに何か言われたらと思うととても怖いです。
おそらくもう二度と会うことはないと思うのですが、ホームから見ていたのは
私の顔を覚えておくためではないかと思うと気持ちが悪かったです。
もうこの電車には乗りたくないです。
男は○駅で降り、私はその先の駅で降りて警察に通報しました。
車掌のすぐ近くに立っていたのですが、大きな声を出したのに車掌は記憶にないと後でいっていたそうです。
車掌に警察に証言してもらいたかったんですができませんでした。
(とも/神戸市/36歳/無職/女)
回答
回答46
相談担当者が、私に回答を求めるかどうか迷ったそうです。
じつは私も正直に申せばいささか困りました。
ただきっとあなたは、このご体験が辛く苦痛なのではないか、ならば
お気持ちはよくわかりますとだけでもお伝えしたいと思いました。
昨今ストーカーの、被害女性への付きまとい、はては殺害に至るという
メディアの記事によく接します。どうも女性や女児への暴力が増えたようで
残念というか腹立たしく、悔しいですよね。
でも、ともさん、警察に通報されたのはよかったですね。正解だと思います。
公的機関が事情を知っていること自体、重要ですから。
もう件の男性とは会わないことを願っています。
回答者プロフィール
河野貴代美
アメリカの大学院で心理臨床を学び、日米の精神病院やファミリーサービスセンターでカウンセラーとして勤務。1970年後半にアメリカからフェミニストセラピーという言葉とその実践を持ち込んだ日本で最初のフェミニストカウンセラー。1980年2月 東京に「フェミニストセラピー”なかま”」として初めての民間開業に踏み切り、その後、日本各地でフェミニストカウンセリングルームの開設を援助し、また女性センターの相談員の教育・研修等、フェミニストカウンセリングのパイオニアとして常に第一線で活躍。アフガンのカブール大学教育心理学部でトラウマの授業、メディアのために国際会議の取材等、国際的な活躍をしてきた。著書に『自立の女性学』『フェミニストカウンセリング①②』訳書に『女性と狂気』『バイセクシュアルという生き方』等多数。