シネマラウンジ

映画と女性と社会をつなぎます。フェミニズム、ジェンダーを視野に入れつつ、映画をとおして世界の女性の多様な生の現実にふれ、ともに語りあえるような交流の場をめざしています。新作映画評、エッセイ、対談・座談会、女性監督の言葉など、映画とさまざまに関わる女性たちの〈声〉をお届けします。

映画を語る

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第42回ぎふアジア映画祭                                                                                    山田祥子

2020.11.26 Thu

2020年11月22日~12月6日の期間に、「第42回ぎふアジア映画祭」が開催される。今年は、新型コロナウイルスの影響で規模を縮小し、インド、台湾、レバノン、香港、カザフスタン、日本を舞台にしたアジア映画が6本上映される。 『パドマーワト 女神の誕生』(インド) インドの伝記「パドマーワト」を映画化。ひとりの女性が一国の運命を左右する。

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カテゴリー:イベント

愛より親切。誰もがワケありで誰もが孤独なニューヨークでは 小さな親切が身に沁みる…. by上野千鶴子

2020.11.07 Sat

2019年ベルリン国際映画祭コンペティション部門オープニングに選ばれた、『ニューヨーク 親切なロシア料理店』(原題The Kindness of Strangers)試写に寄せたコメントです。 12月11日(土)よりシネスイッチ銀座・新宿シネマカリテ・YEBISU GARDEN CINEMA他にて全国順次公開。 【コピーライト】© 20

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カテゴリー:新作映画評・エッセイ

『Disclosure/トランスジェンダーとハリウッド:過去、現在、そして』 居場所のない世界を変えていく 中村奈津子

2020.09.25 Fri

どれだけ話題作が出ても、個人的に思うところがあって会員にならずにいたNetflix(ネットフリックス:定額制の動画配信サービス)。だが、この作品だけはどうしても観ずにはいられない気持ちになり、わたしは初めて会員登録をし、本作を視聴した。一言でいえば、これからの映画と映画をとりまく世界――その世界は、現実のわたしたちの暮らしと接続している―

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カテゴリー:新作映画評・エッセイ

『アリ地獄天国』 その天国を守っているのは誰か 中村奈津子

2020.09.13 Sun

西村有さん(仮名)は、大学卒業後、結婚を機に7年つとめたIT企業から引越会社へ転職した。やがて、セールスドライバーから営業職へ昇格。ひと月の勤務時間は392時間に及ぶこともあった。営業成績でトップをおさめ、猛烈に働いていた西村さんは、あるとき仕事中に事故を起こし、会社から48万円の弁償金を求められる。こうした弁償金を課せられることを、この

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カテゴリー:新作映画評・エッセイ / 映画を語る

【近日開催!】「あいち国際女性映画祭2020」  山田祥子

2020.08.29 Sat

「あいち国際女性映画祭2020」が9月3日(木)~6日(日)に開催される。今回で25回目を迎える、国内唯一の国際女性映画祭である。会場はウィルあいち(愛知県女性総合センター)及び、ミッドランドスクエア シネマ。 新型コロナウイルス感染拡大の影響のため、多くの映画祭が延期や中止をしている中、本映画祭は感染防止対策を万全に講じ、国内外の女性

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カテゴリー:イベント