祝島沖・上関原発計画
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境い目、つなぎ目 〜表現の自由と原発(潮目を生きる・7)山秋真
2016.07.08 Fri
かつて瀬戸内海の夏の風物詩だったというアマモ採り。柳を思わせるその海草を採るのは、漁師ではなく島の農家だったという。「船の上から2本の竹ざおを海に差しいれ、底に茂るアマモを巻きつけて、引きちぎるようにして採る。それを畑に入れていたんです」。瀬戸内海のほぼ中央、芸予(げいよ)諸島の北にあたる広島県三原市で田畑を耕す岡田和樹さんが、以前そう…
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潮目が見えるか その3〜結集して海を受け継ぐ(潮目を生きる・5)山秋真
2016.05.03 Tue
アオサとフノリとソウカイのブカイ 「13日か14日、ソウカイのブカイになるじゃろう」 2015年4月5日、アオサからフノリの季節の大潮(おおしお)の日。電話をとると祝島の友人からそう告げられた。ソウカイのブカイは、上関(かみのせき)原発のための漁業補償金の配分案についての、山口県漁協祝島支店(支店)の「総会の部会」のこと。開催したい山口…
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潮目が見えるか その1〜海売りは「漁師の問題」?(潮目を生きる・3) 山秋真
2016.03.21 Mon
新月から3日、潮の干満差がまだ大きい頃だった。祝島の船大工さんがつくった端正な船・雄正丸は、ロープにたっぷり余裕をとって岸につながれていた。瀬戸内海の潮の干満差は3〜4メートル程あるからだ。太平洋側は約1メートル、日本海側なら数十センチメートルなので、かなり違う。瀬戸内海に不慣れで、干潮時に宙づり状態になる船もアルとかナイとか。 シケな…
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2016.01.30 Sat
ひじき漁は星待ち潮待ち 例年1月末か2月初め、月と太陽と地球が直線上に並ぶときを待ち、祝島のひじき漁が口開け(解禁)となる。具体的に漁師が待つのは星の配置ではない。「ひじきの口開けはいつ?」と聞かれれば「大潮(おおしお)はいつじゃったかね」と潮見表(しおみひょう)を見る。待っているのは潮なのだ。 海水面はゆっくり高くなり低くなりを繰り返…
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