本
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レジャーヌ・セナック 著・井上 たか子 訳『条件なき平等:私たちはみな同類だと想像し、同類になる勇気をもとう』 ◆井上たか子
2021.05.20 Thu
平等という言葉はあふれているが、それは実はマジョリティに利する場合にのみ許される条件つきの平等ではないのか。本書はフランスの事例を扱っているが、こうした疑問をもつすべての人に開かれている。 著者はまず、フランス憲法には「自由・平等・友愛」という標語が掲げられているが、「友愛」とは実は「兄弟=白人男性」のあいだのものでしかなく、そこからは…
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角田由紀子・伊藤和子編著『脱セクシュアル・ハラスメント宣言』 ◆伊藤和子
2021.05.11 Tue
性暴力・セクシュアル・ハラスメントを告発する運動として世界に広まった#MeToo運動。 Times Up、もう性暴力の犠牲になり、差別を我慢する客体でいる時代に別れを告げ、私たちが主体として声を上げていこう、という声が上がりました。 日本でもフラワーデモが起き、みんなで声を上げれば何かが変わるチャンスが到来しています。 そんななか、セクシ…
タグ:DV・性暴力・ハラスメント / 本 / DV
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佐藤瑞枝著『福田昌子とその時代――戦後改革期 女性国会議員の10年』 戦後、「女たちの国会」があったー◆佐藤瑞枝
2021.04.30 Fri
本書は、女性参政権を獲得して2回目の総選挙で国会議員となった福田昌子の足跡を辿りながら、戦後ほぼ10年間の「女たちの国会」を振り返ったものです。 戦後第1回の総選挙で39名の女性議員が誕生したことは、良く知られていますが、第2回の総選挙では、女性の当選者は15名と激減しました。産婦人科医であった福田昌子は、社会党から福岡選挙区で立候補…
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寺村絵里子編著『日本・台湾の高学歴女性―極少子化と仕事・家族の比較』(晃洋書房) ◆寺村絵里子
2021.04.26 Mon
日本と台湾は、ともに極少子化、晩婚・晩産化が進展し、社会状況においても似通った点が多い。一方で、女性活躍推進という面に目を向けると、日本は台湾と比較し男女間格差が依然として大きく、男女間賃金、就業継続、家事育児負担の面で顕著な男女差がみられる。 本書では、両国の大規模パネルデータの検証、インタビュー調査をもとに、高学歴女性の労働・家族…
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アイリス・ゴットリーブ『イラストで学ぶジェンダーのはなし』(野中モモ訳) ◆千葉 英樹
2021.04.22 Thu
本書はクィア作家でアーティスト、そしてノンバイナリー(自分を男女どちらの性別にも分類されないとする考え)を自認する著者が、歴史、科学、社会学や実体験を交えながら、ジェンダーにかかわる様々なトピックについてやさしく解説しています。 ジェンダーをめぐる基本用語集とその解説、歴史的な出来事や事件、デヴィッド・ボウイやセリーナ・ウィリアムズとい…
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木村絵里子・轡田竜蔵・牧野智和 編著『場所から問う若者文化ーポストアーバン化時代の若者論』 多様な「場」へ接近することで、若者文化のいまに迫る◆阪口幸祐(晃洋書房編集部)
2021.04.20 Tue
都市そのものの変容、インターネットやSNSの広まりというウェブ社会の発展とともに、若者文化もまた変化している。さらに、新型コロナウイルス感染症の流行は、街から人影を消し、こうした変化を加速させた。 急速にデジタル化・オンライン化が進むなかで、若者は、「リアルな場所」に何を求めているのか。従来の「都市の若者」から「若者」を語るという図式を…
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