私にとっての社会運動。を話す前に、今回私はシンポジウムのLOGOデザイン、チラシのタイトルデザインをさせて頂きました。そんな貴重な機会を頂いたことにこの場を借りてお礼申し上げます。

LOGOの見てほしい部分は、生き生きとした女性をイメージした人のデザインと右側にある3本のマークは輝いているという意味を込めて描いています。また下の影はMの様にも見えますがWANのWをイメージして描いています。
タイトルデザインも文字が長く入れるのが難しいかのようにも思いますがメリハリをつけてバランスを整えることを意識しました。



ではここから、私にとっての社会運動についてお話します。

私にとっての社会運動は少しでも多くの若者に生の情報に触れてもらうことだ。そこからたくさんある事実の一つを知ってほしい。事実一つが表すのは、正解や答えや普遍的なことではない。たくさんあるピースの一つに過ぎない。もしくは彫刻のたくさんある面の一つに過ぎない。しかし近年の情報化社会によって、どこにいても情報というのは簡単に手に入る。同じことについてでも、たくさんの見方や考え方があるのと同様にネットではたくさんの人の考えが散乱、氾濫している。

昔、伝言ゲームをやったことある人はわかると思うが、最初と最後では全然違うこと伝わっており、それがとてもおもしろいものであったが、今の情報化社会もそんなことがたくさん起きているのではないだろうか?いろんな人の耳と脳を通して、誰かに伝わっていく情報はどんどん変化していく。それぞれが生の情報や直接聞いたり、感じたり、自分の耳で、目で、足を使って感じることが私は大事だと思っている。

そんなことを身近なところで伝えていくために、今わたしは、若者が無邪気に本音で話せる場を作っている。かれこれ活動して4年目になる。



一人で主催を続けて、総勢300名を突破した。今年はスタッフが一人増えたりもした。
ここでは10代20代を中心に、高校生や中学生、社会人や年配の方も参加し、それぞれが話したいこと、聞きたいことをテーマに時間の許す限り、私がファシリテーターと板書をして3時間ほど語り合う(=ゆるりぐるり。というイベント名。)場を作っている。



ここでは、誰もが相手の声に耳を傾け、最後まで話を聞き、否定や批判をすることなく話すことができる場だ。だから初めての人同士でも、自然と本音で、心から言葉を交わし合えるこの空間がある。そう言った場作りをし、見ていて感じることは、人は誰とでも信頼や絆を構築できる可能性を持っていることを体感できる。

地域で失われた絆。地域のセーフティネットと謳われた昔。今は個々が自己責任で子や自らを守らなければならない、なんとも他人を信用しない世知辛い社会に感じる。もちろんそうでもない地域や関係もあるだろう。しかし昔よりもはるかに減ってしまったのではないかと思っている。隣人や身の回りの人、あるいはすれ違う町ゆく人。町や地域全体の安心や信頼、絆に対して、優しい気持ち、信じる気持ちで会話やコミュニケーションする。そんな姿勢が今の社会に少しでもくさびを打てないものかと、今も私は密かにこの活動続けている。

そう言ったひとりひとりの向き合う心、受け止め合う心、認め合う心、が世代や風潮、時代という流れや壁を通り越して、社会を変えていくのではないかと思う。世の中には、確かに悪意や、不条理なこともたくさんある。それでも、、、それでも世界は善意から始まっていると信じて、自分もまた一つこの社会に善意を持って関わって生きたい。そしてその姿勢を少しでも多くの人に伝えたい。そんなことを思い私は今日も自分の人生を描いている。何か勇気や涙、や元気や肯定感、私の人生を誰かが読んだとき人の心を震わせるそんな人生を歩みたいのだ。今伝わらなくてもいい、ただ大事なことはこの足跡にすべて込めてきた。届く人に求める人にちゃんと届くように。今日も私はがんばっている。

ゆるりぐるり→ https://yururigururi.jimdo.com/



WANシンポジウム2017 “自分ゴト”から始まる社会づくり 半径3メートルをこえて―

~オープニングセッション「陽の当たらなかった女性作曲家たち」より 石本裕子ピアノ演奏~

1.開会挨拶 工藤遥 WANシンポジウム2017実行委員

2.基調講演 さあ、「社会を変える」を始めよう
  講演者  田中優子 法政大学 総長

3.事例報告 “自分ゴト”から「社会を変える」実践
  報告者 鎌田華乃子 特定非営利活動法人 コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン 代表
      武村若葉 Change.org 広報スタッフ
      下郷沙季 札幌学生ユニオン 執行委員
      美馬のゆり 公立はこだて未来大学 教授

4.パネル討論/振り返り “半径3メートル”をこえるために
    ファシリテーター 石井布紀子 特定非営利活動法人さくらネット 代表理事

5.総 括  上野千鶴子 認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク 理事長


【日 時】2017年5月20日(土)
     12時開場、12時40分~オープニングセッション、13時~16時30分シンポジウム
【会 場】札幌市男女共同参画センター3階 ホール (札幌市北区北8条西3丁目 札幌エルプラザ内)
【参加費】1,000円(WAN法人正会員は無料)
【主 催】認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)
【共 催】札幌市男女共同参画センター
【申込・連絡先】札幌市男女共同参画センター 事業係
        TEL:011-728-1255/FAX:011-728-1229/MAIL:jigyou@danjyo.sl-plaza.jp
【申込方法】FAX・Eメールでの申し込みの場合、氏名、住所、電話番号、年齢などを記載して下さい。


WANシンポジウム2017 関連記事

今年も会いたい! WANシンポジウム2017@北海道★ご案内 #1

WANシンポジウム2017に向けて★ 私にとっての社会運動① もりちゃん著

WANシンポジウム2017 開催地情報① 5月の札幌は・・・ライラックが香る街

WANシンポジウム2017に向けて★ 私にとっての社会運動② くどうはるか著

WANシンポジウム2017 開催地情報② 札幌の建築・公園篇:その1

WANシンポジウム2017に向けて★ 私にとっての社会運動③ 藤井柚花著

WANシンポジウム2017に向けて★ 私にとっての社会運動④ 五嶋絵里奈著

WANシンポジウム2017 開催地情報③ 大学生がおススメする札幌の食べ物篇

WANシンポジウム2017に向けて★ 私にとっての社会運動⑤ 石本裕子著

WANシンポジウム2017 開催地情報④ 札幌の建築・公園篇:その2 もりちゃん著

WANシンポジウム2017に向けて★ 私にとっての社会運動⑥ スガワラ著

WANシンポジウム2017 開催地情報⑤ 札幌近郊「江別市」編

WANシンポジウム2017 開催地情報⑥ アイヌ文化交流センター・ピリカコタン編

WANシンポジウム2017に向けて★ 私にとっての社会運動⑦ YUKO ITO 著

WANシンポジウム2017 開催地情報⑦ 札幌の建築・公園篇:その3

チラシのPDFデータは下記からダウンロードできます。