≪活躍しすぎ激動の2019年≫

ここ数か月のエッセイをご覧いただいていたように、激動の2019年のネウボラ活動であったのであるが、実のところ、3月22日に会社を作ってしまった。
ハッピー・ファム合同会社という名前にした。

4月北海道知事選の公約に提言があがり、5月パパ育休シンポジウム開催に、6月子ども虐待事件によりメディアに露出し、北海道でのパパ育休ムーブメントにネウボラ子育て支援や地域の居場所がクローズアップされる中、コメンテーターなどとして活躍。

さらには参院選の女性活躍へのコメントも多々取り上げられ、さらには手掛けているプログラミング教育もテレビの特集に取り上げられることとなり、多忙を極めていたのであるが、そのかげで実は会社設立とそのカオスの真っただ中にいた。

たぐいまれに見るパラレルキャリアもついに、会社経営者の肩書までついてしまった。

それにつけても、説明がとても面倒なのでただの主婦と相変わらず名乗っている。

ただの主婦であって、ただ、子育てするために必要なお金が欲しいためだけだった。
なぜ会社まで設立することになってしまったのだろうか。

ハッピー・ファム合同会社≪happyfam co.,Ltd≫

会社を設立して早5か月。
早速ではあるが、ネウボラの理念を中心においたファミリー支援事業を掲げてはいるものの、基本はIT企業であるので、今月に入り、AI(人工知能)をテーマに日本商工会議所から補助金も受けてしまった。

大した大きな事業ではないのであるが、NPOの活動助成金がむなしくなるような金額ではある。

会社が設立できる能力がある私が、AIで補助金まで獲得できる能力を持つ私が、なぜずっとパート労働、非正規雇用にしか恵まれてこなかったのであろうか。

様々の疑問がうずまく。

-女性軽視-

この言葉につきると思う。

【男女雇用機会均等法】厚生労働省ホームページより引用
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雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律
(目的)
第1条 この法律は、法の下の平等を保障する日本国憲法の理念にのつとり雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保を図るとともに、女性労働者の就業に関して妊娠中及び出産後の健康の確保を図る等の措置を推進することを目的とする。
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≪すべてのこどもとかぞくにやさしい社会になるために≫

それが日本には当たり前にあると思っていた・・・
だって、社会科で学校で、そう習ったのに・・・
雇用機会は全く持って均等ではなかったのである。

今現在を持ってそういう状況であるのだ。
普通に雇用され子育てしたいと願い、じぶんの能力が低いためによい仕事に就くことができないのだと馬鹿正直信じていた私が、努力の結果しまいには社長になってしまったのだ。

男女雇用機会均等法成立から何十年もたった今でさえ、ただの看板でしかなかった『女性活躍』と『雇用機会の均等』であったことを、私自身が身をもって証明した。

女性の職がパートしかないのは女性の能力が低いのではないのだ。
私たちが『手に職』『手に職』と努力する必要はまったくもってなかったのだ。

私はITの分野ですでに素晴らしいチカラを持っていたのに、子どもがいるということで、パートの職にしかつけないできた。
私のITの知識は、特にAIについては20年前の知識のままであるのに、高専本科ではするどい理系ではなく完全に落ちこぼれだった私なんかが(3年の正社員後の高専専攻科ではトップ独走だったけど・・・社会人経験は学びを欲するもの・・・)、技術と情報の追いついた今の世の中で第一人者になってしまったではないか。

本当はまだまだ若いうちにやりたいことはたくさんあった。
10年もの間、雇用と職業という舞台からすっかりおろされてしまった。

馬鹿正直だった私は努力しすぎたのだ。
世の中の仕組み・実態がようやく見えてきた。
でも、もう、年齢は今年で40歳を迎えようとしている。

一番素晴らしいはずの20、30代をすっかり棒に振ってしまったのだ。

・・・・悔しい・・・・ 怒りと憤り、そして何より無念さでいっぱいなんだと心の底・腹の底から思う。

私たち女性は素晴らしいチカラと高い能力を持っている。

差別と軽視と価値観のゆがんだ社会に『NO』と大きな声をあげてよいのだ。

今の日本社会は性差別に限らない差別にあふれ、ゆがんだ社会である。
私たちは、この残念な社会を変えていくのだ。
そんな不条理に、私たちは負けてはいけない
それが今の日本に必要なこと。絶対に間違いない。

そして、これは今の日本のためでもあって、私たちの子どもたちのためになるのである。

女性議員を増やす、女性経営者を増やす、

それが、より豊かな日本を創るということ。

繰り返しお伝えしたいこと。

私たちはこの不条理に絶対に負けてはいけない。

女性の権利を私たちは絶対に、勝ち取りに行く。

ハッピー・ファム合同会社内プロジェクト事業『じぶんDesign設計所
モヤモヤ女子卒業、じぶん探しとじぶんPRをお手伝い。
輝く私に出会える、じぶんDesign、じぶんブランディングを札幌で活躍中のチームメンバー3人が応援します!

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~人生が160°変わった!主婦の社会活動という選択~
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NPO北海道ネウボラ代表 五嶋絵里奈(ごしまえりな)