-パパ×育休-
「これを北海道のムーブメントにしたいです!」
そう、札幌市の助成金の公開プレゼンの場で軽快に述べたのは私の娘だった。
パパ育休?なにそれ?おいしいの?
みたいな。
冷ややかな反応の中この事業を進めている私たち。
NPO北海道ネウボラ×パパ育休プロジェクト実行委員会
そう、私たちは、北海道の少子高齢化という超課題に対する挑戦の数歩目のコマをこれに決めたのである。
札幌市の助成金を申請したので、2分間の公開プレゼンの場があった。
前日に、私が発表に向けて練習していたのを知っていたのかプレゼン当日の朝、娘が言った。
「スピーチは私がやりたい」
思わず耳を疑ったが、娘のまなざしは真剣だった。
発表は午後からなので、午前中のうちには家をでなければいけない。
ほんの2時間でスピーチ練習が急きょはじまった。
原稿を読んでみて、キッズ携帯の録音機能で聞き返す。
原稿を修正するを何度か一緒に意見を出し合いながら繰り返した。
少し早めに準備もでき、会場につく前に、久しぶりに彼女とランチ。
一緒に少しゆったりと過ごした。
会場に到着し、場内の空気を把握する。
「なんだ、この人数なら全然平気」
と、余裕をみせて臨んだ発表の場であった。
練習時よりも上手なスピーチが続き、
最後に伝えたいといった彼女からのメッセージ。
「パパと過ごす時間をもっと増やしてほしい」
それを述べたあと、ちょうど2分間終了のタイマーが鳴り響いた。
完璧な2分間スピーチだった。
パパと過ごしたいと述べる中学一年生を前に、審査員たちは何をどう感じたであろうか。
パパと育休。
社会全体による子育てへの無理解。
この日本全体に蔓延する、怏々たるハラスメント。
忖度社会の生産性の低さ。
そして、男女の不平等。
ニュースで流れる働き方改革に、今の子どもたちは何を見ているのだろう。
「社会全体で子育て」「妊娠期からの切れ目ない支援」
耳障りのよいフレーズが行き交うようになり、現実を立ち返ると見えてくるのもは何なのか。
北欧フィンランドのネウボラを参考に、働き方とパパ育休。
ラジオ出演でPRに奔走し、色々な人とこのテーマについて語る中、
見えてくる北海道の男性の育児休暇取得率2.2%が意味するもの。
一緒に、探ってみませんか?
パパ×育休。
これが本当に、今年北海道でムーブメントになりますように。
北海道ネウボラシンポジウム2019「パパ×育休」
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北海道のパパたち写真展、写真公募受付中!
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NPO北海道ネウボラ代表 五嶋絵里奈(ごしまえりな)