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「とき」の移ろい、「戦世」への道(旅は道草・54) やぎみね
2014.07.20 Sun
御所の四季の移ろいは美しい。今出川御門・旧近衛邸跡の満開の糸桜(しだれ桜)が京都の春を告げる。 1977年、食道がんに倒れた義母の看病のため東京から京都に移り住んだ。無事、手術を終えて退院。春になり、「御所の桜が見たい」という母といっしょに、みんなでお花見にいった。術後、母は声帯をなくして声を失う。「そやなあ、あと何べん、桜と紅葉を…
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旅は道草
タグ:やぎみね / 京都御所 / 連合赤軍 / 戦世
「海の民」にあこがれて(旅は道草・53) やぎ みね
2014.06.20 Fri
新緑の季節、友人が自転車で琵琶湖の湖岸を一周。全周200キロを、ぐるっとまわって日焼けして帰ってきた。 京都に、もう20年も住んでいるのに琵琶湖の全景を一度も見たことがないという。世界の果ての辺境の地に、海や川、山々を放浪して旅してきたというのに、こんな近くへ行ったことがないなんて、珍しい人だ。 このところ風邪をこじらせてしまった私は…
タグ:くらし・生活 / 旅 / やぎみね
「ひとり親」家庭のいま(旅は道草・52) やぎ みね
2014.05.20 Tue
娘が自ら「ひとり親」を選んで2年になる。子どもは3歳9カ月。元気に幼稚園に通っている。 赤石千衣子著『ひとり親家庭』(岩波新書 2014年4月18日発行)は、ひとり親にとって、とても参考になる本だ。著者もまた非婚のシングルマザーとしてずっと生きてきた。 アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみ…
タグ:旅 / シングルマザー / やぎみね / 赤石千衣子
関係はプロセスを生きること(旅は道草・51)やぎ みね
2014.04.20 Sun
高視聴率だったNHK朝ドラ「ごちそうさん」の終盤、め以子の義母・お静さんのセリフ。 「家族いうてもな、みんなひとりひとり。みんな孤独なんよ。そやけどな、たまーに心が一つになることもあるんやで。そんなときは、ごっつぅ、うれしいもんなんや」。 海軍へ自ら志願し、戦死した次男・活男のことを思い、「思い止らせなかったのは自分のせい。あの子を殺…
タグ:旅 / ドラマ / やぎみね
早春の日本海(旅は道草・50) やぎ みね
2014.03.20 Thu
寒の戻りの春三月、お水取りの季節は、いつも雪が舞う。 京都から北近畿へ、日本海の海を見に車で出かけた。 天の橋立まで2時間は近い。そこまではいい。よく晴れていた空が、にわかに雪雲になってきた。 丹後半島を横断。残雪の山々を超え、七曲がりの険しい峠をこわごわと走る。車一台、出会わない。峠を超え、ホッとしたと思うとまた峠にさしかかる。木陰…
「芝居小屋」を守った民の力(旅は道草・49) やぎ みね
2014.02.20 Thu
八千代座は1910年(明治43年)、熊本県山鹿の実業界が組合を結成、民の力でつくった、雅びな「芝居小屋」だ。設計は廻船問屋の主人で灯籠師でもあった木村亀太郎。 洋風の三角屋根の小屋組みはトラス工法と呼ばれ、柱が少ない。館内は広々とした客席空間になっている。 枡席は斜めにだんだんと腰高になる桟敷席。花道の七・三の位置にあるスッポン。役者…
タグ:旅 / 舞台 / やぎみね
『100年前の女の子』(旅は道草・48) やぎ みね
2014.01.20 Mon
ひとりの一生は、ひとつの物語だ。その人の人生は個人のものであるとともに、その人の生き方から深い歴史と広い世界が見えてくる。 ラジオ深夜便の「母を語る」のコーナーを聴いて、船曳由美著『100年前の女の子』(講談社)を、ぜひ読みたいと思った。 これは、ひとりの女の子の物語である。女の子の名は寺崎テイ。雑誌『太陽』創刊号から編集に携わり、今…
タグ:旅 / 本 / やぎみね
クリスマス 大人の時間と子どもの時間(旅は道草・47) やぎ みね
2013.12.20 Fri
ブタペスト在住のピアニスト・石本裕子さんのリサイタル「ハンガリーを巡って」を聴きに京都から東京オペラシティへ出かけた。 5歳からピアノを始め、NYジュリアード音楽院に学び、バルトークの高弟ジョージ・シャンドール氏に師事。2002年からハンガリーに拠点を移し、広く音楽活動を続けている石本さんは、ウィメンズ アクション ネットワーク(WA…
タグ:旅 / 音楽 / アート / やぎみね
地図は人とのかかわりにも似て(旅は道草・46) やぎ みね
2013.11.20 Wed
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください. 「地図を読む」シリーズ①塩見鮮一郎著『江戸の城と川』を読めば、地図表現における最初の線は、水と地の境界を明らかにするものだったという。 「地図」の前に「水図」があった。そこに記されている線は、水が土地とぶつかるところに描かれる。しかも水と地の…
タグ:旅 / 観光 / やぎみね / ツーリズム
歳をとったら、ひとりになろう(旅は道草・45) やぎ みね
2013.10.20 Sun
提案。歳をとったら、みんな、ひとりになろう。誰からも邪魔されず、短い、あるいは長い余生を、ゆっくりひとりで生きていくのも楽しいじゃない? 基本に帰ってひとりで食べてひとりで住む。誰かと一緒に暮らしたいなんて「ふつう」の生活さえ選ばなければ、気分も体もキリッとすると思うけど。 18年前、ひとりでワンルームマンションに引っ越したとき、身…
イベント情報
わたしたちの〈はて?〉~ 女性の生きづらさ はどこからくるの
11/24(日)10時00分〜
ウィメンズ・アカデミー in 明石 めざせ!女性リーダー
クレヨンハウス「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」第158回
働く女性の人権センターいこ☆る 秋の講座
11/24(日)14時00分〜
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