著者・編集者からの紹介
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井上輝子「日本のフェミニズムーー150年の人と思想」 2021年夏急逝した井上輝子の遺著◆満田康子(元有斐閣編集者)
2021.12.05 Sun
●突然の電話 「来年の3月の私の誕生日には刊行したいの」と晴れ晴れとした声で井上輝子さんから電話をいただいたのは、2021年の6月半ばだった。今までの仕事は全部終えたので、これからは自分の仕事に専念すると言われた。「3月刊行なら遅くても11月末には完成原稿をお願いします」というお願いに「えー!? なんとかがんばるわ」と笑いながら言われた。…
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合同出版編集部著『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』 声を上げ続けてきた人たちの記憶と記録 ◆ 合同出版編集部
2021.12.02 Thu
性暴力について語る人の口を、ふさぎ続けてきたわたしたちの社会。それでも声を上げ続け、問題を明らかにしてきた人たちが、いま、伝えたいこととはーー。 これまで、性暴力被害者は、沈黙を強いられ、孤立を抱えてきました。こうした現状を打ち破ろうと、被害者たちがその体験や思いについて声を上げ始めました。それが大きなうねりとなり、「#Metoo…
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編集代表:近山恵子『Oil(老いる) シリーズ1 あとまわしにしない「生活設計」」◆松田博美(ジャパンマシニスト社編集部)
2021.11.25 Thu
【Oil(老いる)】は、高齢者とそれ未満の人たちを読者対象に、年に2回定期刊行される。 表紙を飾る【Oil】編集代表の近山恵子は、10年の歳月をかけて栃木県那須町で、高齢者を中心とした多世代コミュニティの基盤作りを続けてきた。 現在進行形で、廃校になった小学校を拠点に、「那須まちづくり広場」を展開中。その再生工事、高齢者住宅の建設も紙面…
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C・ホイットロックほか著、伊藤伸子訳『世界を変えた10人の女性科学者――彼女たちは何を考え、信じ、実行したか』 ◆佐久間純子(化学同人・編集部)
2021.11.21 Sun
「闘いは本格化した。レイチェルは放射線治療を受けながら、転移したがんとも闘っていた。そして弁護士は、『沈黙の春』にいきり立った化学業界との闘いに向けて準備を進めていた。『ニューヨーカー』誌は『沈黙の春』の連載をやめるよう圧力を受けたし、単行本の発行元であるホートン・ミフリン社には、この本は資本主義を砕くための左翼の陰謀の一環だと難癖をつ…
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五郎丸 聖子・著『朝鮮戦争と日本人 武蔵野と朝鮮人』 ◆五郎丸聖子
2021.11.19 Fri
日本人にとって朝鮮戦争とはどのようなものだったのか。本書では、船員と新聞記者の体験や語り、記録を通じてそのことを考えます。その調査と考察の途中で私はたまたま自分の暮らす地域・武蔵野の在日朝鮮人の方々と「出会い」、残された痕跡と遭遇しましたが、そのことによって生じた私自身の思考のプロセスも合わせて記しました。 日本では朝鮮戦争についての…
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上野ゼミ卒業生チーム・著『情報生産者になってみた――上野千鶴子に極意を学ぶ』 「情報生産者たち」が描く上野ゼミの世界◆坂爪真吾
2021.11.18 Thu
本書は、上野千鶴子が1993年4月から2011年3月までの間、東京大学で主宰していた東京大学文学部上野千鶴子ゼミ、通称「上野ゼミ」(そして、立命館大学大学院における「上野ゼミ」)について、かつてそのメンバーであった者たちの手によって、上野ゼミとはどのようなものであったのかについて書かれた本である。 ゼミにおいて学生たち―正確に言うと、上…
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チェ・スンボム (著), 金 みんじょん (翻訳) 『私は男でフェミニストです』 マッチョな世界が息苦しいあなたへ◆東知史(世界思想社)
2021.11.16 Tue
著者のチェ・スンボムさんは、小さいころ、男の子ながら「女子らしい」遊びが好きだったそうです。しかし、「つづける勇気をもてなかった」と吐露しています。プロローグでは、韓国男子として生きることの現実を次のように書いています。 「私は積極的に『男になる』努力をした。グラウンドに出てサッカーをしたり、友人らとAVを見たり、何度かケンカをしたり…
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山﨑博司他著『答えのない道徳の問題を考える どう解く?』 ◆ 花立 健
2021.11.16 Tue
「 「30人のクラスだと、男の子と女の子はだいたい半分ずつ。だけど、会社の社長を30人あつめると、女の人はたった2人なんだって。男性と女性の数は半分なのに、どうして女性のリーダーって 少ないんだろう?」 ジェンダーをはじめ、働くこと、学校のこと、SNSのことなど、今子どもと話し合いたい13のテーマを選び、問いと様々な答えを掲載し、子ども…
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宮下慧子+須藤八千代編著『母と子の未来へ』 母子生活支援施設を知ってますか ◆ 須藤八千代
2021.11.08 Mon
母子生活支援施設を知ってますか?今もテレビでは母子寮と放送されていると執筆者の一人武藤敦士は憤りをあらわにしています。全国に221施設。その一つ横浜市にあるカサ・デ・サンタマリアの開設25年を記念して本書を上梓しました。母子生活支援施設は数も減り利用者も減少しています。 一方でシングルマザーの貧困や子育ての困難が社会問題となっています。…
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