著者・編集者からの紹介
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柘植あづみ、謝花悦子他『世界』2月号 ジェンダー関連論考も注目!◆大山美佐子
2021.01.23 Sat
岩波書店から発行されている月刊誌『世界』をご存じでしょうか。 知っているという方も、ジェンダー問題には関係ないカタい雑誌、と思われているかもしれません。 それはそう。1946年の創刊以降、丸山真男、桑原武夫、大塚久雄、大内兵衛各氏など、圧倒的に男性執筆者で占められていたし、読者もそうだったのだから。 しかし時代は、ジェンダー…
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<新春会員プレゼント>髙木絹子著『人生の“サバティカル”留学――”充電と休養”の時間での学びはセラピーでした』 ◆髙木絹子
2021.01.01 Fri
*サバティカル休暇は、「充電と休養・自己啓発と学び直し」の時間と云われています。 *本作は、2014年9月から2019年10月までのホノルル日本語新聞「日刊サンハワイ」コラムにて『“60代からのユルユラAloha留学』蒼井絹子名義として掲載されました分から抜粋して綴りました。 学び直しの自由時間は貴重な癒しの時でした。そんな日々から私…
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『国際女性』第34号(国際女性の地位協会)発行のご案内 ◆加藤登紀子
2020.12.28 Mon
国際女性の地位協会・編集委員会の加藤登紀子です。 国際女性の地位協会は毎年、年報『国際女性』を発行しています。 12月25日に『国際女性』第34号を発行しましたので、ご案内をさせていただきます。 以下の3つの特集を組んでいます。 特集Ⅰ 第9次日本レポートに向けた事前質問事項の検討 1.総 論 山下泰子 2.法的枠組み 山下泰子 3…
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姫岡とし子著『ローザ・ルクセンブルグ――闘い抜いたドイツの革命家』 ♦︎姫岡とし子
2020.12.26 Sat
本書は、ドイツ革命時の1919年1月に虐殺されるまで、最左派の革命理論家として妥協を排し孤立を恐れず闘い抜いたローザ・ルクセンブルクの生涯を、コンパクトにまとめた小冊子である。 ローザ・ルクセンブルクは、半世紀前の学生運動を知っている世代には懐かしい名前だ。現存社会主義を批判しながらも、革命への幻想がまだ存在していた当時、大衆による自…
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アリス・ロバーツ著、斉藤隆央訳『飼いならす――世界を変えた10種の動植物』 人間とは何かをコロナ時代に見つめなおす◆柴村登治(明石書店)
2020.12.24 Thu
上野千鶴子先生から「投稿してみませんか?」とお誘いを受けたとき、少し意外な気がしました。というのは、これまで献本させていただいた本の中には、もっとこちら(WAN)のサイトにふさわしい本があるような気もするからです(ジェンダー関連、社会学関連等)。とはいえジェンダー研究やフェミニズムも、「人間とは何か」という問いかけや人類の歩み(人類史)と…
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世界が見えるフェミニスト情報誌『f visions』No.2 ◆アジア女性資料センター 森小百合
2020.12.24 Thu
「慰安婦」被害サバイバー李容洙さんの会見は、日韓メディアの恣意的な継ぎはぎ報道によって、正義連および尹美香前理事長へのバッシングを巻き起こしました。特に日本では、韓国メディアが誤報を正した後も、当事者への取材も検証報道もなされていません。そこで本誌は、できるかぎり多様な視点からこの事態を検証しつつ課題を探ろうとこの特集を企画しました。李容…
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ジョニー シーガー著, 中澤 高志他訳『『女性の世界地図―女たちの経験・現在地・これから』 性差別と闘うための「知的武器」 ◆長島 遥
2020.12.19 Sat
1986年の原著初版刊行以来30年以上にわたって版を重ねてきた、全編まるごと女性をテーマにした情報地図帳の最新版が翻訳刊行されました。 アメリカのフェミニズム地理学者ジョニー・シーガーによる本書『女性の世界地図』は、政治、経済(仕事)、結婚、出産、スポーツ、教育、衛生、犯罪、差別など多岐にわたるテーマについて、客観的な統計データに基づき…
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石川優実責任編集『エトセトラVOL.4 特集:女性運動とバックラッシュ』 たくさんの先輩フェミニスト達からエンパワーされる一冊 ◆石川優実
2020.12.19 Sat
毎号責任編集者と特集内容が変わるフェミニズムマガジン「エトセトラ」(エトセトラブックス)。 VOL.4は#KuToo運動の石川優実が、「女性運動とバックラッシュ」について特集しました。 取材の中で福島みずほさんは、「運動をしているお姉さんたちを見て育ってきた」というお話をされています。 私はというと、2000年代のジェンダーフリーバ…
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