著者・編集者からの紹介
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小倉千加子著『草むらにハイヒール』、7年ぶりの新刊 首藤知哉
2020.01.28 Tue
著者の小倉千加子氏は『松田聖子論』や『結婚の条件』などのベストセラーで知られ、難解なフェミニズムの理論を身近な話題でわかりやすく論じる《フェミニズム界いちの芸達者》です。 しかし現在は認定こども園の運営をおこなっているため多忙をきわめ、本書は2013年6月以来、7年ぶりの単行本となりました。もともとは「週刊朝日」誌上で「お代は見てのお…
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姉歯 曉著『 農家女性の戦後史』 日本農業新聞「女の階段」の五十年 姉歯 曉
2019.12.19 Thu
農業専門紙『日本農業新聞』紙面に、農家女性による投稿欄「女の階段」が登場したのは1967年のことです。それまでペンを手にすることから縁遠かった農家の女性たちが、敗戦とその後の激動を背景に生活の中での自らの思いをはじめて綴り、社会に向けて問題を提起しはじめました。 「農家の嫁」でもあった彼女たちの投稿は、男女差別の問題、嫁姑の関係、子育て…
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国籍問題研究会編『二重国籍と日本』 人は、親や出生地を選べない 小田川綾音
2019.12.19 Thu
2016年、2017年に蓮舫さんの「二重国籍」について報道が過熱しました。2019年、大坂なおみさんが日本の国籍を選択したという報道がありました。人は、親や出生地を選べません。他方で、日本と外国、多様な出自を持つ著名人は「どっちを選ぶの?」という好奇の眼差しを受け、国家からは「どちらかを選びなさい」というプレッシャーにさらされています。そ…
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ローズマリー マカーニー他著『わたしは女の子だから』 紛争や貧困や差別にも負けない。8人の女の子たちの夢と挑戦 uemura
2019.11.26 Tue
「女の子だから」という理由で、学校に行かせてもらえず働かされたり、貧困のために売られたり、幼いうちに結婚させられたりする子は世界にたくさんいます。 本書に紹介されている、ウガンダやネパールなどの8人の女の子たちがそうです。でも、彼女たちは夢を心の支えに、決してあきらめません。教育を受けるチャンスをつかみ、お金を稼ぐ手段を知って、苦境から抜…
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岡 久美子著『こころの旅』 この物語の作者も、主人公もあなたです! 岡 久美子
2019.11.26 Tue
このノートを手に取っていただいた方に、世界や日本の歴史的な出来事、社会現象などを手掛かりにこれまでの人生を振り返り、大切にしてきたことや価値観などを再確認していただく。そして、それらを踏まえて、「最期まで私らしく生きるために」望む医療や望まない医療を記したり、「あなたらしく逝くために」自分らしい逝き方を決めておき、わかってくれる人にゆだね…
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メイソン・カリー著『天才たちの日課 女性編』 女性はいかにして「仕事」と「生活」の折り合いをつけていたのか。143通りの試行錯誤。 宮迫憲彦
2019.10.16 Wed
本書は、2014年に刊行された『天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』の続編です。 前作は、作家や画家、音楽家など「天才」と呼ばれている人物がどのような日常を過ごしていたのか、そしてその日常にどのようなルーティンを持っていたのか(例:ベートーヴェンは朝のコーヒーのために豆をきっちり60粒数えていた)を紹…
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日本子どもを守る会【編】『子ども白書2019』 子どもの権利条約30年のいま 伊藤知代
2019.10.06 Sun
スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさん(16歳)が、国連で「気候危機は子どもの権利の侵害だ」と訴えました。子どもの権利ってなに? と思った方は、『子ども白書2019』の特集「子どもの権利条約30年のいま」をお読みください。権利とは、決して子どものワガママではないことがわかるはずです。 1964年に創刊された『子ども白書』(日本子…
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ゼン・ハニーカット著『UNSTOPPABLE(ルビ:あきらめない』 食を大企業から取り戻す! 雨宮由李子
2019.10.01 Tue
長男は牛乳、ナッツ、食用色素、小麦、グルテン、その他多くの食品アレルギーを持ち、次男はグリホサート農薬に腸を毒され、そして三男はピーナッツを食べたこともないのにピーナッツアレルギー。 どうして私の子どもたちが? いったい食べものに何が起きているの? と子どもの健康を取り戻すために立ち上がった南カリフォルニア在住の主婦、ゼン・ハニーカッ…
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