著者・編集者からの紹介
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安積遊歩著『自分がきらいなあなたへ』 「自分を好きになれない」ことに向き合うということ 中野葉子
2019.02.17 Sun
上野千鶴子さん推薦! 「生まれてきてよかった、は子どもから親への最大の贈り物。 遊歩さんはそれを贈り、受け取った」 本書は、自分が大きらいだった著者が、自分を好きになるまでの道のりをつづった自伝エッセーです。 著者の安積遊歩さんは生まれつき骨が弱く、車いすで生活しています。 「だれもが地域で自立して生活できる社会」をめざし、差別や排除…
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鈴木宏子著『「古今和歌集」の創造力』 千年古びない美意識の結晶がここに 鈴木宏子
2019.02.05 Tue
一筆申し上げます。平成最後の新春、皆様つつがなくお過ごしのことと存じます。小著『「古今和歌集」の創造力』(NHKブックス 1254)をご紹介いたしたく、筆を執りました。 『古今和歌集』(以下『古今集』)は、かつて日本語によってなされた表現の中で最も良質なものの一つであり、現代の私たちにとっても十分に刺激的な、創造性に富んだ文学です。 『古…
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渡辺 考・鷲巣 力 編著『加藤周一 青春と戦争『青春ノート』を読む』 新たに発見されたもう一つの『羊の歌』 志賀信夫
2019.01.27 Sun
・十代の加藤周一が開戦まで書き続けた「幻のノート」 ・戦争・ファシズムに向かうなかで、紡いだ思索の軌跡 ・現代の若者が読み、「戦争の時代」を問う! 加藤周一の「青春ノート」が発見された。17歳の1937(昭和12)年から1942年の開戦に至る時代を反映した未公開ノートで、加藤の元編集者で立命館大学の鷲巣力はこれについてNHKのプロデュー…
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イレーヌ・テリー 著『ジェンダー平等と結婚』 家族の変容フランスの同性婚と親子関係
2019.01.27 Sun
2013年、フランスでも、「みんなのための結婚法」が成立し、同性婚が認められました。本書は、新しいジェンダー・アプローチから、同性婚が認められるまでの法的・社会的な歴史を紐解くとともに、男女平等の時代における生殖補助医療・親子関係の法的矛盾を明らかにすることで、家族法の抜本的改正のための議論の枠組みを提示しています。 日本でも、同性愛カ…
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2019年「改元」の年に、「明治改元」の意味を問い直す 平井和子
2019.01.10 Thu
「明治改元」から150年を節目として、政府が音頭を取り、地方自治体を巻き込んで、明治を近代化の偉大な成功物語として礼賛する言説が創り出されています。それがどのような問題を孕むのか、政府とは別の尺度から、「明治」を問いなおしたのが本書です。とくに、政府の言説からこぼれ落ちている、アジア・植民地・ジェンダー・セクシュアルマイノリティの視点で…
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尾崎翠&のぞゑのぶひさ著『第七官界彷徨』 尾崎翠は永遠に古びない! 穂原俊二
2018.12.11 Tue
尾崎翠『第七官界彷徨』は、1933年の刊行以来、常に読まれる古典として、たえず再評価され続け、まったく古びることなく、その計り知れない可能性にさまざまな人たちが惜しみない賛辞を与えています。 私は「第七官界彷徨」を読んで、日本の小説はこの一作でいいとすら思ったこともある。――――群ようこ『尾崎翠』(文春新書/文藝春秋)より。 …
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チョ・ナムジュ著『82年生まれ、キム・ジヨン』(斎藤真理子 訳) ひとつの小説が韓国を揺るがす大事態に
2018.12.11 Tue
『82年生まれ、キム・ジヨン』は、韓国で2016年10月に初版2000部で刊行されました。キム・ジヨン氏(韓国における82年生まれに最も多い名前)の誕生から学生時代、受験、就職、結婚、育児までの半生を克明に回顧していき、女性の人生に当たり前のようにひそむ困難や差別が淡々と描かれています。そして彼女はある日突然、自分の母親や友人の人格が憑…
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2018.12.11 Tue
本書は、編集企画グループ花げし舎に集まった女性6人の取材チームが、3年にわたって介護職の方たちに聞き取りを続けた原稿がもとになっています。超高齢社会のこの国を支える新たな「介護哲学」は、この現場に生きる草の根の介護職の人たちからこそ生まれてくるのだと思います。 これから介護を受ける人必読です。ぜひ彼らの言葉に耳を傾けてください。 ◆…
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アトランさやか著『ジョルジュ・サンド 愛の食卓——19世紀ロマン派作家の軌跡』 食べて、愛して、書いた女の一生涯 山田亜紀子
2018.12.11 Tue
ショパンやミュッセなどと恋愛関係にあった「恋多き女性」。ジョルジュ・サンド(1804-1876)について語られるとき、よく耳にするのがこの呼称。 しかし、まず作家として評価すべき人物なのではないでしょうか? 数多くの小説をものし、友人らに長い手紙を頻繁にしたため、女性の権利から政治についてまでの寄稿も手がけ、生涯書きまくった人物なのです。…
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アンネ・フランク・ハウス『アンネのこと、すべて』 アンネのこと、すべて 小林エリカ
2018.11.28 Wed
アンネ・フランクが迫害を逃れて潜んだ《隠れ家》で 13歳から15歳の日々をつづった『アンネの日記』は いまなお多くの人に読みつがれています。 アンネが生きたのはどのような世界だったのでしょう。 これまで子どもたちから寄せられた、たくさんの質問に答えるため アンネ・フランク・ハウスは、この本をつくりました。 その誕生から死、そして今まで…
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