著者・編集者からの紹介
-
山下 泰子 ), 矢澤 澄子 (監修)国際女性の地位協会編 {男女平等はどこまで進んだか--女性差別撤廃条約から考える 山下真智子
2018.08.09 Thu
本書は、国際女性の地位協会編による岩波ジュニア新書第三弾になります。これまで刊行してきました『女性の権利―ハンドブック女性差別撤廃条約』(1995年初版)、『新版 女性の権利―ハンドブック女性差別撤廃条約』(2005年初版)とは趣をかえ、条約に関わる身近なテーマやトピックスを切り口にしながら、女性差別撤廃条約と、条約をもとにしたジェンダ…
タグ:本
-
近山 恵子), 櫛引 順子, 佐々木 敏子著『どこで、誰と、どう暮らす?』 40代から準備する共生の住まいづくり 櫛引 順子
2018.08.09 Thu
『どこで、誰と、どう暮らす?』は20代からの友人3人の共著。 ~ウーマンリブから、高齢者住宅、地方創生の拠点づくりへ~ 私は現在66歳です。一昨年母と共にサービス付き高齢者向け住宅である「ゆいま~る那須」に移住しました。昨年母を看取り、この春から「那須まちづくり広場」に毎日通う生活をしています。「ゆいま~る…
タグ:本
-
齋藤陽道著『異なり記念日』 違ったままでつながるために ◆評者 白石正明( 医学書院看護出版部・編集者)
2018.08.09 Thu
本書の著者、齋藤陽道(さいとう・はるみち)さんは、プロの写真家です。赤々舎から出され話題を呼んだ『感動』などの写真集のほか、若い人たちには窪田正孝フォトブックの写真家といったほうが通りがいいかもしれません。 齋藤さんは、生まれたときから耳が聞こえません。ご家族では、彼と下の妹さん以外は、聴者です。彼は幼い頃から発音訓練を受けたり、相…
タグ:本
-
2018.08.09 Thu
本書は、『「見えない女性」女性たち』と題された新聞記事(朝日新聞2016年11月7日付朝刊)を目にしたことからスタートしました。 そこには、雨宮さんが賃貸物件の入居審査に落ちたことが書かれていて、「収入が不安定な独身中年女性は、部屋を借りることもままならない」という、雨宮さんが遭遇した厳しい現実に驚きを隠せませんでした。 この記事を…
タグ:本
-
ヒラリー・ロダム・クリントン著『WHAT HAPPENED 何が起きたのか?』(髙山祥子訳) ヒラリーの思いから知る、彼女の目指したアメリカ 草薙麻友子(光文社 新書編集部)
-
柳原恵著『〈化外〉のフェミニズム―岩手・麗ら舎の〈おなご〉たち』 ◆柳原 恵(やなぎわら めぐみ)
2018.08.01 Wed
本書は、岩手においてフェミニズムの視点から活動してきた詩人・小原麗子さん(1935年生まれ)と文筆家・石川純子さん(1942年生まれ)、そして小原さんが主宰する麗ら舎読書会(岩手県北上市)に着目し、戦後の岩手におけるフェミニズムの思想と活動の内実を明らかにするとともに、それらを日本女性運動史・フェミニズム思想史のなかに定位することを目指…
タグ:本
-
榎本泰子編『アジアと生きる アジアで生きる:中央大学文学部プロジェクト科目講義録』 アジアをフィールドに活躍する女性たち 榎本泰子
2018.07.31 Tue
近年私たちの日常の生活風景の中に、アジアの人々の姿は珍しくなくなりました。経済発展や情報通信技術の発達によって、国と国を隔てる壁は低くなり、旅行・留学・NPO活動など、市民レベルの交流が活発に行われるようになっています。本書は2016年に中央大学文学部で行われたオムニバス講義「アジア共同体を考える──共に生きるための15のヒント」(ワン…
タグ:本
-
ブルンヒルデ・ポムゼル、トーレ・ハンゼン著『ゲッベルスと私——ナチ宣伝相秘書の独白』 過去からの警告 有馬由起子
2018.07.16 Mon
岩波ホールなど全国劇場で順次公開中の映画「ゲッベルスと私」は、ヒトラーの右腕としてナチ体制を牽引した宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッベルスの元秘書のひとり、インタビュー時点で103歳だったブルンヒルデ・ポムゼルが、69年の時をへて当時を回想するドキュメンタリーです。30時間におよぶインタビューをもとに書き起こされた本書では、映画では語られなかった…
タグ:本
-
河村都著『ハッピーシニアの参考書』 シニア世代の応援書!生きることがラクになる 中野晴佳
2018.07.02 Mon
実は苦手なお付き合い、遠慮して言えない本音・・・。誰にでも心当たりがあるのではないでしょうか。 若いうちは友達同士で連れ立って、仲良しこよしも楽しいもの。 でも、いつまでもそれで大丈夫? 本書では、著者はこう語ります。 「女性は四〇歳を過ぎたら、一人で歩く方がかっこいい」 家族との別れ、自身の病など、年齢を重ねるにつれて一人で受け…
タグ:本
-
酒井順子著『百年の女――『婦人公論』が見た大正、昭和、平成』 ここには女のすべてが詰まっている! 打田いづみ
2018.07.02 Mon
2016年、『婦人公論』は創刊1世紀を迎えました。 「婦人と言えども人である」などというフレーズが踊る大正5年以来、日本の女性たちとともに、激動の時代を歩んできた雑誌。 その1400冊余に上るバックナンバーに、人気エッセイストが挑んだのが本書です。 参政権やウーマン・リブといった女権拡張の歩みはむろん、大正の「非モテ」、女性タイピスト…
タグ:本