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弥生・三月、春なのに(旅は道草・158)やぎ みね
2023.03.20 Mon
3月5日の日曜日、96歳になる叔母が、熊本の実家からもってきた、百年前の能舞台のお雛さまと塗りの小物を片づけていたらしい。転んだわけではないが、ちょっと腰をひねったのか、椅子に座って腰が痛いという。お昼の支度をして、食後、ポータブルトイレで用を足すのを手伝うが、やはり動くと痛いらしい。 日曜日で、お医者さんもお休み、娘と孫も買い物…
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旅は道草
連続エッセイ
タグ:高齢社会 / 本 / 平和 / 戦争
語り得ない過去を、語り得るようになるまで -大娘(ダーニャン)たちへの「オーラルヒストリー」の試み(旅は道草・157)やぎ みね
2023.02.20 Mon
久しぶりに、コロナ禍で途絶えていた読書会が開かれた。テキストは上野千鶴子・蘭信三・平井和子編『戦争と性暴力の比較史へ向けて』(岩波書店、2018年)。当番を迎えて、第10章「戦時性暴力被害を聞き取るということ-『黄土の村の性暴力』を手がかりに」(蘭信三)を担当した。 この章は、石田米子・内田知行編『黄土の村の性暴力-大娘たちの戦争…
タグ:本 / 戦争 / 中国 / 戦時性暴力 / 女性と戦争
一日一日を大事に、自分を生きる(旅は道草・156)やぎ みね
2023.01.20 Fri
予期せぬ入退院からひと月が経ち、年末のおせちづくりを終え、いつものように、みんなで無事にお正月を迎えることができてホッと一安心。 数の子、たらこ、海老のつや煮、昆布巻き、蛤、田作り、牛肉のしぐれ煮、黒豆、大根と人参の柿なます、人参の甘煮、たたき牛蒡、筑前煮、金時芋の栗きんとん、紅白蒲鉾、だし巻、厚焼き卵、ロースハム、焼き豚。そして…
タグ:くらし・生活 / 身体・健康 / 食 / 映画 / 本
予期せぬ緊急入院と5日後、無事退院の顛末(旅は道草・155)やぎ みね
2022.12.20 Tue
金曜日の夜9時頃、お風呂から上がってパジャマに着替えたら急に息が苦しくなり、ソファに倒れ込んで、一瞬、気が遠くなった。「このまま旅立てたら、楽でいいな」と思っていたら、遠くから娘の声が聞こえてきた。同じマンションに住む男友だちが横で血圧計を測っているようだ。 「血圧と酸素量が、かなり低い。救急車を呼ぼう」という声が聞こえてきた。「…
タグ:身体・健康 / 高齢社会
旅する少年/旅する青年/旅の醍醐味(旅は道草・154)やぎ みね
2022.11.20 Sun
12歳の少年が一人、旅に出る。初めての一人旅は1973年11月、京都駅から東海道本線で東京へ。中央本線で塩尻を経由して名古屋へ。関西本線、紀勢本線、阪和線から大阪天王寺、環状線、東海道本線を回って京都駅まで。子ども料金2590円。 1970年代に終わりを告げるSL(蒸気機関車)に乗り、学校が休みになると少年は日本中を旅する。黒川創…
タグ:旅 / 本
リブは今も生きている(旅は道草・153)やぎ みね
2022.10.20 Thu
あの時代、同じ思いを生き、どこかですれ違っていたかもしれない女たちの本を読む。「モナ・リザスプレー事件」の米津知子を追う荒井裕樹著『凛として灯る』(現代書館 2022・6・23)と、榛名山の山岳アジトで連合赤軍のリンチによって殺された遠山美枝子を描く江刺昭子著『私だったかもしれない ある赤軍派女性兵士の25年』(インパクト出版会 202…
タグ:本 / リプロダクティブ・ライツ / 学生運動 / ウーマンリブ / 中西豊子 / 優生保護法 / 米津知子
「差別」は、司法で裁かれるのか?(旅は道草・152)やぎ みね
2022.09.20 Tue
夏の終わりの残暑と、この国の「政権」への怒りが、ずっと続くなか、8月30日、ウトロ放火事件第一審判決の日、御所の南、京都地裁に足を運ぶ。 2021年7月24日、名古屋市中村区にある在日本大韓民国民団系列施設への放火、さらに同8月30日、在日コリアンが集住する京都府宇治市ウトロ地区に火を付けたとして、非現住建造物等放火、建造物損壊、器…
タグ:在日朝鮮人 / 民族差別 / 差別 / 人種差別 / 裁判 / ヘイトクライム
フェミ科研費裁判「不当判決」を許さない!(旅は道草・151)やぎ みね
2022.08.20 Sat
7月24日(日)、祇園祭「後(あと)祭」の巡行を見送った後、同志社大学へ向かう。一般公開シンポジウム「フェミ科研と学問の自由」に参加するために。 「国会議員の科研費介入とフェミニズムバッシングを許さない裁判」支援の会に賛同して、提訴以来、この3年間、京都地裁の傍聴に毎回、駆けつけた。そして2022年5月25日、第一審判決。傍聴券の抽…
タグ:フェミニズム / 牟田和恵 / 裁判 / やぎみね / フェミ科研費裁判 / 杉田水脈
ジェンダーの視点に立つ「記憶」の再構築を(旅は道草・150) やぎ みね
2022.07.20 Wed
7月10日、第26回参議院議員選挙の投票を済ませて、京大人文研アカデミー「東アジアの脱植民地化とジェンダー秩序-女性たちの経験と集合的記憶の再構築」に行く。会場とオンラインで結ぶハイブリッド形式の開催。4人の報告者の方々の長い研究成果の蓄積と、当事者たちに向き合う真摯な姿勢に感銘を受け、久々に充実した時を過ごさせていただいたことに感謝…
タグ:戦争 / 女性と戦争 / やぎみね / ジェンダーの視点
なぜ「歴史」は繰り返されるのか?(旅は道草・149)やぎ みね
2022.06.20 Mon
天安門事件33年目の6月、チャン・イーモウ監督「One Second 永遠の24フレーム」を見に行く。「One Second」は一秒、「24フレーム」とは映画の1秒間は、フィルムのコマが24フレームあることを意味する。 舞台は1969年、文化大革命のさなかの中国。もうもうと砂塵が舞い上がる砂漠の中を逃亡者の男が一人、歩き続ける。「造…
タグ:旅 / 映画 / 中国 / 文化大革命 / やぎみね
イベント情報
わたしたちの〈はて?〉~ 女性の生きづらさ はどこからくるの
11/24(日)10時00分〜
ウィメンズ・アカデミー in 明石 めざせ!女性リーダー
クレヨンハウス「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」第158回
働く女性の人権センターいこ☆る 秋の講座
11/24(日)14時00分〜
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