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戸籍なんて、いらない!(旅は道草・138)やぎみね
2021.07.20 Tue
久しぶりの読書会で、「100分de名著」ボーヴォワール『老い』(上野千鶴子・NHKテキスト、2021年7月)を読む。 「年齢に抗わない」「ひるむことなく、堂々と老いさらばえよ!」と、上野さんはボーヴォワールの『老い』上・下2巻を読み解き、胸のすくタンカを切る。ああ、スッキリした。 62歳のボーヴォワールが『老い』を書いたのは、「老…
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旅は道草
連続エッセイ
タグ:高齢社会 / 老い / やぎみね / 戸籍制度 / ボーヴォワール
「モモ」が、教えてくれたこと(旅は道草・137)やぎみね
2021.06.20 Sun
小5の孫娘の本棚を眺めていたら、「読んで!」と、本から声が聞こえたような気がして、ミヒャエル・エンデの名作『モモ』(岩波少年文庫、2005年)を手にとった。以前に読んだことがあったと思うのに、もう一度読み返してみたら、もう止まらない。 なんという示唆と風刺に富む本なのだろう。 「小さなモモにできたこと、それはあいての話を聞くこ…
タグ:高齢社会 / 本 / 老い / やぎみね / 生と死
ああ、新緑の季節というのに・・・(旅は道草・136)やぎみね
2021.05.20 Thu
京都御所と二条城の間にある我が家の西北、一条戻り橋近く、母(97歳)が入院する堀川病院まで、毎日、バスで行く。 一条戻り橋は平安時代、渡辺綱の鬼退治で有名な場所。陰陽師・安倍晴明の晴明神社も近くにある。賑やかな市中に、静かな小川のせせらぎと古い石垣と大きな古木が生い茂っている。 京都第二日赤から転院した母は今、地域包括ケア病棟で…
タグ:旅 / 本 / 京都 / 介護 / やぎみね / コロナ
いつかゆく道(旅は道草・135)やぎみね
2021.04.20 Tue
97歳になる母が部屋で転んで骨折した。 3月19日(金)午後6時前、トイレに立とうとして、よそ見をしてすべって転んだらしい。94歳になる叔母からケータイに電話があり、かけつけると「痛い」といって座り込んでいる。車椅子に乗せて近くの整骨医院につれていこうと電話をすると、「手術の可能性があるので救急車で」といわれて救急車で近くの京都第…
タグ:家族 / 介護 / 高齢者 / やぎみね
時の流れに、私的「戦後」体験を乗せて(旅は道草・134)やぎみね
2021.03.20 Sat
春三月、お雛さまを飾った。母の実家からやってきた100年前の能舞台の翁と、50年前に娘に贈られた京雛と。お公家さんのならいで京都では向かって左が女雛、右に男雛が並ぶ。今年もまた、春を運んできてくれた。時の流れは、ほんとに速い。 それにしても、もう戦後75年も経つんだ。先日、「わたしのイチオシ」で紹介した、蘭信三・小倉康嗣・今野日出…
タグ:記憶 / 戦争 / 家族 / 歴史 / やぎみね
「#わきまえない女」たちの反乱(旅は道草・133)やぎみね
2021.02.20 Sat
『遊廓のストライキ 女性たちの二十世紀・序説』(山家悠平著、共和国発行、2015年)を読み、100年近く前に、「わきまえない女」たちが、遊廓の中から声を上げていたことを知った。そのことを若手研究者が、しかも男性が、過去の女性史の空白を埋めるように丹念な資料収集をもとに本を編んだ。もう2刷だ。 1926年(大正15)4月、吉原の妓楼「…
タグ:本 / 女性労働 / 売春 / 女性の人権 / やぎみね / 女性史 / セックスワーク
いつものように、お正月がやってきた(旅は道草・132)やぎみね
2021.01.20 Wed
今年もまた、あわただしい師走と年始がやってきた。 それぞれの部屋の大掃除と、おせち料理の材料の買い物に3往復。97歳の母と93歳の叔母と娘と10歳の孫娘の5人分の手づくりのおせち料理を、娘と手分けして2日間かけてつくる。 数の子、車海老、タイの子、蛤、三嶋亭の牛肉と糸コンニャクの甘辛煮、黒豆、紅白蒲鉾、伊達巻、昆布巻、筑前煮、紅…
タグ:くらし・生活 / 高齢社会 / 食 / 映画 / やぎみね
なぜ「こう」なのか、を問う姿勢(旅は道草・131)やぎみね
2020.12.20 Sun
なぜ「こう」なのか、を問い、「国道3号線」を鹿児島から門司まで北上し、その地に起こった近代史を追いかけ、抵抗の民衆史を繙く、「道行」の書。森元斎著『国道3号線 抵抗の民衆史』(共和国、2020年8月)を読む。 西南戦争、水俣病、山鹿コミューン、炭鉱争議と「サークル村」、沖仲仕と米騒動と続く、国道3号線の痛快な歴史の旅に誘われて、長…
タグ:旅 / 本 / 歴史 / やぎみね
ガラスの天井を破る女性たち(旅は道草・130)やぎみね
2020.11.20 Fri
「9月18日、米連邦最高裁は、ルース・ベイダー・ギンズバーグ判事が亡くなったと発表した。87歳だった。大統領選を目前にした死去は、今後のアメリカの国のあり方に大きな影響を与える可能性がある」とイギリスのBBCニュースは報じた。 ギンズバーグを追悼してドキュメンタリー「RBG 最強の85才」(監督・プロデューサー/ジュリー・コーエン…
タグ:映画 / 本 / 女性の政治参加 / 女性差別 / 中西豊子 / やぎみね
人と人をつなぐ、不思議な本の世界(旅は道草・129) やぎみね
2020.10.20 Tue
少し涼しくなり、山積みの本を整理しようと思い立った。本棚の奥に隠れていた一冊の分厚い本を見つけた。「ん? この本、読んでなかったっけ」「早く読んで!」と、声が聞こえたような気がして、読み始めたらもうやめられない。血湧き肉躍る、壮大なスケールの伝記だった。 中薗英助著『鳥居龍蔵伝 アジアを走破した人類学者』(岩波書店 1995年3月)。…
タグ:本 / 戦争 / 中国 / やぎみね
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わたしたちの〈はて?〉~ 女性の生きづらさ はどこからくるの
11/24(日)10時00分〜
ウィメンズ・アカデミー in 明石 めざせ!女性リーダー
クレヨンハウス「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」第158回
働く女性の人権センターいこ☆る 秋の講座
11/24(日)14時00分〜
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