本
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アルテイシア『ヘルジャパンを女が自由に楽しく生き延びる方法 』(幻冬舎文庫) 投稿◆羽賀千恵(幻冬舎)
2023.03.15 Wed
絶望が加速する日本で社会を少しでも良くしていくために 安倍政権が終わった時、正直「これで日本も少しずつ良くなっていくんだろうな」と思ったものですが、まさかもっとヘルなジャパンになっていくとは……とぐったりしている方も少なくないのではと思います。本書はそんな「男尊女卑疲れ」している私たちを爆笑と共に鼓舞してくれるエッセイ集です。 特に読…
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杉井静子著 『ジェンダー平等社会の実現へ-「おかしい」から「あたりまえ」に』 投稿◆ひめしゃら法律事務所 事務局
2023.03.14 Tue
著者は50数年に渡ってたくさんの家事事件や女性差別事件に携わってきたベテラン弁護士。 弁護士としての実務実体験に基づいた切り口は読みやすく、事例を身近に感じながら読み進めることができる。 「これって女性だから(男性だから)?」 「母親だから?」 心の深いところにいつの間にか染みついているジェンダー意識は一体どこからきているのか。 親…
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河野貴代美著『1980年、女たちは「自分」を語りはじめた: フェミニストカウンセリングが拓いた道』 投稿◆林香里
2023.03.09 Thu
フェミニストたちへの宿題の書 「フェミニストカウンセリング(略称として、以下、親しみをこめて「フェミカン」と呼ばせてください)」というのは和製英語、いや本書の著者である河野貴代美さんの発案した造語なのだそうだ。本場のアメリカでは feminist therapyという。河野さんは、「セラピィ」という言葉では「治療」という医療的なニュアン…
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河野貴代美著『1980年、女たちは「自分」を語りはじめた~フェミニストカウンセリングが拓いた道』 投稿◆竹村優子(幻冬舎)
2023.03.09 Thu
「ノーを言う」「自己主張をする」女性たちが声をあげ、語るために必要だった歴史 女性が「自分」を語るなど当たり前だと思われるでしょうか? だとしたら、それは語ってもいい土壌を作ってきた方たちの尽力があったから――。 3月8日に発売された河野貴代美さんによる『1980年、女たちは「自分」を語りはじめた~フェミニストカウンセリングが拓いた道…
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山口典子・著『ジェンダー平等社会の実現と発展的プロセスに関する研究――堺市女性団体協議会活動の戦後73年の軌跡に着目して』 投稿◆森田系太郎
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スラヴェンカ・ドラクリッチ著 栃井裕美訳『ポスト・ヨーロッパ:共産主義後をどう生き抜くか』 投稿◆栃井裕美
2023.03.02 Thu
スラヴェンカ・ドラクリッチは、旧ユーゴスラヴィア出身のフェミニスト、作家です。東欧のボーヴォワールともいわれ、家父長制が色濃く残る社会において女性の地位向上、ジェンダー不平等の問題などに取り組み、国内初のフェミニスト団体「女性と社会」を創設、続いて『フェミニズムの大罪』(一九八四年)を発表しています。激しい内戦が勃発した九〇年代、民族主義…
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有元伸子・府中市上下歴史文化資料館共編『岡田(永代)美知代著作集』 投稿◆有元伸子(広島大学)
2023.02.26 Sun
いまよみがえる〈新しい女〉の文学世界 岡田美知代/永代美知代(1885-1968)は、広島県府中市上下町出身の女性作家です。 明治末から大正期にかけて、自然主義の小説家として評価されるとともに、数多くの少女小説を発表しました。ストウ夫人「アンクル・トムス・ケビン」の日本における完訳本に近いほぼ初の完訳『奴隷トム』など、複数の翻訳書も手が…
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語り得ない過去を、語り得るようになるまで -大娘(ダーニャン)たちへの「オーラルヒストリー」の試み(旅は道草・157)やぎ みね
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WAN女性学/ジェンダー研究博士論文データベース新規登録論文
2023.02.20 Mon
WAN女性学/ジェンダー研究博士論文データベースに、新たに次の8件の論文を登録しました。これにより、登録論文数は1485件となりました。 ☞データベースはこちら https://wan.or.jp/hakuron/search/ 馬場 絢子:家族関係における老親介護の意味 母娘関係に注目して 薛 梅:二十世紀初頭から日中戦争にかけての日中…
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