本
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横山登志子・須藤八千代他編『ジェンダーからソーシャルワークを問う』 フェミニズム/ジェンダーの力がソーシャルワークを変革する 須藤八千代
2020.06.05 Fri
コロナウイルスからの「出口戦略」が見えてきた今、本書はソーシャルワークの出口戦略である。ソーシャルワークを援助技術だとか福祉などと言っていると日本のソーシャルワークは出口を見つけられない。仲間にそう激を飛ばしてこの本を作った。売春防止法、女性福祉では出口が見つからない。「ソーシャルワークはなぜ視野を狭め、非政治化したのか」と本書は帯に書…
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水野 英莉緒『ただ波に乗る Just Surf サーフィンのエスノグラフィー』 サーフィンの世界に内在する差別・抑圧の構造を描く試み 晃洋書房編集部
2020.05.21 Thu
夏の風物詩、健康的なライフスタイルを表現する効果的な記号として用いられてきたサーフィン。東京2020オリンピックの正式競技になり、現実的なスポーツ種目としても注目を集めている。 しかし、サーファーおよびサーフィンという文化の現場で、実際にどのような活動が行われているのかを調査・記録したものは少ない。冒頭で書いたとおり、サーフィンは記号と…
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佐藤愛子×小島慶子著『人生論 あなたは酢ダコが好きか嫌いか』 年の差50歳の女二人が手紙で交わした「夫婦と酢ダコ」の滋味深さ 橘高 真也
2020.05.21 Thu
2017年年間ベストセラー第1位となった『九十歳。何がめでたい』の刊行から4年が経ち、現在96歳、「論理を踏んづけて情念に生きて来た、もはや気息奄奄」の佐藤愛子さんが、現在47歳、「理屈の隘路にハマって夫婦関係や今後の人生に呻吟する」小島慶子さんと17通の手紙を交わした往復書簡集を刊行しました。 テーマは夫婦関係や子供のこと、マスメ…
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水無田気流著『「居場所」のない男、「時間」がない女』(ちくま文庫) 砂金 有美
2020.05.15 Fri
大人になった「私」の時間は「私」のものではなくなるのだろう。暗い予感を子供の頃から意識せざるを得なかった。「母」の時間は、「祖母」の時間は、まわりで生きる「女」たちの時間は、仕事の有無にかかわらず見事に家庭に溶けていた。なんてこった。勘弁してくれ。すると私が「息子」であれば万事ハッピーな人生だったか? わからない。そちらはそちらで、違う…
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大田美和著『『世界の果てまでも』 女たちは世界の果てをめざす 大田美和
2020.05.06 Wed
短歌を作り、詩を書き、イギリス小説についての論文を書き、文学とジェンダーについて大学で教えている著者による、初めてのエッセイ集です。47のエッセイ(書評を含む)と2つの対談が収められています。文学、美術、音楽、歴史、国内外での講演、「「女の平和」国会ヒューマンチェーン」への参加、両姓併記パスポートなどトピックは多岐にわたります。 「女の…
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