わたしのイチオシ
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望月衣塑子著『新聞記者』―望月衣塑子は、一日にしてならず ◆評者:平井美津子
2019.08.26 Mon
書 名 新聞記者 著 者 望月衣塑子 発行所 角川新書 刊行日 2017年10月12日 望月衣塑子は、一日にしてならず。 望月衣塑子に会って話した途端、機関銃のような語りとその面白さにいっぺんで魅了された。そんな人は少なくないだろう。 彼女のまっすぐさ、正義感、何事にもひるまない強さがどこから来ているのか。中学生の時に吉田ルイ子の『南…
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『<化外>のフェミニズム―岩手・麗ら舎読書会の<おなご>たち』柳原恵著――女性史の新たな旗手の登場に期待する ◆宮﨑黎子
2019.08.22 Thu
書 名 <化外>のフェミニズム―岩手・麗ら舎読書会の<おなご>たち 著 者 柳原恵 発行元 ドメス出版 発行年 2018年4月1日 <化外>とは、聞き慣れない言葉である。「文化の果てる地」、「辺境」、「後進地」と言われ、中央の政治・文化圏からふるい落されてきた、東北・岩手を指している。 疎外され、収奪の対象としてしか、存在しない、周縁化…
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日本版女性学の先駆け――『日本婦人問題懇話会会報アンソロジー 社会変革をめざした女たち』◆評者 村松泰子
2019.08.11 Sun
書 名 日本婦人問題懇話会会報アンソロジー 社会変革をめざした女たち 著者名 日本婦人問題懇話会会報アンソロジー編集委員会・編 発行元 ドメス出版 発行年 2000.09.25 「日本婦人の地位も昔にくらべれば向上したものの、根本的には未解決の問題が多く、それらはみな今後、私たち婦人の手で解決されていかなければなりません。」 これは今…
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