わたしのイチオシ
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「それはあなたが望んだことですか?」 ちづこのブログNo.132
2020.03.22 Sun
畏友、河野貴代美さんの同名の新刊をご紹介したい。 フェミニストカウンセリングが日本に誕生してから40年。 本書は、そのあいだに起きた社会の変化と、女性の変化、さらにフェミニストカウンセリングの変化を見渡した射程の長さを持っている。といえば、堅苦しい論集のように聞こえるが、その実、フェミニストカウンセリングのリーダーである河野貴代美さ…
タグ:DV・性暴力・ハラスメント / 本 / DV
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2020.03.17 Tue
恒例の『みすず』読書アンケート2020をご紹介。⑴石川九楊『河東碧梧桐 表現の永続革命』(文藝春秋社、2019年) 俳句は世界最短の詩型。その俳句の革新に挑んだ河東碧梧桐の評伝、に見えて、それを越えた近代俳句史を書き換える挑戦。新興俳句はなぜ失速したのか?口語自由律は、なぜ定型に勝てなかったのか?自由律俳人として知られる放哉と山頭火はどこ…
タグ:DV・性暴力・ハラスメント / 女性政策 / 憲法・平和 / DV
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渡邉愛里「行政書士のための新しい家族法務 実務家養成講座』―-おひとりさま、LGBT、事実婚、ひとり親・・ 多様な家族とそのサポーターのための最強お助け本! ◆評者 養父知美
2019.08.30 Fri
書 名 行政書士のための新しい家族法務 実務家養成講座 著 者 渡邉愛里 発行所 税務経理協会 発行日 2018年10月12日 家族の多様化がいわれて久しい。昭和から平成そして令和への移り変わりの中で、「夫婦と未婚の子」の世帯が大きく減少している。「夫婦」とは適法な婚姻をした男性と女性のことで、つまり異性のカップル、法律婚、それに夫唱婦随…
タグ:本
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望月衣塑子著『新聞記者』―望月衣塑子は、一日にしてならず ◆評者:平井美津子
2019.08.26 Mon
書 名 新聞記者 著 者 望月衣塑子 発行所 角川新書 刊行日 2017年10月12日 望月衣塑子は、一日にしてならず。 望月衣塑子に会って話した途端、機関銃のような語りとその面白さにいっぺんで魅了された。そんな人は少なくないだろう。 彼女のまっすぐさ、正義感、何事にもひるまない強さがどこから来ているのか。中学生の時に吉田ルイ子の『南…
タグ:本