著者・編集者からの紹介
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澁谷智子・編『コーダ 私たちの多様な語り』 ◆澁谷智子(成蹊大学文学部現代社会学科)
2024.02.20 Tue
「コーダ(Coda)」とは「聞こえない親を持つ聞こえる子ども」を指す言葉です。1980年代前半のアメリカで、自らも聞こえない親を持つミリー・ブラザーによって作られました。ミリーは、音楽用語で「本章とは異なる終結部分」を意味する「Coda」が、聞こえない親なくしてはありえないけれども親とは違っている自分たちの体験と重なるところがあると感じ…
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小西一禎・著『妻に稼がれる夫のジレンマ ――共働き夫婦の性別役割意識をめぐって』 ◆小西一禎(ジャーナリスト/元米国在住駐夫)
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【会員プレゼント付・終了しました】平山亮・佐藤文香・兼子歩 編『男性学基本論文集』 ◆勁草書房 編集部
2024.02.11 Sun
階級やセクシュアリティ、メリトクラシー、グローバリズム──「男性性はどのようにつくりあげられるのか」をめぐる必読文献を集成した本邦初の男性学/男性性研究の基本論文集。 男たちが「男らしさ」にとらわれているから、性別秩序は変わらないのだ――そうした見方では性の不平等がつくられるメカニズムは解明できない。 英語圏のジェンダー研究に大きな…
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ジェンダー事典編集委員会(編)『ジェンダー事典』 ◆丸善出版 企画編集部
2024.02.09 Fri
日本ではじめてのジェンダーに関する総合的な事典 「ジェンダー平等」は21世紀の国際社会において大きな課題とされており、SDGsでも達成目標の一つとして掲げられています。 日本でも、政治やメディアの場面で「ジェンダー」の用語が使われるようになり、関連するニュースが報道されることも増えてきました。 ただ、世界との比較をみると、例えば世界経済…
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投稿誌『Wife』406号 ◆投稿誌『Wife』編集長 小野喜美子
2024.02.09 Fri
投稿誌『Wife』406号発行しました! 市井の女性たちが生きていく中で感じたことを書き綴る投稿誌『Wife』、406号(2024年冬号)発行しました! ★特集「価値観ギャップストーリー」 「価値観は人それぞれ」「正論はこれ」とわかっていても、違いをのみこむことは……。 できたり、できなかったり、なんとか努力していたりする人たちの声…
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月刊『We learn』2024年2月号発刊! ◆月刊『We learn』編集部 担当:池田
2024.02.02 Fri
月刊『We learn』2月号発刊! 特集テーマは「働くこととケア」です。 ★ラインナップはこちら https://www.jawe2011.jp/welearn-publish/5618 ★財団編集部の「今月のイチオシ!」 今月のイチオシは、「研究レポート」です。 浅倉むつ子さん(早稲田大学名誉教授)が「ケアレス・マン」モデルからの…
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サンドラ・ヘフェリン著「ドイツの女性はヒールを履かない--無理しない、ストレスから自由になる生き方」(自由国民社) ◆サンドラ・ヘフェリン(エッセイスト)
2024.01.25 Thu
女性の「がんばらない」を追及する---それが本書のテーマです。 大真面目に「がんばらないこと」を追求するなんて、その行為じたいがある言い「がんばっている」ことになってしまうので矛盾があるのではないか・・・なんて思われそうですが、経済協力開発機構(OECD)の2021年の調査によると「33カ国中、最も寝ていないのは日本の女性」なのですから…
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荒木菜穂『分断されないフェミニズム―ほどほどに、誰かとつながり、生き延びる』(青弓社)
2024.01.14 Sun
『分断されないフェミニズム―ほどほどに、誰かとつながり、生き延びる』という本を昨年12月に出させていただきました。 手垢のついたフェミニズム・イメージに溢れる時代を過ごす中わたしが実際に出会ったフェミニズムは、しんどいものでもありつつ、知らない世界を知ったり、自分を見つめ直す機会になったり、共感や批判をくりかえし、時には距離を…
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