「%E3%81%86%E3%81%88%E3%81%AE」の検索結果
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河原千春編著『『志縁のおんな』 「志縁(しえん)」という思想 ◆ 大道万里子
2021.12.23 Thu
■まわりまわってたどり着いた縁 「もろさわようこ」――この名前に反応する方はどのくらいいるのだろう。 ある年代の人にとっては、胸がキュンとする名前である。かく言う私もその一人。 学生時代、もろさわさんの『信濃のおんな』『おんなの戦後史』などを読み、地に足のついた女性史に惹かれた。20代の私にもろさわさんの言葉が入り込み、感じ入った。…
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合同出版編集部著『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』 声を上げ続けてきた人たちの記憶と記録 ◆ 合同出版編集部
2021.12.02 Thu
性暴力について語る人の口を、ふさぎ続けてきたわたしたちの社会。それでも声を上げ続け、問題を明らかにしてきた人たちが、いま、伝えたいこととはーー。 これまで、性暴力被害者は、沈黙を強いられ、孤立を抱えてきました。こうした現状を打ち破ろうと、被害者たちがその体験や思いについて声を上げ始めました。それが大きなうねりとなり、「#Metoo…
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山﨑博司他著『答えのない道徳の問題を考える どう解く?』 ◆ 花立 健
2021.11.16 Tue
「 「30人のクラスだと、男の子と女の子はだいたい半分ずつ。だけど、会社の社長を30人あつめると、女の人はたった2人なんだって。男性と女性の数は半分なのに、どうして女性のリーダーって 少ないんだろう?」 ジェンダーをはじめ、働くこと、学校のこと、SNSのことなど、今子どもと話し合いたい13のテーマを選び、問いと様々な答えを掲載し、子ども…
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遠藤まめた著『みんな自分らしくいるための はじめてのLGBT』(ちくまプリマー新書) 読むと自分のことを話したくなる、対話に開かれた入門書◆伊田久美子
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キム・ジナ 著『私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない』 パイ(分け前)を取り戻そう ◆ 栗原和子
2021.06.30 Wed
NYタイムズでも紹介されたフェミニズム空間「ウルフソーシャルクラブ」の運営者であり、コピーライターであり、カフェ経営者でもある著者のキム・ジナさんが、自身の経験を綴ったフェミニズム・エッセイです。 韓国では発売3カ月で5刷を記録。日本でも韓国語の原書を読んだ方々のSNSなどで話題になり、日本語訳版希望の声が上がっていた話題作です。 …
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宮地尚子 編『環状島へようこそ――トラウマのポリフォニー』 ◆ 木谷陽平
2021.06.09 Wed
本書『環状島へようこそ――トラウマのポリフォニー』は、2018年から2020年まで雑誌『こころの科学』(日本評論社)に断続的に連載された対談がもとになっている。すべての対談のホストをつとめるのは宮地尚子氏。長くトラウマの臨床や研究に携わってきた精神科医であり医療人類学者である。 対談のゲストは、7人の臨床家や表現者。森茂起氏、伊藤絵美氏…
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ブレイディみかこ著『女たちのポリティクス』(幻冬舎新書) ◆ 羽賀千恵
2021.06.02 Wed
2016年のアメリカ大統領選でヒラリー・クリントンがまさかの敗退。ヒラリーを勝たせるぐらいならトランプに入れる。そんな「強烈な男尊女卑」が未だに存在することがはっきりしてしまったわけですが、あれから4年。カマラ・ハリスが女性で初めてのアメリカ副大統領に就任。しかも見回してみれば、コロナ禍で指導力を発揮するメルケル(ドイツ)、アーダーン(ニ…
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今一生著『子ども虐待は、なくせる』 30年以上も失敗し続けている、子ども虐待防止策 ◆ 今一生
2021.04.02 Fri
日本の子ども虐待防止策は、30年以上も失敗し続けてきた。 『子ども虐待は、なくせる 当事者の声で変えていこう』(日本評論社)は、失敗の現実を浮き彫りにし、新しい虐待防止策を虐待サバイバーと共に作ろうと呼びかける本だ。 失敗のエビデンスは、厚労省の公表している以下の統計で十分だろう。 ●虐待相談の件数は1990年以来、30年間で約20…
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