著者・編集者からの紹介
-
佐藤文香監修『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた』 ジェンダーにかんしてともに考え議論していくために 児玉谷レミ
2019.07.29 Mon
『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた――あなたがあなたらしくいられるための29問』は、2017年から2018年の間に一橋大学社会学部の佐藤文香ゼミに所属していたわたしたちの課外活動の成果です。わたしたちが佐藤ゼミ生として過ごした2年間、ジェンダー研究を専攻していると友人や知人、家族に話すと、さまざまな疑問や不満、ときには怒りをぶ…
タグ:本
-
内澤旬子著『ストーカーとの七〇〇日戦争』 ストーカー被害の実態と問題解決への道筋 内澤旬子
2019.07.10 Wed
話をするのがとても下手だと言うと、大抵の人に首を傾げられる。誰を相手にしても臆せず喋りまくるからだ。しかし肝心なことを伝えることが、できていないと常に思う。テレビやラジオに呼ばれるたびに、あれもこれも言えなかったと、放映を視聴しては布団をかぶって身悶えすることとなる。 このたび上梓した『ストーカーとの七〇〇日戦争』は、私自身が体験した…
タグ:DV・性暴力・ハラスメント / 本 / DV
-
森田ゆり著『体罰と戦争――人類のふたつの不名誉な伝統』 暴力とは何かを問い続けて 森田ゆり
2019.06.20 Thu
「人間はほかの動物と比べると、同類間の破壊的な行動が際立って見られる種です。同類間で傷つけ合い殺し合う動物はほかにもいますが、人間ほどマス(大量)レベルで同類攻撃をする動物はほかにいません。そのような同類間攻撃行動のうち、何千年にもわたって止むことなく続いてきた人類のふたつの不名誉な伝統が、体罰と戦争です。このふたつには共通点がいくつも…
タグ:本
-
<受賞しました!>野辺陽子著『養子縁組の社会学: 〈日本人〉にとって〈血縁〉とはなにか』 野辺陽子
2019.06.19 Wed
野辺陽子さんの『養子縁組の社会学』が、「福祉社会学会」で2019年度「福祉社会学会学術賞」を受賞しました! 近年、血縁によらない親子関係が「新しい家族のかたち」として注目を浴びています。それは、血縁親子の閉鎖性や排他性が意識されるようになってきたからです。例えば、血縁親子では、親(主に母親)が育児を抱え込まされることで、育児ストレスや児…
タグ:本
-
小林エリコ著『わたしはなにも悪くない』 あなたはなにも悪くない、というメッセージ 安藤聡
2019.06.04 Tue
酒を飲んでは荒れる父親の顔色をうかがう機能不全の家族環境で育ち、学校ではいじめにあい孤立、進みたかった美術への道も家族の理解を得られず断念。短大卒業後勤めた編集プロダクションでは、ブラックな作業環境とあまりの低賃金に絶望し、うつを発症し自殺をはかる。 未遂に終わるも精神疾患者として精神病院の閉鎖病棟へ入院。回復して退院、生活保護を受けな…
タグ:本
-
沼崎一郎著『「支配しない男」になる-別姓結婚・育児・DV被害者支援を通して』 政治的なことは(男にとって)個人的である 沼崎一郎
2019.06.04 Tue
本書に収録した論考は、夫婦別姓や育児やDVを自分自身の「個人的なこと」として受け止め、積極的に関与するなかで、「性/性別による差別と搾取と抑圧とを終わらせようという運動」に貢献しようとする一男性の立場から、「政治的なこと」を改めて学問的にも問い直そうと試みたものである。 序では、私が夫婦別姓、育児、DV被害者支援に関わるようになった経…
タグ:本
-
信田さよ子著『「性」なる家族』 力関係としての「性」をカウンセリングの現場から読み解く 信田さよ子
2019.05.28 Tue
性虐待の問題は裁判判決の問題として近年注目を浴びている。本書では夫婦間の性(不妊治療、高齢者の性)をはじめとして、性暴力(痴漢、セクハラ)や性虐待の背景などをカウンセリングの経験に立脚して述べた。 書き進めるほどに、性暴力はもっともプライベートな問題でありながら、構造としては驚くほど国家の暴力と似ていることに気づかされた。とかく…
タグ:DV・性暴力・ハラスメント / 本
-
松永美穂著『アルプスの少女ハイジ』 「クララが立った」だけじゃない 松永美穂
2019.05.27 Mon
ひょんなことから、テレビでハイジの話をすることになった。ハイジといえば、スイスの山から大都会フランクフルトに連れていかれ、ホームシック&夢遊病になった少女である。その後、山に戻されて元気になるが、今度はフランクフルトから足の悪いクララがやってきて、ハイジの励ましを受けて奇跡的に歩けるようになる。まあ、だいたいそんなストーリーが思い浮かぶ…
タグ:本











