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井上輝子「日本のフェミニズムーー150年の人と思想」 2021年夏急逝した井上輝子の遺著◆満田康子(元有斐閣編集者)
2021.12.05 Sun
●突然の電話 「来年の3月の私の誕生日には刊行したいの」と晴れ晴れとした声で井上輝子さんから電話をいただいたのは、2021年の6月半ばだった。今までの仕事は全部終えたので、これからは自分の仕事に専念すると言われた。「3月刊行なら遅くても11月末には完成原稿をお願いします」というお願いに「えー!? なんとかがんばるわ」と笑いながら言われた。…
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アルテイシア著『フェミニズムに出会って長生きしたくなった。』 ◆羽賀千恵
2021.10.01 Fri
『「私はフェミニストじゃないけど」と前置きして「でも性差別には反対です」と言う人を見ると「いやそれフェミニストやん?」と思う。そんな私も、かつてはフェミニストと名乗ることに抵抗があった。 フェミニズムを専門的に学んだわけじゃないし、なによりフェミニストと名乗ると引かれたり、ネガティブなレッテル貼りをされるのが嫌だったからだ。 でも45…
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ローラ・レーン , エレン・ホーン 著 颯田 あきら 訳『シンデレラとガラスの天井――フェミニズムの童話集』 “詠み人知らず”の物語は、いつ語り直されたっていい◆書籍編集者K
2021.09.08 Wed
「眠ってる姫に知らない男が勝手にキス? とんでもない」エージェントからの新刊案内にあったこの一文で、この本の邦訳絶対出そう、と思いました。 シンデレラ、人形姫、眠り姫、赤ずきん、ラプンツェルetcといった長く語り継がれてきた古典童話を「女性視点から」新しく語り直した著者は、アメリカ人コメディ作家の女性2人組。文芸誌への寄稿もしつつ、この…
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池松玲子著『主婦を問い直した女性たち――投稿誌『わいふ/Wife』の軌跡にみる戦後フェミニズム運動』 ◆池松玲子
2021.02.13 Sat
本書は、投稿誌『わいふ』(2006年に『Wife』に変更)の活動に着目し、高度成長期以降の日本社会で、主婦と呼ばれる女性たちに主婦というあり方を相対化するメッセージがいかに伝えられたかを明らかにすることで、戦後フェミニズム運動に新たな視点を示しました。 『わいふ』は興味深いミニコミです。このWANのサイトの「ミニコミ図書館」でも、創刊…
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おすすめの2冊『世界を動かす変革の力~ブラック・ライブズ・マター』『99%のためのフェミニズム宣言』 新しいリベラルの風◆竹信三重子
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連続エッセイ「全国女性史研究交流のつどい」報告集全12回収録に寄せて③ 米田佐代子(女性史研究家 「らいてうの家」館長)
2020.12.05 Sat
「つどい」報告集のミニコミ図書館収蔵 ひょんなことからミニコミ図書館の活動に参加、このたび1977年から2015年までの38年間に12回開かれた「全国女性史研究交流のつどい」の報告集をデジタル化して収蔵することができました。この「つどい」は統一した組織も決まりもなく、「つどい」終わってから次の開催地を決めるのに苦労しながら東京、神奈川、…
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ジョアン・C. トロント・岡野八代著『ケアするのは誰か?』――ケアされる者たちによる、ケア関係のための、ケアする社会へ 岡野八代
2020.10.21 Wed
わたしのフェミニストとしてのバックボーンにある問いは、〈女性に対する抑圧の元凶はなにか〉、という問いです。それは、第二波フェミニズムの興隆の中での葛藤に起源をもっています。その意味で、わたしがこの20年取り組んでいる問いとは、すでに上野千鶴子さんが『家父長制と資本制』のなかで、問いかけた問いから一歩も前に進んでいないのかもしれません。 と…
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Ueno-Sensei, Would You Teach Me Feminism from Scratch? -- Book Introduction