本
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静岡女性史研究会著『しずおかの女たち 第10集』 大塚佐枝美
2019.03.11 Mon
地域に生きた女性たちを綴り続けて42年。第9集を2016年に発行し、3年が経ちました。 第10集では、「私たちの現在を問う―女性の活躍とは?」をテーマに歴史を遡ってみました。2017年.12月4日に行われた加納実紀代さんの講演『私たちの現在(いま)を問う―女性の活躍とは?』を特集といたしました。2月22日にお亡くなりになった加納実紀代さん…
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木地雅映子著『ねこの小児科医ローベルト』 真夜中に、子どもの具合がわるくなった時、来てほしかったヒーローを書きました 木地雅映子
2019.03.08 Fri
「病気にかかってつらそうな子ども」を見るのは、つらいものです。 それがまだ幼い自分の子で、寒い冬の真夜中だったりしたら、なおさらです。 お世話をする手が足りなくて、てんてこまいになっていると、自分のことまでかわいそうになってきて、じわじわと泣きたくなります。 ましてや、「だいじょうぶだよ」って言って安心させてあげたくとも、本当にだいじょう…
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安積遊歩・安積宇宙著『多様性のレッスン』 小さな声に寄り添う 中野葉子
2019.02.27 Wed
2016年7月26日、神奈川県相模原市の大規模障害者施設「津久井やまゆり園」で、元職員による入所者殺傷事件が起きました。19名が亡くなり、負傷した人は27名にのぼりました。 報道では被告の動機がクローズアップされましたがその一方で、次のような思いをもつ人もいました。 「やまゆり園事件のあと、車いすを使っている自分のことを、みんなもじつは厄…
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明良佐藤著『大工の明良、憲法を読む』 70代の大工とともに、憲法を読もう! 雨宮由李子
2019.02.21 Thu
東京に生まれ、40歳にして栃木で自宅をつくりながら生活する大工、明良佐藤。 経歴も名前も一風変わった彼が紡ぐ、今までにない憲法論です。 著者は幾度となく「びっくり!」しながら、「若い君たち」に向けて日本国憲法の大切さを力強く説きます。中高生でも読めるようにとの配慮から、易しい言葉遣いで綴られています。とはいえ内容はかなり本格的。 上野千…
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細川貂々著『『生きづらいでしたか?』 ネガティブで生きづらい自分の助け方 吉田真美
2019.02.19 Tue
ずーっと生きづらくてしんどくありませんでしたか? 著者の細川貂々さんは、母親から「あなたは何もできない子だからお母さんが全部やってあげる」「人に妬まれないようにネガティブな自分を演出して生きなさい」と言われて育ちってきました。お母さんに言われたとおり、うれしい時、楽しい時も否定して生きてきた貂々さんは、やがて大人になってから、「私なん…
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安積遊歩著『自分がきらいなあなたへ』 「自分を好きになれない」ことに向き合うということ 中野葉子
2019.02.17 Sun
上野千鶴子さん推薦! 「生まれてきてよかった、は子どもから親への最大の贈り物。 遊歩さんはそれを贈り、受け取った」 本書は、自分が大きらいだった著者が、自分を好きになるまでの道のりをつづった自伝エッセーです。 著者の安積遊歩さんは生まれつき骨が弱く、車いすで生活しています。 「だれもが地域で自立して生活できる社会」をめざし、差別や排除…
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