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100分de名著フェミニズム「女であること」を基点にする(旅は道草・162)やぎ みね
2023.07.20 Thu
NHK「100分deフェミニズム」(Eテレ2023年1月2日放送)が、加藤陽子・鴻巣友季子・上間陽子・上野千鶴子著『別冊NHK100分de名著フェミニズム』(NHK出版 2023年7月)として発行された。早速、買い求めて読む。番組で語られなかった内容も採録されているのが、うれしい。 わくわく、ドキドキしながら一気に読み進める。4人の…
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旅は道草
連続エッセイ
タグ:本 / ジェンダー / 上野千鶴子 / 女性差別
あとや先き(旅は道草・161)やぎ みね
2023.06.20 Tue
2年前の6月7日、母が97歳と9カ月で旅立った。5月末、母の三回忌を西陣の興徳寺で無事に終えた。お住職は読経のあとの法話で、蓮如上人と一休禅師の極楽浄土をめぐる「とんち問答」を語られ、クスリと笑いを誘われた。熊本から父方の従姉妹も来てくれて、ゆっくり母のことを話し合えてよかった。その3日後の6月10日は数年前に五十回忌を終えた、57歳…
タグ:本 / 戦争 / 家族 / 戦争責任 / 母と娘
介護保険はありがたい。だが、そのゆくえは?(旅は道草・160)やぎ みね
2023.05.20 Sat
5月連休の一日、孫娘の十三参りに向かう。金閣寺横の写真館で撮影の後、車で嵯峨野の広沢池を迂回して嵐山まで。渡月橋の先の虚空蔵法輪寺へ参詣する。 古来より「嵯峨の虚空蔵さん」と親しまれ、数え年十三歳に成長した男女が知恵と福徳をおさめ、成人の儀礼として法輪寺に参拝するのが京都の古い習わしだとか。 法輪寺は和銅6年(713年)、行基菩薩…
タグ:高齢社会 / 本 / 介護保険法
卒業と入学の春、そして長崎の旅へ(旅は道草・159)やぎ みね
2023.04.20 Thu
3月の終わりは孫娘の卒業式。小学6年生総勢178名、華やかな着物と袴の女の子たち、羽織袴の男の子もいて、なんだか京都風の卒業式だなあと思う。 式の始まりは、壇上に「日の丸」、起立を促されて「君が代」斉唱。もちろん私は不起立を選ぶ。たった一人、黙って座っていた。 はるか昔の1986年、今は廃刊になった『朝日ジャーナル』に「京都報告…
タグ:旅 / 平和 / 戦争 / 長崎
弥生・三月、春なのに(旅は道草・158)やぎ みね
2023.03.20 Mon
3月5日の日曜日、96歳になる叔母が、熊本の実家からもってきた、百年前の能舞台のお雛さまと塗りの小物を片づけていたらしい。転んだわけではないが、ちょっと腰をひねったのか、椅子に座って腰が痛いという。お昼の支度をして、食後、ポータブルトイレで用を足すのを手伝うが、やはり動くと痛いらしい。 日曜日で、お医者さんもお休み、娘と孫も買い物…
タグ:高齢社会 / 本 / 平和 / 戦争
語り得ない過去を、語り得るようになるまで -大娘(ダーニャン)たちへの「オーラルヒストリー」の試み(旅は道草・157)やぎ みね
2023.02.20 Mon
久しぶりに、コロナ禍で途絶えていた読書会が開かれた。テキストは上野千鶴子・蘭信三・平井和子編『戦争と性暴力の比較史へ向けて』(岩波書店、2018年)。当番を迎えて、第10章「戦時性暴力被害を聞き取るということ-『黄土の村の性暴力』を手がかりに」(蘭信三)を担当した。 この章は、石田米子・内田知行編『黄土の村の性暴力-大娘たちの戦争…
タグ:本 / 戦争 / 中国 / 戦時性暴力 / 女性と戦争
一日一日を大事に、自分を生きる(旅は道草・156)やぎ みね
2023.01.20 Fri
予期せぬ入退院からひと月が経ち、年末のおせちづくりを終え、いつものように、みんなで無事にお正月を迎えることができてホッと一安心。 数の子、たらこ、海老のつや煮、昆布巻き、蛤、田作り、牛肉のしぐれ煮、黒豆、大根と人参の柿なます、人参の甘煮、たたき牛蒡、筑前煮、金時芋の栗きんとん、紅白蒲鉾、だし巻、厚焼き卵、ロースハム、焼き豚。そして…
タグ:くらし・生活 / 身体・健康 / 食 / 映画 / 本
予期せぬ緊急入院と5日後、無事退院の顛末(旅は道草・155)やぎ みね
2022.12.20 Tue
金曜日の夜9時頃、お風呂から上がってパジャマに着替えたら急に息が苦しくなり、ソファに倒れ込んで、一瞬、気が遠くなった。「このまま旅立てたら、楽でいいな」と思っていたら、遠くから娘の声が聞こえてきた。同じマンションに住む男友だちが横で血圧計を測っているようだ。 「血圧と酸素量が、かなり低い。救急車を呼ぼう」という声が聞こえてきた。「…
タグ:身体・健康 / 高齢社会
旅する少年/旅する青年/旅の醍醐味(旅は道草・154)やぎ みね
2022.11.20 Sun
12歳の少年が一人、旅に出る。初めての一人旅は1973年11月、京都駅から東海道本線で東京へ。中央本線で塩尻を経由して名古屋へ。関西本線、紀勢本線、阪和線から大阪天王寺、環状線、東海道本線を回って京都駅まで。子ども料金2590円。 1970年代に終わりを告げるSL(蒸気機関車)に乗り、学校が休みになると少年は日本中を旅する。黒川創…
タグ:旅 / 本
リブは今も生きている(旅は道草・153)やぎ みね
2022.10.20 Thu
あの時代、同じ思いを生き、どこかですれ違っていたかもしれない女たちの本を読む。「モナ・リザスプレー事件」の米津知子を追う荒井裕樹著『凛として灯る』(現代書館 2022・6・23)と、榛名山の山岳アジトで連合赤軍のリンチによって殺された遠山美枝子を描く江刺昭子著『私だったかもしれない ある赤軍派女性兵士の25年』(インパクト出版会 202…
タグ:本 / リプロダクティブ・ライツ / 学生運動 / ウーマンリブ / 中西豊子 / 優生保護法 / 米津知子
イベント情報
クレヨンハウス「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」第162回
03/29(土)10時00分〜
第46回 長野県保険医協会 定期総会 記念講演「あなたの老後
03/30(日)14時30分〜
展覧会 Chatterbox Ⅴ―4人で重ねるイメージと行為
03/31(月)11時30分〜
訪問介護報酬引き下げ撤回!ケアデモ 上野駅集合!
04/05(土)14時00分〜
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