本
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河村都著『ハッピーシニアの参考書』 シニア世代の応援書!生きることがラクになる 中野晴佳
2018.07.02 Mon
実は苦手なお付き合い、遠慮して言えない本音・・・。誰にでも心当たりがあるのではないでしょうか。 若いうちは友達同士で連れ立って、仲良しこよしも楽しいもの。 でも、いつまでもそれで大丈夫? 本書では、著者はこう語ります。 「女性は四〇歳を過ぎたら、一人で歩く方がかっこいい」 家族との別れ、自身の病など、年齢を重ねるにつれて一人で受け…
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酒井順子著『百年の女――『婦人公論』が見た大正、昭和、平成』 ここには女のすべてが詰まっている! 打田いづみ
2018.07.02 Mon
2016年、『婦人公論』は創刊1世紀を迎えました。 「婦人と言えども人である」などというフレーズが踊る大正5年以来、日本の女性たちとともに、激動の時代を歩んできた雑誌。 その1400冊余に上るバックナンバーに、人気エッセイストが挑んだのが本書です。 参政権やウーマン・リブといった女権拡張の歩みはむろん、大正の「非モテ」、女性タイピスト…
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森 暢平 ・河西 秀哉編『皇后四代の歴史: 昭憲皇太后から美智子皇后まで 』 皇后はいかに語られてきたか 永田 伸
2018.07.02 Mon
森 暢平 ・河西 秀哉先生による 『皇后四代の歴史: 昭憲皇太后から美智子皇后まで 』が発売です。皇后研究といえば、原武史先生が有名ですが、「天皇が生まれながらにしてあるものに対し、皇后はなるもの」であると言っています。 皇后の歴史から見えてくるものは、影響力の大きさです。英国をみれば明らかなように、皇室のシンボルの力は、実はその個人…
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もうひとつの「#Mee Too」または「#With You」の問い――茶園敏美著『もうひとつの占領―セックスというコンタクト・ゾーンから』 評者・米田佐代子
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司書の片思い #4~アンヌ・ヴィアゼムスキー『彼女のひたむきな12か月』DU BOOKS, 2016.7
2018.06.07 Thu
解説を目当てに買う本がある。 巻末のそのページが待ちきれなくて、本編より先に読んでしまうこともある。 それほどに、誰かの「読み」を読むことはたのしい。 作品への手放しの賛辞、読後のひそやかな興奮、著者と気のおけない仲ならば、多少の毒気。 気持ちのこもった解説は、本編を背後から輝かせる。 アンヌ・ヴィアゼムスキー『彼女のひたむきな12か月…
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