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『昭和史』を読む(旅は道草・139)やぎみね
2021.08.20 Fri
この夏の暑さと、どうしようもなくダメな政権と、あんなに反対しても開催されてしまった見たくもないオリンピックと。ああ、鬱陶しい。気分転換をしようと、今年1月に亡くなった半藤一利著『昭和史』全3冊に挑戦した。 『昭和史』(1926~1945)『昭和史 戦後篇』(1945~1989)『世界史のなかの昭和史』(平凡社刊)、546頁、612頁…
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旅は道草
連続エッセイ
タグ:憲法・平和 / 本 / 戦争 / 戦争責任 / やぎみね
時の流れに、私的「戦後」体験を乗せて(旅は道草・134)やぎみね
2021.03.20 Sat
春三月、お雛さまを飾った。母の実家からやってきた100年前の能舞台の翁と、50年前に娘に贈られた京雛と。お公家さんのならいで京都では向かって左が女雛、右に男雛が並ぶ。今年もまた、春を運んできてくれた。時の流れは、ほんとに速い。 それにしても、もう戦後75年も経つんだ。先日、「わたしのイチオシ」で紹介した、蘭信三・小倉康嗣・今野日出…
タグ:記憶 / 戦争 / 家族 / 歴史 / やぎみね
人と人をつなぐ、不思議な本の世界(旅は道草・129) やぎみね
2020.10.20 Tue
少し涼しくなり、山積みの本を整理しようと思い立った。本棚の奥に隠れていた一冊の分厚い本を見つけた。「ん? この本、読んでなかったっけ」「早く読んで!」と、声が聞こえたような気がして、読み始めたらもうやめられない。血湧き肉躍る、壮大なスケールの伝記だった。 中薗英助著『鳥居龍蔵伝 アジアを走破した人類学者』(岩波書店 1995年3月)。…
タグ:本 / 戦争 / 中国 / やぎみね
長谷川啓編『原爆作品集「屍の街」』――今なぜ大田洋子の原爆文学か ◆長谷川啓
2020.09.12 Sat
大田洋子は原爆の語り部でもあるにもかかわらず、今ではあまり知られていない。 戦後75年にあたって、反戦/核兵器廃絶を願い終戦日に刊行を目指した小鳥遊書房の企画に賛同して、私は『大田洋子原爆作品集』を編集し解説を付した。 1945年8月6日に洋子は広島で被爆し1963年に他界するまで、当事者の立場から原爆を告発しつづけた作家であった。…
著者・編集者からの紹介
タグ:憲法・平和 / 本 / 戦争 / 女性と戦争
孫世代に打ち明ける戦争 ちづこのブログNo.135
2020.04.29 Wed
最近、戦時中はどうだったんだろうか、とよく考えます。コロナ禍の記憶は、どのように継承されていくのでしょうか。 少し旧聞に属しますが、朝日新聞北陸版「北陸六味」という連載コラムに書いた一文を。 ****** 孫世代に打ち明ける戦争 この夏もまた、敗戦の記憶をめぐる報道のあれこれが登場した。 ここ数年の新しい動向は、これまで語られた…
わたしのイチオシ
ブログ
タグ:戦争 / 上野千鶴子 / 女性と戦争 / 戦争後遺症
「あの時代」を繰り返さないでほしいから(旅は道草・123) やぎみね
2020.04.20 Mon
5年前に出版された、池田浩士著『ヴァイマル憲法とヒトラー 戦後民主主義からファシズムへ』(岩波書店、2015年6月18日)を再読し、著者は「今を予見していたのかもしれない」と思った。いや、すでに「あの時代が始まりつつある」と、読み進むうちに背筋がゾクッとする思いがした。 本書の略年表Ⅰ、Ⅱ、Ⅲから拾ってみる。 1914年7月 第一次…
タグ:戦争 / やぎみね / ファシズム
聞く、語る、伝える――戦争にNoを(旅は道草・114) やぎみね
2019.07.20 Sat
7月13日・14日、待ちに待った「ふぇみん泊まってシンポin岡山」にいってきた。記念講演は、WANのお仲間・岡野八代さん。「改憲とジェンダー――怒りの生まれる社会を変えよう」と、9条(誰も犠牲にしない)と24条(あらゆる個人の尊厳)が、なぜつながるのかを語る。 現行憲法と自民党「改正」憲法案の比較を見る。第二章 戦争放棄。第9条1 …
タグ:憲法・平和 / 戦争 / 岡野八代 / 女性と戦争 / 憲法改正 / やぎみね / 日本国憲法
「時」を止めるな――天皇代替わり「令和」に異議あり!(旅は道草・112) やぎみね
2019.05.20 Mon
中国語で「Lei wa」とは「累哇」(うんざり、ああ疲れた)という意味だとTwitterで誰かが呟いていた。「令和」なんて、うんざり、見たくも聞きたくもない、使いたくもない。時を「元号」なんかで区切るな、勝手に時間を止めないで。 というわけで4月27日、エルおおさかへ「天皇代替わりに異議あり!関西集会」にゆく。「私たちは、退位・即位…
タグ:憲法・平和 / 戦争 / 戦争責任 / 天皇制 / やぎみね
よき人々との出会い(旅は道草・107)やぎみね
2018.12.20 Thu
いつものように喫茶店の片隅で本を読む。古川佳子著『母の憶い、大待宵草 よき人々との出会い』(発行・白澤社 発売・現代書館 2018年3月)。 卒寿を超えた古川さんとは「ふぇみん・婦人民主クラブ」の総会で、ときたまお会いする。おっとりと静やかな古川さんの、「語り」のような、そしてなにより「自由を奪うものへの抗い」を描く文章に、読んで、…
タグ:本 / 戦争 / 反戦 / やぎみね
あっぱれな面(つら)だましいの書き手 ―加納実紀代『「銃後史」をあるく』 ◆評者 江刺昭子
2018.12.19 Wed
書 名 「銃後史」をあるく 著 者 加納実紀代 出版社 インパクト出版会 刊行日 2018年11月 定 価 3000円+税 30年ほど前のある会合で、パネラーとして加納実紀代さんと席を並べたことがある。彼女の発言の番になり話し始めたとたん、長テーブルががたがたと揺れ、わたしは思わずテーブルをおさえた。言葉は明瞭でパワフル。困難な問題にも…
タグ:戦争 / 女性と戦争
イベント情報
わたしたちの〈はて?〉~ 女性の生きづらさ はどこからくるの
11/24(日)10時00分〜
ウィメンズ・アカデミー in 明石 めざせ!女性リーダー
クレヨンハウス「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」第158回
働く女性の人権センターいこ☆る 秋の講座
11/24(日)14時00分〜
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