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「ムスリム女性の抑圧」や「ムスリム女性の権利」をめぐるポリティクスを問う――『ムスリム女性に救援は必要か』 嶺崎寛子
2018.10.02 Tue
イスラーム世界では女性は学校にも自由に行けず、ヴェールを被らないと外出できず、一夫多妻や夫の暴力に苦しめられていて、時には名誉の名のもとに殺されてしまう。それほどにムスリム女性は虐げられている…こうしたイメージは日本でも広く共有されている。ムスリム女性は抑圧されている、ムスリム女性の権利は侵害されている、云々。(そういえば云々をでんでん…
タグ:本
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後藤太輔著『フィギュアスケートとジェンダー——ぼくらに寄り添うスポーツの力』 ジェンダーギャップランキング114位の日本で、2020年東京オリパラをどう迎える? 山田亜紀子
2018.06.02 Sat
フランスのデザイナー故イブ・サン=ローランはアルジェリア戦争で徴兵され「男らしさ」を求められた。それに答えられなかった彼はうつ病を発症し除隊、精神病院へ収容され、以降薬物依存に苦しめられることとなった――。 くまのプーさんのティッシュカバーをリンクに持ち込む羽生結弦に熱狂し、出場選手各国の国旗を競技会場に持参するスケオタ。「カワイイ…
タグ:本
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ジョーン・C ・ウィリアムズ著 『アメリカを動かす「ホワイト・ワーキング・クラス」という人々』 ーーートランプを支持する白人労働者層は本当に無知なのか 八鍬しのぶ
2018.01.22 Mon
世界に衝撃を与えた2016年アメリカ大統領選挙でのトランプの勝利。彼の大躍進を支えた中心層は、白人の労働者たちでした。メディアや知識人層は、彼らを「無知でポピュリズムに踊らされている人々」だと批判しましたが、実はそれほど単純ではなかったのでした。 著者のジョーン・C・ウィリアムズが、トランプ勝利の背景として白人労働者層のメンタリティを…
タグ:本
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佐藤文香・著『軍事組織とジェンダー』、訳『兵士とセックス』 茶園敏美
2017.10.30 Mon
長い間、自衛隊研究にジェンダーの視点はなかった。日本のフェミニズムでも、軍隊ではない自衛隊の女性を論じることを警戒してきた。佐藤文香さんは、これまで日本の研究者がタブーとしてきた領域に踏み込んだひとである。そのすぐれた研究成果は、『軍事組織とジェンダー――自衛隊の女性たち』(慶応義塾大学出版会、2004年)である。 11年後の2015…
タグ:慰安婦 / DV・性暴力・ハラスメント / 憲法・平和 / 本 / DV
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2017.02.21 Tue
2014年の都議会本会議で発生した「セクハラやじ」騒動。 待機児童問題、晩婚化や晩産化、地方出身の母親たちが多く近所に頼れる人がいないなど、東京都には多くの女性ならではの課題があります。これらの壁にぶち当たった世代の働く女性の代表として少しでも東京をよくしたいと議員になりました。しかし、議員になってみて納得。「女性が働く」ことに本音では…
タグ:DV・性暴力・ハラスメント / DV
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2016.05.23 Mon
私たちは、だれもが個人である。しかし、私たちは、個人であるために、他者からの支えを必要とする。「ケア」をめぐって、フランス哲学の中枢を担う著者が、社会国家と市民社会との関連を構想する。 ファビエンヌ・ブルジェールの著書の邦訳として、「ケアの倫理ーネオリベラリズムへの反論」(白水社クセジュ文庫、2014年2月)に続いて、風間書房より2016…
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