エッセイ
- 連続エッセイから探す
- シリーズから探す
- フリーワード・期間から探す
-
連続エッセイ
やはり気になるこ..
「お母さんの味」はおいしいですか(やはり気になることば・94) 遠藤織枝
2023.12.01 Fri
渋谷のデパ地下の総菜屋に大きく書かれていました。その店の3つの特徴だそうですが、「ひとつ 地元の新鮮な野菜を使っている、ふたつ お母さんの味、みっつ この店の中で全部調理している」、という内容でした。 お母さんの味にひっかかりました
-
旅は道草
連続エッセイ
台湾満腹「おいしい!」と「ほろ苦さ」と 『台湾漫遊鉄道のふたり』(旅は道草・166)やぎ みね
2023.11.20 Mon
1938年、長崎の女性作家・青山千鶴子(モデルは林芙美子とされる)は、日本統治下の台湾総督府と台中の日本人婦人会に招かれ、講演旅行に旅立つ。「「食いしん坊」という名の妖怪みたいなものよ」という千鶴子は、その妖怪を、料理の腕と歴史や文学
-
連続エッセイ
個人的なフェミニ..
個人的なフェミニズムーそこにあった、やわらかい政治⑤交差する文脈の中を生き抜くための知 荒木菜穂
2023.11.16 Thu
今月の更新は、2020年7月に、「国会議員の科研費介入とフェミニズムバッシングを許さない裁判(略称:フェミ科研費裁判)の支援の会ニューズレターに、「シリーズ 知とわたし」のひとつとして書いたものを、許可を得て転載させていただく文となります。
-
連続エッセイ
オランダ移住の記
オランダ移住の記 ―オランダで参加しているコミュニティ「トランスジェンダーとポリアモリー」― Sami
2023.11.10 Fri
10月に入りオランダの短い秋を感じたと思ったら、もう冬になっていました。 最低気温はだいたい8度、最高気温はだいたい12度くらいで、 日の出は朝8時ごろ、日の入りは夕方17時頃という感じです。 天気も一日の中で、晴れ、雨、曇り、雹、また晴
-
連続エッセイ
乳がんという旅で..
乳がんという旅での出会い in フィリピン 第8回 病気ではなく、成長にフォーカスする
2023.11.05 Sun
ディナに勧められ、がん治療の経験が豊富というエネルギー・ヒーリング専門家のコンサルテーションを受けることになった。 ディナによると、その方はモニさんといい、「オーストリア人で、私の家のすぐ近くに住んでいる。彼女はサイキック(霊能のある人)」
-
ブログ
2023.11.03 Fri
中国で上野ブームだという。すでにわたしの著書の7冊が翻訳され、どれもベストセラーになった。とりわけ昨年9月に翻訳が刊行された鈴木涼美さんとの往復書簡『限界から始まる』は若い女性の共感を得て、中国最大の書評サイトでブック・オブ・ザ・イヤーに
-
連続エッセイ
やはり気になるこ..
短いライフストーリーをひとつ(やはり気になることば・93)遠藤織枝
2023.11.01 Wed
9月に親友の加藤美枝さんを喪い、失意に暮れています。 美枝さんは、マスコミで取り上げられるような華やかな活動家ではありませんでしたが、地域にしっかりと根を下ろして、こつこつと自分の信じる道を歩き通した、かけがえのない友だちでした。市井
-
ブログ
2023.10.27 Fri
「函館宣言」をご存じだろうか? そりゃ、知らんやろ。 7月14日、北海道・函館で開催された日本消化器外科学会第78回総会の特別企画「不可視化されたジェンダーバイアスを明らかにする~消化器外科領域の男女共同参画の真の実現に向けて~」の会場で理
-
連続エッセイ
助けてが届かない..
①「ヤングケアラー」なんて言うんじゃねぇ!(><) 元ヤングケアラー・医師 かにゃんこ
2023.10.23 Mon
ちす。 「かにゃんこ」です。 二年目の医師です。 うちは、いわゆる「ヤングケアラー」と呼ばれる10代を過ごしました。しんどいコトも多かったけれど、親が悪いんじゃないと思ってマス。 手助けのない社会を変えたいです。だからこの連載をすることにな
-
旅は道草
連続エッセイ
『ラジオと戦争』新しい戦前がやってくる?(旅は道草・165)やぎ みね
2023.10.20 Fri
すごい本を読んだ。大森淳郎著『ラジオと戦争 放送人たちの「報国」』(NHK出版、2023年6月25日)。9月末、もう3刷だ。「『仕方がなかった史観』に与しない」と評する加藤陽子さんの書評(毎日新聞2023年8月26日)を読み、「この本は
-
アートトピックス
新作映画評・エッ..
2023.10.18 Wed
2022年フランスの年間興行成績No1(国内映画) 監督・脚本:オリヴィエ・ダアン 主演:エルザ・ジルベルスタイン 140分 カラー 2022年10月12日フランス公開 2023年7月28日日本公開 1970年代のフランスで繰り広げられ
-
2023.10.17 Tue
今月2日、歌舞伎座を訪れた。歴史的瞬間に立ち会いたいと思ったからである。 今月の歌舞伎座は「錦秋十月大歌舞伎」、その昼の部で上演されるのが『文七元結物語』。山田洋次監督の脚本・演出により、新たな構想で上演される人情喜劇であり、寺島しのぶさん
-
連続エッセイ
個人的なフェミニ..
個人的なフェミニズムーそこにあった、やわらかい政治④結局なんやねんフェミニズム&第三波フェミニズムの思い出 【後編】 荒木菜穂
2023.10.15 Sun
日本の第三波? さて、日本では、本格的な第三波フェミニズムは起こらなかったという見解もありますが、海外で目立つある活動にたいし、日本ではそれらはなかった、という言い回しがしばしばなされることがあります。たしかに、そういった気運が高まりにくか
-
陽の当たらなかっ..
連続エッセイ
フランギス・アリ-ザディ(陽の当たらなかった女性作曲家たちⅣ-9) 石本裕子
2023.10.15 Sun
第4シリーズ第9回は、アゼルバイジャン出身、フランギス・アリ-ザディ(Franghiz Ali–Zadeh )をお送りします。1947年、カスピ海に面した首都バクーに生まれ、後年はトルコでの生活を経て、現在はドイツのベルリンとアゼルバイジ
-
連続エッセイ
河野貴代美のボス..
ボストン便り
ボストン便り no.13:「ボストンの近郊、ベッドフォードで歴史の軌跡を楽しむ」ゴーシュ晶子
2023.10.12 Thu
ゴーシュ晶子 プロフィール ボストンで不動産エージェントを自営。日本からおいでになる方が到着してからなるべく早く本来の目的に取り組めるように「ジャンプ・スタート・ボストン」と称して家の紹介だけでなく、生活立ち上げのサポートも提供している。
-
連続エッセイ
乳がんという旅で..
乳がんという旅での出会い in フィリピン 第7回 人生最悪と思った時が転機
2023.10.05 Thu
退院から1週間後、採取したがん細胞の分析結果とそれをもとにした今後の治療方針を聞きに、腫瘍内科医パトドゥ先生のところへ行った。 一口に乳がんといっても、実は様々な種類(サブタイプ)があり、「何によってがん細胞が増殖するか」で治療方針が分かれ
-
連続エッセイ
やはり気になるこ..
バランスという美名に騙されないで(やはり気になることば・92) 遠藤織枝
2023.10.01 Sun
ある研究プロジェクトの人選をめぐる小さな話です。 ある研究組織の中で、ジェンダー平等を目指す数人の女性たちが、ジェンダー不平等の実態を様々な角度から掘り下げてみようと、共同研究のチームを作ろうとしました。自分たちの身の回りの、例え
-
旅は道草
連続エッセイ
「ぼくたちの哲学教室」北アイルランドの小学校の試み(旅は道草・164)やぎ みね
2023.09.20 Wed
夏の終わり、いいドキュメンタリー映画を観た。「ぼくたちの哲学教室」(原題:YOUNG PLATO、2021/アイルランド・イギリス・ベルギー・フランス)。 北アイルランド、ベルファストのアードイン地区に位置するカトリック系ホーリーク
-
陽の当たらなかっ..
連続エッセイ
エルス・シュミッツ・ゴーア(陽の当たらなかった女性作曲家たち Ⅳ-8) 石本裕子
2023.09.15 Fri
シリーズIV 第8回はエルス・シュミッツ-ゴーア(Else Schmitz-Gohr) をお送りします。1901年にドイツのケルンに生まれ、同地で1987年に亡くなりました。姉妹にはバイオリニストで歌手だったRia、叔父には高名な指揮者の
-
連続エッセイ
個人的なフェミニ..
個人的なフェミニズムーそこにあった、やわらかい政治③結局なんやねんフェミニズム&第三波フェミニズムの思い出 【前編】 荒木菜穂
2023.09.10 Sun
今さらですが、時々フェミニズムって一体なんだろう、と考えることがあります。というのも、フェミニズムって・・・に続く言葉が、時として相反するような、矛盾するように思えることがあるからです。そうなると、自分ってフェミニストなんだろうか、もしかし